運河に沿って初めてのローラーブレーディング
フリーモントにある「Ship Canal Trail」は、僕が初めてローラーブレードに挑戦した場所。学生だった頃、教科書を脇にかかえて構内をさっそうと滑るアメリカ人学生に憧れて始めたのだが、当時はアイススケートの経験すらない、まったくの初心者だった。
そんな「超」初心者の僕にぴったりだと友人に勧められた「Ship Canal Trail」は、アスファルトのコンディションが良く、「グリーン・レイク(下記参照)」と比べると人の行き来も少ないので、転んでも笑われる心配があまりない。何より運河を行き交うヨットや船(写真右)」、トロールなど、フリーモントならではの景色を楽しみながら滑ることができるのがポイントだ。
ローラーブレードの道具を持っていないのなら、「Urban Surf(写真右下)」に寄って一式(スケート靴/ヘルメット/ニー・パット/エルボー・パット/リスト・ガード)をレンタルしよう。レンタル料は1時間$5、1日$16。この店は、ワシントン湖の北をぐるりと回ってレドモンドのマリモア・パークまで続く「Burke-Gilman Trail(約25マイル)」の一端に位置するので、プロのスケーターの出入りが多く、専門的な知識を持つスタッフが揃っている。親切なお店のスタッフが装着法を教えてくれるはずだ。
車を「N. Canal St.」に駐車して、まずは目の前のアスファルトで滑りの練習を。慣れてきたらコースの確認をして、ゆっくりと滑り始めよう。「Ship Canal Trail」は全長約2.5マイル(4.6キロ)で、北は「NW 43rd St.」と「Leary Way」が交差する地点から水路に沿って、南のガス・ワークス・パークまで続いている(地図)。駐車した地点からガス・ワークス・パークに向かって滑るのがお勧めだ。途中、オーロラ橋まで着いたらベンチでひと休み。この橋の下付近はスピード・バンプがいくつかあるので、不安なら一度靴に履き替えて、アスファルトのコンディションが良くなる所まで20メートルほど歩こう。後はガス・ワークス・パークまで一気に滑走だ。
僕は初めてここで滑って以来、このトレイルが気に入っていて、その後も何度か週末に滑りを楽しんでいる。ローカル・カフェで読書にふけったり、日曜日なら「フリーモント・サンデー・マーケット」で露店を見て回ったりと、滑り終わった後もいろんな楽しみ方ができる。ぜひトライしてほしい。
木々の緑が美しい「Ship Canal Trail」
オーロラ橋の下で行き交う船を眺める
スケート靴のレンタルができる「Urban Surf」
(2003年5月 写真・文、 濱田一平)
■Urban Surf
場所:2100 N. Northlake Way, Seattle, WA 98103
TEL:206-545-9468
ウェブサイト:http://www.urbansurf.com
■その他のお勧めコース | |
1. Green Lake グリーン・レイク/ワシントン州シアトル リクリエーショナル・パークとしてお馴染みのグリーン・レイク。天気の良い日や週末は、ウォーキングやバイセクリングを楽しむ人が多いので、衝突を防ぐためにも、ある程度滑れるようになってから出かけたい。 全長:2.5マイル(約4.6キロ) | |
2. Alki Beach 全長:1.6マイル(約3キロ) |
■ショップ・クローズアップ | |
アウトドア・グッズの老舗、「Gregg’s Cycle」のグリーン・レイク店は、グッズの購入はもちろん、レンタルからレッスンまで、ローラーブレードに関することなら何でもお任せ、という頼もしいお店。スケート用具のセールスを担当するタイソン(Tyson、写真右上)さんに、早速、ローラーブレードに関することをいろいろ尋ねてみた。(取材・文、オブライアン朋子) 1. ローラーブレードに必要な用具は何ですか? 2. ヘルメットと保護用パットは絶対必要ですか? 3. スケート靴を購入する時は何を注意すればいいですか? 4. レンタルもできますか? とっても気さくで親切なタイソンさん。お店には日本語が少し(!?)分かるスタッフもいるとのこと。分からないことがあったら何でも聞いてみよう。「Gregg’s Cycle」では初心者向けのクラスを設けているので、それを利用してみるのもオススメだ(下記参照)。 親切なスタッフのタイソンさん ローラーブレード用具一式。ヘルメット、保護パット3点セット、スケート靴 ■Gregg’s Cycle |
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