1960年代に大ヒットした、米ドラマ「Bewitched(奥様は魔女)」。今回の映画では、この番組のリメイク・バージョンに出演する俳優が主人公。 ウィル・フェレル演じる俳優のジャックは、どうしたら自分をより良く視聴者にアピールできるかを常に考慮し、自分の俳優業としての地位を不動のものにしたい男。そのために多少自分勝手な部分があり、彼の性格が番組を作る上で少なからず支障をきたしてしまうことも。そんな彼が今回抜擢されたのが、リメイク版「Bewitched」。軽はずみな彼の発言から決まった相手役のオーディション。しかし見つかるはずの相手役がいっこうに見つからず途方に暮れる日々。そんな中、偶然に訪れた本屋で出会うのがニコール・キッドマン演じるイサベル。鼻を左右に器用に動かす彼女をひと目見て気に入ったジャックだったが、まさか彼女が本物の魔女とは夢にも思わず……。 魔女としてではなく、普通の女性として生きたいと切実に思うイサベル。そんな彼女が特に関心を寄せているのが「ラブ」。どんな気持ちで人が恋に落ちるのかを自分自身で感じたい彼女は、人間界で生活することを決心。のわりに最初っから言っていることとやっていることが矛盾だらけの彼女はキュート。例えばトランプをクレジット・カードに変えて支払いを済ませたり、時間を戻して朝食メニューを注文したりと、普通の生活をしたいと願いつつも、ついつい魔女特有の能力を使ってしまうのだ。 さてさて、念願叶って本物の恋をイサベルはできるのだろうか? キーワードは、無垢な彼女の思いが、前妻との関係もゴタゴタで自分ひとりでは解消できないジャックに受け入れられるのかどうか。魔女というカミングアウトと彼女の純粋な思いで揺れるジャックの心。ジャックの天秤はぐらぐらです……。 しかし、いつ見てもニコール・キッドマンは若くてかわいいのはどうしてなんでしょうね~。これこそ魔女の仕業なんでしょうか……??? |
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