シアトルおすすめ観光スポット14選＆街の魅力【2024年最新】

シアトルの観光スポット、ケリーパークからダウンタウンの景色を望む。後方にワシントン州最高峰のマウント・レーニア。
©Howard Frisk

ノースウエスト最大の街「シアトル」は、メジャーリーグのシアトル・マリナーズ、また大企業のスターバックスやアマゾン・ドット・コムが本社を置いていることでも知られています。都会的な魅力がある一方で、世界遺産のオリンピック国立公園、ワシントン州最高峰のマウント・レーニアがあるなど大自然に囲まれ、水と緑が豊で美しいシアトルは「エメラルド・シティー」というニックネームで呼ばれることも。

アメリカ国内でも観光地として人気が高いシアトルへの旅行で、ぜひ訪れていただきたいおすすめ観光スポットやレストラン（食事）、観光に便利なホテルまで、シアトルの滞在で知っておきたい2024年最新の基本情報を、ライトハウスの現地スタッフが紹介します。

シアトル観光前にチェックしたい街の特色

アメリカの北西部に位置し、人口約70万人を有するワシントン州最大の都市「シアトル」。アメリカの中でも日本に近い都市で、自然に恵まれ観光地としての人気もがあるシアトルの特色・特徴を以下にまとめました。

シアトルの気候

カナダとの国境から約113マイル（182km）南にあるシアトルは、北海道より北に位置するものの、温暖な気候で1年を通して過ごしやすいが、観光におすすめの季節は湿度が低く涼しい夏。それ以外の季節はシアトルは降雨日数が多いため「レイン・シティ」と呼ばれる。

冬のシアトルは雨の日が多く、フード付きの防水ジャケットがおすすめ。シアトル周辺でよく見かけるのはフリースやダウンジャケットを着ている人。ダウンタウン・シアトルにはユニクロがあり、防寒下着なども入手しやすいですが、値段は日本よりも割高です。12/223時点の天気予報によると、曇りがちで雨が降る確率も高めの1週間になりそう。12/23～12/29の最高気温は8～11℃（40℉半ば〜50℉前半）、最低気温は6～9℃（40℉台前半～40℉後半）あたりになるとのこと。

シアトルへは傘を持って行った方がいい？

雨が多い秋から春先にシアトルへ行く場合は、折り畳みの傘の持参がおすすめ。だたし小雨となることが多いので、フード付きのナイロン製のジャケットなどで凌ぐこともできる。実際、シアトルでは傘を使っている人は少なく、コンビニやドラッグ・ストアで買えるところもあるが、店での傘の取り扱いは少ない。少しでも雨に濡れるのが嫌なら、傘を持っていこう。

シアトルの経済・文化

マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、ボーイング、スターバックスなど世界で知られる数々の大企業を生み出したシアトル地域の経済は、IT産業の成長に牽引され好景気が続いている。ダウンタウン・シアトルからイーストサイド地域（シアトルの東側）にかけて大企業が本社や主要拠点を構えており、観光客だけでなく、ビジネスでの旅行者も多くシアトルを訪れる。

また住環境や公共交通の便の良さ、生活レベルや教育水準の高さなどからシアトルは住みやすい街としても人気で、WalletHubの「アメリカで最も住みやすい大都市」（2019年）ではシアトルが3位に。

シアトルは国際色も豊かな上、LBGTQフレンドリーとリベラルな街としても有名で、多様な文化にも恵まれている。シアトル系コーヒーやグランジ音楽など、シアトルは世界で知られる「新しい文化」も生み出した一方で、先住民や開拓時代に遡る古い歴史があり、シアトルの発展とともにできた新名所から歴史を学べる施設まで見どころ、観光スポットが数多く、旅行者を飽きさせることはない。

ダウンタウン・シアトルが面するエリオット・ベイ。美しいピュージェット湾はカナダまで続く。

日本からシアトルへの観光（直行便や季節による旅の楽しみ方など）

シアトル・タコマ国際空港

シアトルは日本から最も近いアメリカの大都市で、成田国際空港からは日本航空・JALが、東京国際空港（羽田）からは全日空・ANAとデルタ航空がシアトル・タコマ国際空港（通称はシータック空港）への直行便を運航。2025年5月にはハワイアン航空がシアトル-成田線を就航予定（2024年12月時点）。フライト時間はシアトルへは約9時間、東京へは約10時間。

シアトル・タコマ国際空港はアラスカ航空のハブ空港となっており、アメリカ国内線の乗り継ぎに同空港を利用する旅行客も多い。シアトル・タコマ国際空港から市内へは、電車のライトレールで約30分でアクセスできる。

◎シアトル・タコマ国際空港の概要、入国・出国手続き、空港からシアトル市内への行き方などの情報 »

日本とシアトルの直行便の運行状況

日本航空（JAL）
成田発着・毎日運航
●運航状況など（国際線）

全日空（ANA）
羽田発着・毎日運航
●運航状況（国際線）

デルタ航空（DL）
羽田発着・毎日運航。

シアトル・タコマ国際空港のセントラル・ターミナルには、地元で人気の店やレストランが集まる

シアトル観光のベスト・シーズンは？ 季節による旅の楽しみ方

夏の観光

シアトル観光のベスト・シーズンは夏。５月から９月頃は水と緑も輝きを増し、観光するには最適の季節で、特に7月～8月はおすすめの時期。

シアトルの夏の日没が午後8時半頃～9時過ぎと遅く、日照時間が長い上、気温が上がっても湿度が低いため、爽やかで非常に過ごしやすく、街の散策、ゴルフやカヤックなどのアウトドアなど、屋外で1日たっぷりシアトル観光が楽しめる。

観光で人気のシアトル・マリナーズ観戦は4月から9月の間、またシアトル郊外でのホエールウォッチング・ツアーは春から夏にかけてがシーズン。夏の間は、野外で無料のコンサートや映画上映、フェスティバルなど数多のイベントも各地で開催される。

冬の観光

冬場は小雨や曇りの日が多く、雨季が長いため、アメリカ国内でシアトルは雨の街として知られる。

シアトルは北海道より北に位置するが、暖流の影響で冬は比較的温暖な気候で、12～２月の平均最低気温は摂氏２度（華氏36度）程度。氷点下になる日は少なく、また雪が降ることは滅多にない。しかし近郊にはスキー場がいくつかあり、ウインター・スポーツがおすすめ。シアトルからカスケード山脈の各地スキー場までは車で1時間～数時間で、ダウンタウン・シアトルからシャトルバスで行けるスキー場もある。

雨が多い冬のシアトル観光では、グラモフォン賞やグラミー賞を受賞したシアトル交響楽団やパシフィック・ノースウエスト・バレエなどの公演の鑑賞もおすすめ。また美術館、博物館、劇場やライブ音楽を楽しめるスポットも多数ある。シアトル近郊のワシントン州西部には大型のカジノやアウトレット・モールがあり、州東部のドイツ村、レブンワースはクリスマス・ライトが有名だ。アメリカのホリデー・シーズンを除く冬の間は、観光のオフ・シーズンのためホテルの宿泊料金が夏よりも安くなるので、宿泊場所を少し贅沢にしてみるのも良いかもしれない。

◎シアトルの天気、気候、日本との時差などの情報 »

シアトル観光中のダウンタウンでの移動 ～ バスや電車などの公共交通機関

シアトルのダウンタウンは比較的こぢんまりしていて、頑張れば歩いて人気観光スポットを訪ねることができる。またバス、ライトレール、ストリートカーといった交通網も発達しているので、車がない旅行者でも移動に困ることはない。

シアトルでのバスや電車での移動には、公共交通機関で使える共通カード「ORCAカード」を入手すると運賃の支払いに便利。任意の金額を入金できるプリペイドカードで、ライトレールの駅などにある自動販売機で購入できる。

◎シアトルの交通機関の種類や料金などの詳しい情報 »

車なしの観光も大丈夫！シアトルの人気エリア

多くの観光客が訪れるシアトルの代表的なエリアは以下の通り。車がなくてもバスやライトレールでアクセスが簡単なエリアの位置はシアトルの観光地図で確認を。

シアトルで治安が悪い場所はどこ？

ダウンタウン・シアトル周辺で治安が悪いと言われるのは、ダウンタウンの南側にあるインターナショナル・ディストリクト、パイオニア・スクエア、またダウンタウン北側のベルタウン。また、ウエストレイクやパイクプレイス近くの3rd. Ave. はPike St. から Union St. にかけて、またPine St. と Pike St. の2rd. Ave. から 5th Ave. の間も犯罪が多いので注意が必要。

◎シアトルの治安、観光中の安全について »

おすすめの人気観光スポット

ダウンタウンから簡単に行けるシアトル観光の人気スポットや、ツアーも行われているシアトル郊外の観光スポット・アクティビティは以下の通り。

• パイクプレイス・マーケット
• スターバックス１号店
• シアトル・センター
• チフーリ・ガーデン・アンド・グラス
• ポップカルチャー博物館
• スペース・ニードル
• アマゾン・ドット・コム本社
• ケリー・パーク
• 航空博物館
• バラード・ロックス　チッテンデン水門
• スミスタワー展望台
• マウント・レーニア国立公園
• オリンピック国立公園
• ピュージェット湾でホエール・ウォッチング

パイクプレイス・マーケット

シアトルで一番人気の観光スポット。現存する市場としてはアメリカで最も古く、1907年の設立当時の姿をいまだにとどめるネオンサインと時計台はマーケットのシンボル。太平洋戦争開戦まで、市場に出品していた農家のうち３分の２が日系移民と、日本人にゆかりがある。アメリカ国内外からの観光旅行客で賑わうパイクプレイス・マーケットの内部は、まるで迷路のように店が並び、新鮮な魚介類や野菜・果物、生花だけでなく、シアトル周辺のアーティストによる工芸品なども売られている。

パイクプレイスの中でも観光客に人気のスポットは、買い手が付くと魚をカウンターに放り投げるパフォーマンスで有名な「パイクプレイス・フィッシュ・マーケット」。すぐ近くにはパイクプレイスのマスコット的存在、ブロンズ製募金箱である豚のレイチェル像が置かれ、ここも写真撮影スポットになっている。スターバックス1号店はレンガ畳みの通り、Pike Pl. 沿いにある。

シアトル名物の食べ物といえばシーフード。パイクプレイス・マーケットや隣接するウォーターフロントにも地元で有名なシーフード・レストランがあるので、観光中にはぜひ新鮮な魚介類でグルメなひと時を楽しんでみて。 シアトルのお土産におすすめのスモークサーモン専門店もパイクプレイス・マーケットにある。

◎パイクプレイス・マーケットの基本情報、地図やおすすめ店舗 »

観光スポットであるパイクプレイス・マーケットのシンボル、看板と時計

生鮮食品のほか、観光客向けの工芸品やグルメな食品など、シアトルのお土産を販売するお店も多数

パイクプレイス・マーケットの必見スポット　「ガムウォール」

噛み捨てられたガムで埋まった「ガムウォール」はパイクプレイス・マーケットの必見スポット。1990年代初め頃からガムがくっつけられるようになり、何度か一掃されているが、壁は再びガムだらけに。旅の思い出に自分が噛んだガムを壁に残してみては？撮影におすすめのインスタ映えスポット。
※ガムウォールは2024年11月にガムの除去作業がおこなわれた。しばらくの間は、写真のような状態とは異なる可能性が。

色とりどりの無数のガムが壁を埋め尽くす！

スターバックス１号店

アメリカを代表するコーヒーチェーン、スターバックスの「第1号店」は、シアトルの観光スポットであるパイクプレイス・マーケットにある。1号店のみ、ロゴマークは創業当時のまま。限定オリジナル・グッズはレア感たっぷりで、シアトル観光のお土産に超おすすめ。店のイメージカラーは緑色ではなく茶色。近くに別のスタバがあるので、間違えないよう注意を。人気のスポットのため店の前に列ができることが多いので、特に夏は待ち時間を考えた計画を。店内には飲食スペースはなく、飲み物やグッズの販売のみ行う。

◎パイクプレイス・マーケットの基本情報とおすすめ店舗の紹介 »

パイクプレイスにあるスターバックス１号店。入り口には創業当時のロゴが

シアトル観光で立ち寄りたい1号店以外のスタバ

観光で人気のスターバックス1号店以外にも、おすすめのスタバ２カ所を紹介！どちらもダウンタウン・シアトルからすぐ。

■ スターバックス・リザーブ・ロースタリー・アンド・テイスティングルーム

スターバックス1号店のほかにシアトル観光でおすすめしたいスタバは、1920年代築の建物を改装して2014年にオープンした「スターバックス・リザーブ・ロースタリー・アンド・テイスティングルーム」。ダウンタウン・シアトルすぐそばのキャピトル・ヒルにあり、スタバ1号店から徒歩約20分。

希少性が高く、高品質なコーヒー豆のみを扱う焙煎工場を眺めながら、淹れたてのコーヒーが飲める。どれを飲もうか迷ったら、コーヒーの飲み比べメニュー（Flight）をどうぞ。店内にはイタリアの高級ベーカリー、プリンチ（Princi）も併設。グルメなパン、ピザ、サンドイッチなども楽しめ、観光中の休憩におすすめのスポットでもある。シアトル観光のお土産にハイクオリティでスタイリッシュなオリジナル・グッズを。

高級感溢れる広い店内。©Starbucks Reserve Roastery

■ スターバックス本社（スターバックス・リザーブ・ストア）

ダウンタウン・シアトルの南、ソードー地区にあり、2018年2月には建物1階にスターバック・スリザーブ・ストアの1号店がオープン。少量生産される豆を使ったコーヒーと、イタリアの高級ベーカリーであるプリンチのグルメなパンが楽しめ、シアトル観光のお土産になりそうなグッズも販売。穴場的観光スポットのスタバ本社へ足を運んでみて。

◎シアトルの観光名所とスタバやアマゾンの1号店について »

シアトルにあるスターバックス本社ビルはライトレールからも見える

シアトル・センター

ダウンタウン・シアトルの北にある1962年の万博跡地。高さ約184メートルの「スペース・ニードル」のほか、ガラス工芸品を展示する「チフーリ・ガーデン・アンド・グラス」、「ポップカルチャー博物館」など旅行者に人気の施設が集まる。

シアトル・センター内では1年を通してさまざまなイベントが開催され、夏には無料の野外コンサートや映画上映も行われる。子ども向けの博物館やフードコートもあり、家族連れには特におすすめのスポットだ。

シアトル・センターとダウンタウンのウエストレイク・センターを結ぶモノレールは約10分間隔で運行しており、所要時間はわずか2分と便利。さらに、ダウンタウンからシアトル・センターへは数多くの路線バスが出て簡単にアクセスできる。

◎スペース・ニードル、シアトル・センターの詳しい情報 »

スペース・ニードル

シアトルの街で最も有名なランドマークといえばシアトル・センターにあるスペース・ニードル。人気の観光スポットの展望台からは360度の大パノラマを堪能でき、シアトルのダウンタウンはもちろん、晴れるとオリンピック半島やカスケード山脈、南にはワシントン州最高峰のマウント・レーニアと絶景が見渡せる。展望台は夜遅くまで開いているので、シアトルの夜景をロマンチックに眺めるのにもおすすめ。

2017年から始まった大改装により、展望デッキの壁やレストランのフロアがガラス張りに。一般公開されているガラスの回転フロアは世界でもスペース・ニードルだけ。観光の記念にシアトルの景色に浮いたようなセルフィーを撮影してみて。スペース・ニードルの下にあるショップはお土産探しにおすすめしたいスポット。

◎スペース・ニードル、シアトル・センターの詳しい情報 »
◎シアトルで夜景・絶景が楽しめるスポット »

シアトルのランドマーク、スペースニードル

チフーリ・ガーデン・アンド・グラス

シアトル・センター内に位置するガラス美術館の「チフーリ・ガーデン・アンド・グラス」。シアトル近郊タコマ市出身のガラス彫刻家、デイル・チフーリが創り出した色鮮やかな作品と植物が共存し、幻想的な雰囲気が堪能できるおすすめの観光スポット。

観光・旅行サイト「トリップアドバイザー」の ”シアトルでやるべきこと” ランキングで１位を獲得。色鮮やかな作品はインスタ映えするはず。併設のギフトショップはセンスの良い品々が並び、お土産探しにも利用したい。

◎シアトルでおすすめの美術館や博物館の情報 »

チフーリ氏による圧巻のガラス作品　©Chihuly Garden and Glass

ポップカルチャー博物館

世界的に有名なミュージシャンを輩出し、グランジ・ロックの発祥地としても知られているシアトルのポップカルチャー博物館は音楽ファンにおすすめのスポット。マイクロソフト共同設立者で、ロック好きとして知られるポール・アレン氏の莫大な投資によりシアトル・センターに建てられた音楽、Sci-Fi、ホラー、ファンタジー映画、ドラマの博物館だ。シアトルにゆかりのあるギタリスト、ジミ・ヘンドリックスやグランジロックのニルヴァーナをはじめ、ロック＆ポップ・セレブ達の展示品が並ぶほか、ドラムやキーボードなどの演奏ができる体験型の展示もある。

◎シアトルの音楽とカルチャーに関する観光情報 »

音楽ファンにはたまらない、レアな展示品が見学できる

ポップカルチャー博物館近くのラジオ局「KEXP」も音楽好きにおすすめ

ポップカルチャー博物館の近くにある、シアトル・センター内のローカル・ラジオ局KEXP(90.3 FM / 1st Ave. N. & Republican St. )も、音楽好きの観光客におすすめしたいスポット。オルタナティブ音楽やインディーロックなどの音楽を紹介し、選曲の感度の高さで世界中の音楽マニアから注目 されている。無料で参加できる同局の公開ライブが行われることも。

アマゾン・ドット・コム本社

ダウンタウン・シアトル南のサウスレイク・ユニオン地区にはアマゾン・ドット・コム本社の建物が何棟も立っており、周辺には他の大手IT企業もオフィスを構える。2018年1月にオープンしたアマゾンの新社屋「スフィア」と同社のIT技術を駆使したレジなしのコンビニ第1号店「アマゾン・ゴー」は、シアトルの観光スポットとなった。

アマゾンの社屋「スフィア」

ガラス張りの球体が3つ並んだ斬新なデザインで、写真撮影スポットとしてもおすすめ。屋内ではアマゾン社のデータセンターから放出される熱を利用して、30カ国から集められた熱帯植物約4万本が栽培されている。

現在、毎月第1・第3土曜日（月2回）に無料で一般公開が行われている。希望者はオンラインで事前に申し込みをして、チケットを入手する必要がある。申し込みは開始は開催日の15日前に開始。人数制限があるので、早めに予約を。スフィアの下には無料で入場できる「アンダーストーリー」という小さな展示施設があり、写真やビデオを通してスフィアについて学ぶことができる。

アマゾンの本社キャンパス一角にあるガラス張りのスフィア

アマゾン本社のレジ無しコンビニ「アマゾン・ゴー」で買い物を体験！

スフィアのすぐそばにあるアマゾン社のレジ無しコンビニ「アマゾン・ゴー」1号店は、2018年1月に一般客への営業を開始して話題となり、シアトルの新観光スポットに。買い物はアメリカのアマゾンのアカウントとスマートフォンにダウンロードした専用のアプリが必要。

商品を持って店舗から出ると自動的に支払いが行われる。狭い店舗には、調理された食品、スナック類やアルコール類を含む飲み物などが並ぶ。

◎シアトルにあるアマゾン本社見学や関連施設 »

アマゾンのシアトル本社・スフィアのすぐそばにあるアマゾンのレジなしコンビニ

ケリー・パーク

シアトル随一の歴史ある高級住宅街、クイーン・アンの一角にある公園で、小さいながらシアトル観光の定番スポットとなっている。スペースニードルにレーニア山、シアトルの名所が一望でき、夜景スポットとしても人気。シアトル・センター方面から目抜き通りQueen Anne Ave. N.の坂を上がり、Highland Dr.を左折したふたつ目の角にある。天気が良い日中はマウント・レーニアが見えることも。

◎シアトルの夜景・絶景スポット »

天気が良ければ、マウントレーニアも見えるシアトルの絶景スポット。

航空博物館

飛行機マニアの聖地と言われるシアトル観光で訪れたいスポットで、シアトル南側の空港、ボーイング・フィールドにある世界最大規模の航空博物館。150機以上の歴史的な飛行機や宇宙船を展示は航空機ファン必見。

第一次対戦や第二次大戦の際ドイツ、ロシア、日本等で使われてた28機の戦闘機や、航空史の初期を代表する飛行機が見られる。屋外では初代エアーフォースワン（アメリカ大統領専用旅客機）やコンコードエアーライナー、ボーイング747のプロトタイプなども展示。宇宙飛行士が訓練で使用した練習宇宙船の中に入ることもできる。大人も子供も楽しめる、おすすめの観光名所。

◎シアトルにある美術館や博物館の情報 »

観光客にも人気のボーイングの航空博物館。©The Museum of Flight

バラード・ロックス　チッテンデン水門

シアトル北西部、バラード地区にある水門で、海水のピュージェット湾と、淡水湖へつながる運河を仕切っている。水門が開閉され、ボートが浮かんだまま水位が増減する光景は見もの。産卵のために川に戻ってくる鮭用に“フィッシュ・ラダー”と呼ばれる階段があり、毎年6月中旬～9月の産卵期にはガラス越しに鮭の大群を眺めることが可能。５～9月は無料ガイド・ツアーを実施している。風情あるはね橋や美しい庭園が広がる。

◎シアトルの夜景・絶景スポット »

スミスタワー展望台

シアトル発祥の地、パイオニア・スクエア中心に位置する1914年築、高さ148mの歴史的建物。展望階に禁酒法時代のアルコール密売所をイメージしたバーがあり、結婚願望のある女性が座ると1年でかなうと言う伝説がある “願い事のイス”も置かれている。

◎シアトルの夜景・絶景スポット »

観光でも人気！シアトル・マリナーズ観戦

T-モバイル・パークでのメジャー・リーグの試合や球場ツアーへ

アメリカ大リーグのシーズンは4月から9月。過去には日本人選手が多く在籍していたチームで、日程によっては日本人メジャーリーガーのチームとの試合観戦ができる。また球場へ早めに行くと、選手たちが試合開始前に練習しており、選手指導にあたるイチロー氏を見られるかも！

シアトル・マリナーズの本拠地であるT-モバイル・パークはダウンタウン・シアトルの南にあり、ライトレールやバスでアクセスも簡単。人気観光エリアであるパイオニア・スクエアや日系スーパーなどがあるインターナショナル・ディストリクトからは徒歩で行ける。

T-モバイル・パークは食事も充実しており、地元のグルメに人気のレストランがいくつも入っているほか、多くのクラフト・ビールやワシントン・ワインも。名物のガーリックフライはおすすめの一つ。

T-モバイル・パークの球場ツアーは試合がない日も行なわれている。また球場外側にあるシアトル・マリナーズの公式ストアは、観光のお土産探しに立ち寄りたい。球場外壁にあるイチロー氏の選手時代の写真は、旅行の記念撮影におすすめのスポット。

◎シアトル・マリナーズの試合日程、チケット購入方法などの情報 »
◎T-モバイル・パークへの行き方や球場の楽しみ方などの情報 »

シアトル・マリナーズの本拠地、Tモービル・パークのレフト側入り口付近。左側に行くとイチロー元選手の大型写真がある。

マウント・レーニアやオリンピック国立公園など、シアトル近郊で自然を満喫

シアトルはカナダまで広がるピュージェット湾に面しており、野生のオルカやクジラが見られたり、鮭などの釣りも楽しめる。ピュージェット湾を隔てた半島には「世界遺産」の雨林地帯であるオリンピック国立公園、また東にはスキーやハイキングなどが楽しめるカスケード山脈があり、そして南にはワシントン州最高峰のマウント・レーニアがそびえる。そんなシアトル周辺の雄大な自然は、多くの観光客を魅了している。

シアトル近郊まで足を伸ばすと、アメリカの大自然を思う存分堪能できるが、車がない場合はシアトルの日系旅行社による観光ツアーを利用すると安心。

◎シアトルの現地ツアーやオプショナル・ツアーを行う日系旅行社の情報はこちら »

マウント・レーニア国立公園 ～ ハイキングなどワシントンの大自然に触れる

シアトル周辺の日系人移民にかつてタコマ富士とも呼ばれたマウント・レーニアは標高4,392メートルで、山頂は万年雪に覆われている。同国立公園は観光にも人気で、春、夏、秋はキャンプにハイキング、冬はクロスカントリー、スキーと1年を通して楽しめる。ハイキング・トレイルは数多くあり、初心者用から上級者用までコースが多彩。

山頂が雪を被った夏のマウント・レーニア　©Loren Lane

オリンピック国立公園 ～ 世界遺産の珍しい温帯雨林へ

シアトルからピュージェット湾を隔てて西側にあるオリンピック国立公園は、針葉樹の温帯雨林が形成され、世界遺産に指定されている。

公園北部のハリケーン・リッジ（Hurricane Ridge）展望台はオリンピック半島が一望できる絶景スポット。付近にはハイキング・トレイルもあり、鹿などの野生動物や、夏の間は高山植物の可憐な花といった美しい自然を満喫できる。このほかの観光に人気のスポットは、氷河によって作られた三日月形を幻想的な湖、レイク・クレセント（Lake Crescent）。カヤックやボートのレンタルがあり、またキャンプ場も設けられており、さまざまなレクリエーションが楽しめる。

◎国立公園、ゴルフやカヤックなど、シアトル周辺でのアウトドア・アクティビティーの情報 »

ピュージェット湾でのホエール・ウォッチング！

シアトルが面するピュージェット湾は絶滅の危機に瀕しているオルカの生息地。春にはアメリカの沿岸を回遊するコクジラが数カ月間、ピュージェット湾に留まる。ワシントン州の人気観光地、サンファン諸島周辺などでは夏季に、オルカ、ザトウクジラ、ミンククジラなどの野生の海洋動物が見られるホエール・ウオッチング・ツアーも催行される。シアトルから車で北へ約30分の街、エドモンズの埠頭ではピュージェットサウンド・エクスプレス（Puget Sound Express）が、さらに北のアナコーテスではアウター・アイランド・エクスクージョンズ（Outer Island Excursions ）がホエール・ウオッチング・ツアーを行っている。

◎シアトル近郊でのホエール・ウォッチングの情報 »

写真はホエール・ウォッチングの Outer Island Excursions 提供

シアトル観光におすすめ、人気のツアーに参加しよう！

シアトルの歴史や産業に触れたり、美しい景色を堪能できる観光ツアーが各地で行われています。シアトル周辺で特に人気のおすすめ観光ツアーは以下の通りです。

アンダーグラウンド・ツアー

シアトル発祥の地、パイオニア・スクエアの地下には、1889年に起きた大火災後の再建のために埋もれてしまった旧シアトル市街が。シアトルの歴史をガイドの案内で探るツアーはシアトルの観光客に人気。

◎シアトルのおすすめ市内観光オプショナル・ツアー »

Tモバイル・パーク・ツアー

ダウンタウンに隣接するエリアにあるシアトル・マリナーズの本拠地、Tモバイル・パークの記者席・インタビュー・ルーム、オーナー・スイート、選手のロッカー・ルームなど普段は一般公開されていない施設を見学できる約1時間のツアー。試合の開催日と開催されない日で料金や見学できる場所など内容が異なる。

◎Tモバイル・パークについて　»

アーゴシークルーズ

シアトルのウォーターフロントから出発して、エリオット湾やユニオン湖の周遊する各種クルーズ船ツアー。ハーバークルーズではオリンピック半島やダウンタウンの絶景を見ながら、シアトルの歴史の解説も聞くことができ、ロックスクルーズではシアトルのウォーターフロントからバラードの水門を通って、ユニオンレイクを巡る。チケットの予約はウェブサイト（日本語あり）で可能。アーゴシー・クルーズ・チケット・ブースはウォーターフロントのピア55にある。

◎シアトルのおすすめ市内観光オプショナル・ツアー »

ボーイング工場見学ツアー

シアトル郊外のエベレットには、世界最大の建物としてギネスブックに認定されたボーイング社の工場と博物館「ボーイング・フューチャー・オブ・フライト」があり、飛行機の製造を見学する約90分の工場ツアーを行っている。ボーイングや航空関連のグッズが揃う博物館のギフトショップも必見。

◎ボーイング・フューチャー・オブ・フライトについて　»

ボーイングの組み立て工場。©Future of Flight Aviation Center & Boeing Tour

シアトル名物のシーフードを堪能できる、おすすめレストラン

シアトル観光の食事でおすすめしたいのは、新鮮なシーフード。複数の鮮魚店が集まる観光スポットのパイクプレイス・マーケット、そのすぐそばのウォーターフロントにはシアトルで有名なシーフード・レストランが何軒もある。魚介類を使ったノースウエスト料理や、街の名物でもあるクラムチャウダー、フィッシュ＆チップス、新鮮な生牡蠣など選択肢はいろいろ。

「パイプレイス」にあるおすすめのシーフード・レストラン

パイク・プレイス・チャウダー

数々の賞を受賞したクラムチャウダーで有名。新鮮な材料で作られる、カニの身がたっぷり入ったグルメなサンドイッチもおすすめ。

アセニアン

トム・ハンクスとメグ・ライアン主演、シアトルが舞台のロマンス映画「めぐり逢えたら」の撮影で使われたカジュアルなレストラン「アセニアン」はパイクプレイス・マーケットの名物店で、多くの観光客が訪れる。窓側の席でピュージェット湾やオリンピック山脈を眺めながら食事するのがおすすめ。フィッシュ＆チップスや魚介類が入ったパスタなどが楽しめる。

エメット・ワトソンズ・オイスター・バー

新鮮な牡蠣なら、パイクプレイスのスターバックス1号店裏にある老舗オイスター・バー「エメット・ワトソンズ・オイスター・バー」へ。季節ごとにセレクトされる新鮮なオイスターは種類豊富。牡蠣以外にもシーフードが入ったスープ、サンドイッチなどリーズナブルに食事が楽しめる。

アセニアンのSeafood Fettuccini

「ウォーターフロント」にある人気シーフード・レストラン

アイバース

1938年創業の「アイバース」は、シアトルの住民にとって最も馴染みのあるシーフード・レストラン。試してほしいおすすめメニューはクラムチャウダーで、ワシントン州フェリーターミナル近くには、本格的なフルサービスのレストラン「アイバース・エーカーズ・オブ・クラムズ」とカジュアルな「アイバース・シーフード・バー」が並んでいる。夏の天気の良い日は屋外のデッキ席へ。

クラブポット

とれたてのカニを木づちで割って豪快に食べるスタイルが有名なシーフード・レストラン。テレビ番組でも取り上げられており、多くのシアトル観光客が訪れる。エリオット湾とオリンピック山脈の絶景を見ながら食事ができる点もおすすめ。

◎この他のシアトルのおすすめシーフード・レストランの情報 »

アイバースのデッキ席の風景　写真提供：Ivar’s Acres of Clams

観光に便利なシアトルのホテル

ダウンタウン・シアトルにはヒルトン・シアトル、フォー・シーズンズ・ホテル、ウェスティン・ホテルなどの高級ホテルが多数あるほか、ホテル MAX、モチーフ・シアトルといった、モダンでデザインを重視したホテルも。ダウンタウン内の宿泊施設であれば、観光での交通で不便を感じることはない。宿泊料金を抑えたい場合はホステルや民泊のAirbnbを利用したり、ダウンタウン以外での宿泊を検討してみるのも手。

フェアモント・オリンピック・ホテル

ダウンタウン・シアトルのど真ん中にあり、建物はアメリカの国家歴史登録材に指定された格調高いホテル。2022年4月にはブラッスリー風のモダンなレストラン「The George」がオープンし、エレガントな空間でパシフィック・ノースウエストの食材を使った料理が楽しめる。ユニバーシティ・ストリート・ステーションの近く。

エッジウォーター・ホテル

シアトルが面するエリオット湾のふ頭の上に建つホテル。1964年には初のアメリカ・ツアー中だったビートルズのメンバーが宿泊したことでも有名で、ビートルズがテーマのスイートルームがある。ノースウエスト料理を提供する館内レストランの「Six Seven」からは海、山の絶景が望め、朝食や週末のブランチも楽しめる。オリンピック彫刻公園やシアトル・センターなどの観光地へも比較的近い。

メディテラニアン・イン

シアトルの人気観光スポットであるスペース・ニードルから１ブロックの、簡易キッチン付きホテル。１泊料金のほか、長期滞在者向けの週単位料金も。自転車の貸し出しあり。ダウンタウン・シアトルの観光地も徒歩圏内。

◎ 観光に便利なダウンタウン・シアトルのホテルや、手頃料金のホステルの情報 »

フェアモント・オリンピック・ホテル／The Fairmont Olympic Hotel