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Something’s Gotta Give

第30回 「Something’s Gotta Give」
出演:ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブス、ほか
監督:ナンシー・メイヤーズ
公式ウェブサイト:
www.sonypictures.com/movies/somethingsgottagive/site

サムシング
© Sony Pictures

会社の社長ハリー(ジャック・ニコルソン)が付き合う女性は皆、自分よりかなり年下の美女達。恋人のマリンの家で、心臓発作を起こし、しばらくそこに滞在することになったのだが、彼の世話をすることになってしまったのは、彼女の母親で、売れっ子劇作家でもあるエリカ(ダイアン・キートン)。最初はお互いに反発していたふたりだったが、惹かれ合う気持ちに気付き始める。しかし、回復したハリーは元の派手な生活に戻り、ふたりの距離は次第に離れて行く……。

アカデミー賞を受賞した「恋愛小説家」も記憶に新しい、ジャック・ニコルソンの主演恋愛映画。精力的で、年の割には子供の男性を、かわいらしく演じている。また、青年医師役で共演するキアヌ・リーブスは「マトリックス」以外の映画で久しぶりに見掛けたが、39歳と思えない若さ&爽やかさだ。

この映画を観た同年代の友人達が「これは必見! 女性達に元気を与える映画」と口々に言っていたが、50代が主役の恋愛映画でこんなに共感できるとは、正直思わなかった。素直に感情移入ができ、いつまで経ってもこんなかわいい女性でありたいと思った。

アメリカ人女性(男性もそうだと思うが)は、いくつになっても恋愛のチャンスを作るのが非常に上手だ。これが、彼らの若々しさを保つ秘訣なのだろう。

石渕裕子
群馬県生まれ。2002年までインターネットの会社(川崎)で勤務。結婚を機に渡米し、シアトルへ。小学校勤務を経た後、現在はコンピュータ会社にて勤務中。