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The Aviator

第61回 「The Aviator」
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、アラン・アルダ、アレック・ボールドウィン、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセール、ほか
公式ウェブサイト:http://theaviatormovie.com

The Aviator

飛行家、変わり者、実業家、そして、ハリウッドの大御所として、世界有数の美人女優と浮き名を流したハワード・ヒューズの物語……。

取りましたね~、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞でのベストアクター賞。さすがはディカプリオさん。若かりし頃、彼に恋してたもんです、私も。そして彼の演技力、最高! ハワードの情熱と異常さを上手に演じてました。タイタニック以来かなぁ、こんなに素敵な彼を見たのは。とにかく「オーラがある人」を演じてました。飛行テストの時のハワードは特に、興奮。ほかのキャストも豪華なら衣装もゴージャス。昔はこんな帽子をかぶってたのねーって、ちょっと信じられない派手さだったけど(笑)。どの帽子のことなのかは映画を見ればわかります。

私が気になったのは、ストーリー冒頭にある、子供の頃のハワードと彼のお母さんのシーン。このシーンが彼のその後の人格形成などに関わっているような描写の仕方なのだけれど、このシーンにどんな意味があるのか、彼の母親がどんな影響を彼の人生にもたらしたのか、最後の最後までよくわからなかった。

また、ストーリーはハワードの1920~1940年代を映し出しているのだけれど、この映画は本当にその部分を切り取っただけというカンジ。この時代が彼にとって激動な時代だったからフォーカスしたのかもしれないけど、私的にはエンディングが欲しかった……。だって「この人はこんなことが人生の途中にありました」で終了されたら、「それで最後にはどーなったの?」って思いません? 「彼の最後はこんなカンジでした」で終わっても良かったんじゃないかしら。

 

おこげ:シアトル在住4年目。8月に大学を卒業したものの、まだ学生気分が抜けていない。コメディーや家族向け映画ばかり見てしまうお年頃(?)。
パー子:社会人1年目。数々の名言を残す偉大な人。「骨盤送ってもらったの」は名言中の名言。ちなみにどこかのパー子さんと違ってピンクの服は着ていません。