映画ファンならずとも、名前だけは知っている「スター・ウォーズ」。最新作は、なんと3Dアニメです。原作、そして総指揮を執るのはもちろん「スター・ウォーズ」の産みの親、ジョージ・ルーカス。これまでの作品で語りきれなかったことの一部をアニメーションにして発表したいと、かねてから熱望していたそうで、本作は「エピソード2/クローンの攻撃」と「エピソード3/シスの復讐」の間のエピソードにあたる「クローン戦争」をモチーフにしたものです。 銀河系を大混乱に陥れたクローン戦争のさなか、ジェダイ騎士のアナキン・スカイウォーカーは、パダワン(ジェダイ騎士の候補生)のアソーカ・タノと共に重要な任務に駆り出されます。優れたフォースを駆使して分離主義勢力の軍と戦い続けるのですが、その途中で彼らは悪名高いジャバ・ザ・ハットにかかわりのある何かに出合います。一方、前線ではオビ=ワン・ケノービと、ジェダイ・マスターのヨーダが、クローン軍を率いて邪悪な陰謀から共和国を守るために戦闘を続けるのですが……というのが簡単なあらすじ。と言いつつ、実はわたくし、「スター・ウォーズ」マニアにはほど遠いため、なかなか話に入り込めず、見終わった後は何の感動もなかった、というのが正直な感想です。 この作品はすでに2Dアニメとして、テレビのアニメ専門チャンネル「カートゥーン・ネットワーク」で放映されていることもあり、映画館には小学校にも上がらないくらいの子供もちらほらいました。だけど英語もわかりやすいとは思えなかったし、ほぼ全編を通して戦闘シーンだし、個人的には子供がこの映画を見て楽しめるとは正直思えなかった次第です。でも、ぐずり出すような子供の声は聞こえなかったので、子供は子供なりに見応えがあるのでしょうか!? ストーリーとは直接関係ありませんが、実写版でサミュエル・L・ジャクソンが演じたメイス・ウィンドゥは、アニメ版でもサミュエル・L・ジャクソンのまんま(声優も本人)なのがすごかった! 私は、3Dアニメというものも初めて見たので、その動きの精密さにも驚かされました。「スター・ウォーズ」マニアなら、とりあえずおさえておくのはもちろん、アニメ映画の最前線を行く作品だということも間違いないでしょう。 |
コメントを書く