第99回 「The Greatest Game Ever Played」 監督:ビル・パクストン 出演:シア・ラブーフ、スティーブン・ディレイン、ジャスティン・アシュフォース、ピーター・ファース、ジョージ・アスプレイ 公式ウェブサイト:http://disney.go.com/disneypictures/greatestgame/ | ||||
階級制度の残る時代、労働者階級に生まれたアマチュア・ゴルファー、フランセス・ウイメット(シア・ラブーフ)は、その階級のせいで、キャディーになることはできても、生まれ持った天賦の才能を生かし、プロ・ゴルファーになるという夢はなかなか実現しなかった。しかし、自身の努力と周りの人々のサポートのおかげで、1913年のU.S.オープンに出場。イギリスが誇る伝説のプロ・ゴルファーであり、フランセスにとってのヒーローでもあったハリー・ヴァードン(スティーヴン・ディレイン)と対決、優勝し、世界をあっと驚かせたのだ。 アメフト映画「タイタンズを忘れない」、野球映画「オールド・ルーキー」、アイスホッケー映画「ミラクル」の制作スタジオが贈るスポーツ感動映画ですよ。今回は監督として参加しているのは、俳優として有名なビル・パクストン! 演出は素晴らしいのひとこと。ひとつひとつの重要なゴルフ・プレー、フランセスの父親との対決シーンなど、見せ方が本当にスムーズかつダイナミックで、それぞれの人物も細かく表現されているので、観客は人物に感情移入しやすくなっています。 ストーリーは、結末がわかっているにもかかわらず、不思議なくらい引き込まれいきます。夢を追いかけ、挫折し、でも再びチャンスをもらったフランセス。プロ・ゴルファーとして活躍し、フランセスに夢を与えたハリー・ヴァートン。そして、ふたりを取り巻く階級制度。事実は小説より奇なりといいますが、本当にそうですなー。 「ゴルフなんてどうやってダイナミックになるんじゃ?」と不思議に思っているアナタ、「シンデレラマン」で感動したアナタにとてもオススメの映画です。ひさしぶりに非ホラーな映画を見て、心が洗われたおこげでした。
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おこげ: シアトル在住4年目。8月に大学を卒業したものの、まだ学生気分が抜けていない。コメディーや家族向け映画ばかり見てしまうお年頃(?)。 パー子: 社会人1年目。数々の名言を残す偉大な人。「骨盤送ってもらったの」は名言中の名言。ちなみにどこかのパー子さんと違ってピンクの服は着ていません。 |
The Greatest Game Ever Played
- 12/07/2020
- とれたて!映画レビュー
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