第36回 「Dodgeball: A True Underdog Story」 | |||
落ちこぼれ達の集まるジム「アベレージ・ジョー」は、目の前にできた大手の「グローブ・ジム」に押され、経営危機に陥っている。ジムのオーナーであるピーター(ヴィンス・ヴォーン)は、ジムの存続を懸けて、ジムのメンバーと共にラスベガスで開催されるドッジボール大会に出場する。 ドッジボール……。この究極にマイナーなスポーツ(スポーツとして認識されているのかも不明)を選んだところからすでに笑える。またそのメンバー達の“こりゃだめだ”加減と、ベン・スティラー演じるグローブ・ジムのオーナー、ホワイトの頭の悪さ加減が中途半端でなく、さすが!という感じ。また、ふとした時に出て来る大物ゲストが意外な人ばかりで、ガンを克服して復帰したランス・アームストロング、大物アクション俳優のチャック・ノリスなど、画面に現れるたびに場内を沸かせていた。 ベン・スティラーの映画を今まで観ていて、コメディー映画としてはほとんどハズレがないように思える(最近の映画「Envy」はまだ観ていないが、残念ながらあまりいい評価が聞こえてこない)。今回も最高にばかばかしいものの、すっきり笑え、満足度がかなり高かった。彼の次回作を楽しみにしている。
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石渕裕子 群馬県生まれ。2002年までインターネットの会社(川崎)で勤務。結婚を機に渡米し、シアトルへ。小学校勤務を経た後、現在はコンピュータ会社にて勤務中。 |
Dodgeball
- 12/07/2020
- とれたて!映画レビュー
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