第25回 「Dawn of the Dead」 | |||
1978年に大ヒットした、ジョージ・A・ロメロ監督の本家本元ゾンビ・ムービーのリメイク版。ある日突然、誰もがゾンビになってしまい、逃げ場を失った数人の人間が(サラ・ポリー、ヴィング・レイムスなど)モールに立てこもる。異様な緊張感と、浮き彫りにされる人間の醜いエゴ。ゾンビにいつ襲われるかわからない非常事態の中でも、逃げ出す希望を捨てず、最後は残された力を合わせて脱出を図ろうとする。人間とゾンビとの終わりなき戦いである……。 私自身は、ホラー映画を怖がり過ぎることなく、普通に楽しめるほうだと思う。この映画の話をした時、「今まで観たホラー映画の中でいちばん怖かった!」と言う人が結構いたのに驚いた。「怖いのか?怖くないのか!?」と聞かれたら、寒気がしたとか、夜寝る時に思い出してしまうとか、“後からまた怖くなる”感じは、残念ながらなかった。 自分にとって最も怖かったシーンは、冒頭の子供ゾンビのシーン。ゾンビの数の多さと、ゾンビの走りの速さ(?)にはちょっとびっくりした。「ゾンビは、動物には興味がない」「ゾンビは、頭を撃たれた時だけ死ぬ」など、へぇ、なるほど~と学習しながら観ていた。ゾンビ映画としての名作であるということで、一部では、かなりの盛り上がりを見せているようだ。 | |||
石渕裕子 群馬県生まれ。2002年までインターネットの会社(川崎)で勤務。結婚を機に渡米し、シアトルへ。小学校勤務を経た後、現在はコンピュータ会社にて勤務中。 |
Dawn of the Dead
- 12/07/2020
- とれたて!映画レビュー
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