第39回 「King Arthur」 | |||
イングランドの王を、壮大なるスケールで描いたアドベンチャー&アクション・ムービー。5世紀から6世紀にかけて、ローマ帝国の崩壊により混乱の真っ只中にあったブリテン島で、サクソンと勇敢に戦った英雄アーサーと、彼の騎士達の伝説的な愛と武勇の物語である。 外人傭兵アーサー(クライヴ・オ-ウェン)は、ローマ帝国のために、連戦連勝の救世主として戦う。彼は、騎士道を貫き、自分の力におごることなく、民衆達のためにも危険をかえりみず敵に立ち向かう……。 歴史上の人物を描いた映画の際、必ずといっていいほど思うのが「これは確か、世界史の教科書に出てたような……。でも、やっぱり違うかなー」と、いらいらすることだ。名前の発音も難しく、余計に混乱してしまう。 久しぶりに、アクション・戦争もので主人公がハッピーエンドになる映画を観た。もっとも、映画は脚色されているが、元の伝説では、後々アーサーと結婚したグウィネヴィア(キーラ・ナイトレイ)と騎士のひとりであるランスロット(ヨアン・グリフィズ)の恋愛により、アーサー王国は崩壊の危機に陥るらしい。映画では唯一、戦闘シーンの時間が長過ぎたのが気になったが、私個人としては、いろいろなメディアに出ているレビューよりも★ひとつ多いくらいおもしろかったのではと思う。 | |||
石渕裕子 群馬県生まれ。2002年までインターネットの会社(川崎)で勤務。結婚を機に渡米し、シアトルへ。小学校勤務を経た後、現在はコンピュータ会社にて勤務中。 |
King Arthur
- 12/07/2020
- とれたて!映画レビュー
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