※このページは、2006年シーズンのシアトル・シーホークスについて、2006年のシーズン中に作成・掲載された記事を基に再編集したものです。
2006年5月31日(水)更新 第1回 今季のシーホークス、雪辱は果たせるか? 実は寝ていたのだ、つまり冬眠だった。悪夢のようなスーパー・ボウルを見て、気を失っていたということだ。編集者(巨乳希望のK嬢)による再三の催促にもかかわらず、スーパー・ボウルの観戦記も昨シーズンの総括も書かないまま、瞬く間に春は過ぎ、ドラフトまでも通過。今シーズンはすでにシーズン・チケット完売の報を受け、ようやく起き上がったわけである。 実際のところ、今回だけはショックから立ち直るのに時間を要した。しかしながら、ユーコ・センセイの夜の出張治療(ゴッコ)、彩子センセイのウサギのポーズ、アキ嬢の浪費(ボート、別荘、タイムカード・マシンなど)により、見事回復。いつものように、テンションが上がってきたのだ。 本題に入ってみよう。オフの最大の焦点はフリーエージェント(FA)となったプレーヤーの動きだった。オフェンスでは注目のRBショーン・アレキサンダーが8年で6,200万ドルの大型契約を獲得、残留となった。そのほかWRダレル・ジャクソンの穴を埋め、昨シーズン大活躍のWRジョー・ ジャービシャスはクリーブラウンド・ブラウンズへ移籍となった。ニューカマーとしては、ミネソタ・バイキングスから、地元シアトル出身のWRネイト・バールソンが加入。これにより、WRはジャクソン、バールソン、ボビー・イングラム、バックアップにペーター・ウォーウイック、D・J・ハケットとかなりいいのではないだろうか。 ディフェンスではもうひとりの注目株、Gスティーブ・ハッチンソンは、バイキングスが無謀とも思われるオファーを提示し、あっさりと移籍。DTロッキー・ バーナードは残留、LBにはプロボウル選出のジュリアン・ピーターソンがサンフランシスコ・フォーティーナイナーズから移籍した。 昨シーズン、アホなけがによってシーズンを棒に振ったFSケン・ハムリンはラッキーな復帰。ドラフト1順目では、CBケリー・ジェニングスを獲得、2順目ではDEダリル・タップを獲得した。また、Gハッチンソンのポジションには“ポークチョップ”フロイド・ウォマックが昇格、昨年と変わらない強いディフェンスが期待できそうだ。プレーヤーだけでなく、今年が契約最終年になるヘッド・コーチ、マイク・ホルムグレンは契約を2008シーズンまで延長した。 スケジュールは、2回のホームでのマンデー・ナイト・ゲーム、シカゴでのサンデー・ナイトが1回、変則的なサーズデー・ナイトが1回、あとの13ゲームはサンデーの昼間だ。特に後半12月は、3日にデンバー戦(アウェー)、10日にアリゾナ戦 (アウェー)、14日にサンフランシスコ戦(ホーム)と、2週間で3ゲームのタイトなスケジュール。しかし、両チームへのハンディーキャップと思えば大したことはないか。 楽しみなのは、9月24日のニューヨーク・ジャイアンツ戦。今年はまさか3つもFGを失敗してはくれないだろうし。10月22日はミネソタ戦。Gハッチンソン、2年前素行不良でシーホークスを追われたWRコーレン・ロビンソンがいる。11月6日、27日はマンデー・ナイト・ゲームで、それぞれオークランド戦、グリーンベイ戦。同地区(アリゾナ、サンフランシスコ、セントルイス)では問題はないだろう。昨シーズンはスイープしただけに、シーホークスは10歩くらいリードだ。 シーズン・チケットは当然確保。今年もサウスウエストのコーナー席だ。しかし、連れは“ミスター最悪”某博多会会長YHだ。今年もまたこのオトコと一緒かと思うとウンザリだ。おまけに昼のゲームの集合時間は朝7時、ナイト・ゲームも朝7時なのだ。今シーズンはこのオトコのトレードを考えている。もしこのサイトを見ている暇なヒト達で次の条件に当てはまる女性ファンがいればトレードしたい。 1. おっぱい大きめ たったこれだけだ。 | |
2006年8月15日(火)更新 第2回 ついに今年もフットボールのシーズンが始まるのだ!
恒例ながらスーパーボウルの後は、強い脱力感、倦怠感、脱糞症状などにより幻覚、妄想に溺れた。しかしながら、セクシー系女医ユーコ・センセイ(『週刊ポスト』に登場)のおっぱい治療、きゅうり好き系(食べるのはキライ)人妻アキ嬢のムチなどにより、見事回復、モリモリ盛り上がって来たというわけだ。 さて、今年はこの盛り上がりの1発目として、トレーニング・キャンプへ乗り込んだのだ。トレーニング・キャンプは、例年通り7月下旬から8月中旬まで、スポケン近郊のチェイニーにあるイースタン・ワシントン大で行われる。得意の朝5時起き、同行は例の最悪トナリの席男、某博多会H氏だ。今日もビンタで起こされたらしい。 早朝にシーホークス・スタイルで空港へ。わずか55分のフライトだが、“あっ”っという間に着いてしまった。朝からカンカンに晴れ渡る中、チェイニーへのドライブは20分弱。 グラウンドの周りにはゲームでもないのに、しっかりとシーホークスした“変なヒト達”がかなり盛り上がっている。家族連れも多いが、果たしてこんなオトナを見せていいのか。我々のトナリではカバ系シーホーカーのオトーサンが3歳くらいの子供に、他チームとの比較論を伝授している。わかるわからない関係なくフットボールのハナシをするのは、自分がコーチ、チーム・オーナー、審判などを兼任すると思っている典型的なファンだ。 プラクティスは90分、オフェンス、ディフェンス、各ユニットごとに、約15分の異なった練習が続く。観客が少ないためか(この日300人程か)、プレーヤーの声もよく聞こえたし、なんと言っても、ホルムグレン監督の怒鳴り声が響いていた。 特にルーキーや、55人枠の当落線上のプレーヤーは気合が入っているようだが、RBショーン・アレキサンダー辺りになると、全く自己調整というカンジだ。 ファン同士のチョーひいき目でシーホークス・トークは盛り上がり、午前のセッションは終わった。後は、プレーヤーがロッカー・ルームへ引き上げるのを待つ。このトレーニング・キャンプ、プラクティスの見学はモチロンだが、ファンがホントに気合が入るのはこれからなのだ。 クエスト・フィールドにゲームを見に行った場合、プレーヤーや監督とファンの接点はほとんど無い。あっても練習中に最前列に陣取り、気が向いたプレーヤーとハイタッチが関の山だ。 しかし、ここチェイニーではなんと言ってもプレーヤーと距離が近い。ハナシもできるし、頼めば写真だって一緒に写ってくれる。サインもOKだ。 そんなわけで、我々はヘルメットと12番ジャージにサインをもらいまくり、幸せな日々を送ったのだ。 できることなら、DTロッキー・バーナードにはタックルしてもらいたかったが、残念なことにマウスピースの持ち合わせと救急車の手配ができていなかったため断念した。 デカ顔で有名なH氏も、憧れのデカ顔、LTウォルター・ジョーンズとの2ショットをゲット、ほぼ互角の戦いだ。 スポケン地方名物、大盛りフレンチ・フライ付き、ベーコン・チーズ・バーガーを食った後は、再び午後のプラクティスを見て、シアトルへ帰ったのだ。 ハッキリ言って、これは結構オススメのツアー?だ。 1. プレーヤーとの距離が近い。 とまあ、このようにスポケンには、フットボールだけでなく、あらゆるエンターテインメントがあるということがわかってもらえたと思う。さあ、いよいよプレシーズン・ゲームが始まった。もう仕事どころではないのだ。開幕ロースターへの選定へ向け、頭の痛い日々が続くのだ。 次回は、ついにまたやる、“大予想”だ、誰も期待はしていないだろうが、私もこのコラムを読んでいるようなロクでもないヒト達とはかかわり合いたくない! しかし今シーズンもGO SEAHAWKS!だ。 | |
2006年9月7日(木)更新 第3回 当てるかハズすか、毎年候例の大予想!
実は山にコモっていたのだ。もちろん、シーズン開幕へ向けた修行であることは言うまでもない。BBQ、昼寝、朝寝、キャンプ・ファイアー、A嬢バック・ドロップ見学、モチのしんの世話などをこなしながら、修行を積んだ。 悩みに悩んだ開幕ロースターも決まり、ついに後1週間で始まってしまう。 そこで、今シーズンも開幕大予想だ。 今年の予想も例年通り、チーム編成、ドラフト、トレード、ウエーバーによる補強、コーチ陣、昨年のデータ、プレーヤーのレコードやけがの具合、専門家の意見など、膨大なデータを基に弾き出す予定だったが、急きょ取りヤメ、得意のエコひんしゅく、好き嫌い、カオの良し悪し、ウンコ占い、彩子のおっぱい占い、アキの大開脚、サトコの年齢当てクイズ、ミスターHカツラ疑惑など、現代の科学の粋を集めたまさにチョー能力によって予想したものだ。 責任を取るため、ハズれた場合の“太っ腹”払い戻しも例年通りだ。ひとつでもハズれた場合$100を払い戻す画期的システムだ。払い戻しを受けたい ヒトは会員になるため$1,000を今すぐ指定口座に振り込んでくれィ。 [2006-2007シーズンNFL大予想]※(P)(W)はプレーオフ出場予想
我がシーホークスのこの地区にこれ以外の予想があるのか? スーパーボウル・ジンクス(スーパーボウル敗者は翌年ボロボロ)、やMADDENジンクス(ゲームのパッケージに採用された年はボロボロ:ショーン・アレキサンダー)は問題ではない。私を見ろ、すでにボロボロだ。カーディナルズは注目株、ラムズは下降線、フォーティーナイナーズはビルトアップにあと2、3年か。
ベアーズの独壇場か。チーム刷新のバイキングスはキビしいかも。パッカーズ、ブレッド・ファーブの花道を飾るのは難しい。
3強の混戦模様、パンサーズ2歩リード。セインツはRBレジー・ブッシュがどう活躍するか楽しみ。ファルコンズのマイケル・ヴィックにけががなければいいが。
屈指の激戦区だ。カウボーイズはLOOKS GOOD、テレル・オーウェンスの活躍はあるのか。ジャイアンツのイーライ・マニングは、さらに成長するか。イーグルスの復活は、レッドスキンズも怖い。プレーオフの最有力地区。
AFCではここだろう。3強の戦い、昨シーズン13-3のブロンコスはどう?
2強2弱と行きたいところだが、実はスーパーボウル・ジンクスを受けるのは、今や宿敵と化したスティーラーズなのだ。ボロボロになってホシイ!!!
未だコルツは最有力だろう。テキサンズのアップに期待したい。バイロン・レフトウィッチ復活のジャガーズは対抗、タイタンズはビルトアップ、2年先か。
王国はオシマイ、ダンテ・カルペッパー獲得のドルフィンズに期待。 プレーオフは NFC決勝 シーホークス VS カウボーイズ AFC決勝 チャージャーズ VS コルツ というところでどうだろう。 私、今シーズンはゲームに集中するため、これから半年、一切のシゴトを拒否するつもりだ。借金の催促、重い物の買出し、トイレの修理、新興宗教の勧誘、引っ越しの手伝い、詰まったパイプ掃除等、頼まないように! クエストフィールドの席はSEC230 ROW Gだ。北パーキングでは時たまテールゲートもやっているので寄ってくれ。ただし、下品なヒトはお断りだ(ヒロミチ、まー君など)。 今シーズンも連れは某博多会会長YH氏だ。毎回書いているが、トレード要員を募集中だ。理由は最悪だからだ。熟女系でおっぱいが大きければ、この際誰でも歓迎だ。割り切ったおつき合いできる方!(?) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006年9月26日(火)更新 第4回 対アリゾナ・カーディナルス戦に臨む
ついに待ちに待ったホームでの初ゲームだ。 開幕戦では思わず、楽勝と見られていたデトロイド・ライオンズ相手に苦戦を強いられ、9-6と野球スコアで辛くも勝利を収めたシーホークスであったが、まさかノー・タッチ・ダウンとは。 それでもディフェンスは相変わらずタフで強い、我が愛しの99番ロッキー・バーナードを始め、ライン・バッカー陣、セカンダリーもばっちりで、わずか2FGに抑えた。 しかし、オフェンスは行き詰まり、昨シーズンMVPのRBショーン・アレキサンダーに至っては51ヤードと押さえ込まれた、やっぱし、Gスティーブ・ハッチンソンのいなくなったアナ埋めはカンタンではなさそうだ。 スペシャル・チームはもっと深刻で、LSのJ・P・ダーシュのけががたたって2FGブロックと勢いをそがれたカンジだ。 まあ、「勝ったんやからいいやん」っていう声も多々あるが、「巨人の星」、「アタックNo.1」、「スチュワーデス物語」世代としては納得できず、これはもう「ハルちゃんビンタ」で気合を入れてもらうよう頼んだのだ。 ということで、気合を入れ直したシーホークスは、ニューイングランド・ペイトリオッツからエース・ワイド・レシーバーのブランチを獲得(来年ドラフト1順目と交換)。対アリゾナ・カーディナルス戦からの出場はないものの、対ニューヨーク・ジャイアンツ戦から先発するだろう。これで、プレーのバリエーションも、よりホルグレン・スタイルになる。 ということで迎えたホーム・ゲームは、あの感動の昨シーズン・プレーオフ、対カロライナ・パンサーズ戦以来のいつもの雰囲気だ。クレージーなオッサン連中の罵声と奇声で満ちあふれ、巨大なコスプレ集団も相変わらずだ。 天気が良くなかったので、テールゲートはスキップ。いつものようにタッチ・ダウン・シティーに向かい、シーギャルを観戦(?)、カレンダーを購入すれば手の届く距離でおっぱいを見られるとあって、下品なスケベー・オヤジ達が長蛇の列を作っていたが、とりあえず並ぶ。 シーギャルとの3ショットもゲットし、シートへ。ここも前後左右、面々は変わらずだ(トナリの連れH氏もしつこく相変わらず)。 いよいよキックオフ。シーホークスの攻撃は早速3アンドロングで行き詰まりを見せるが、今日はWRダレル・ジャクソンが冴える。新加入のWRディオン・ブランチにプレッシャーを感じたのか、47ヤード・キャッチで一気にカーディナルス陣へ。わずか4分でRBアレキサンダー、今季初(チームでも)のタッチ・ダウン。ディフェンスは前ゲームに続き強力だ。ルーキーDEダリル・タップ、プロボウルLBローファ・タトゥープ、LBリロイ・ヒルらで鉄壁ってカンジで、アリゾナは2ヤードのロス。続く攻撃では、またまたWRジャクソンがワイド・オープンから、49ヤードタッチ・ダウン。14-0と、序盤リードを広げた。 カーディナルスはラン攻撃強化のため、インディアナポリス・コルツより、RBエジャリン・ジェームスをトレードしたが功を奏さず、わずか14ヤード・ゲイン、14-0のままハーフタイムを迎える。 ハーフタイム・ショーは、90年代のディフェンスの要、コーテス・ケネディーのチーム・リング・オブ・オーナーのセレモニーだった。 第3クオーターは、カーディナルス・ディフェンスも踏ん張り、若干行き詰まる。オフィシャルの判定もツイてなく、FGを献上、14-3。 第4クオーターはQBマット・ハッセルベックのパスが再び決まり出し、FBマック・ストロングが爆発。80ヤードのドライブでタッチ・ダウンを奪い21-3。しかし、カーディナルス、QBカート・ワーナーも意地を見せ、シーホークスから今季初のタッチ・ダウンを奪う。 続くカーディナルスのパス攻撃も、最後はファンブルであえなく時間切れ。オフェンスの強化を図ったカーディナルスだったが、シーホークスのディフェンスには力尽きたカンジだった。 まあ、「楽勝やったね」っていうムードだったが、TEイトゥラ・ミリ、Tウォルター・ジョーンズらのけがが心配。 いやーそういえば、ホームで最近負けとらんなーと思ったら、ここ2シーズン勝ちっ放しだって、強かねー。 さあ、次週は昨シーズン、3連続FGをミスして自爆したニューヨーク・ジャイアンツだ。フィラデルフィア・イーグルス相手に大逆転を演じ、波に乗れるか? ガンバルでー!! | |
2006年10月2日(月)更新 第5回 調子乗りまくりの対ニューヨーク・ジャイアンツ戦
3戦目にして早くも、今季のハイライトのゲームがやって来たのだ。いやー、去年のニューヨーク・ジャイアンツ戦、思い出すねー。ああ、もうダメ!っていうのを3回も繰り返したという、まさに“夜の診察室、ゆーこセンセイの絶頂”状態。あのゲームの主役ともいうべきジャイアンツのキッカー、ジェイ・フィーリーは相変わらずジャイアンツでプレー、TEジェレミー・ショッキー、RBティキ・バーバー、なんと言っても第4クオーターになると急にがんがんパスを通すQBイーライ・マニングは健在だ。 そのジャイアンツは、昨年のゲームで、スタジアムがウルサ過ぎ、1回のフォルススタートを取られ、シアトルでは、拡声器か何か使っているのではないかとのいちゃもんをつけたため、ファンの怒りを買い、このゲームではより一層ウルサくなることが確実なのであった。 ラインはシアトルの3ポイント半リード。プラクティスの段階から、観客動員レコードの6万9,000余りのファンは大絶叫の嵐だ。ゲームはシーホークスの攻撃で始まった、と思ったら、早速ファーストプレーでなんと痛恨のインターセプトを食らってしまった。 しかし、今日のシーホークスここからがハイライトだった。フォルススタートを取ろうとするファンの絶叫に後押しされたのか、すかさずFSケン・ハムリンがインターセプトで一気に敵陣へなだれ込み、WRネイト・バールソンがTD、先制した。 この後も第1クオーターは、ペースが狂ったQBマニングのヘナヘナパス、ファンブル、インターセプト、我がWRダレル・ジャクソンの華麗なキャッチ、WRボビー・イングラムの1ヤード倒れ込みセーフTD、ニューカマーWRディオン・ブランチ、バールソン、TEウィル・へラーらが、次々とQBマット・ハッセルベックからのキープレーパス/レシーブを決め、いまひとつ、調子の上がらなかったRBショーン・アレキサンダーをカバーし、得点を重ねた。 ディフェンス陣は、もっと言うことがなしで、FSハムリンの2度のインターセプト、SSマイケル・ボウルウェアのパスドロップ、インターセプト、CBマーカス・トゥルファントのファンブルフォース等、全くと言っていいほど、ジャイアンツのオフェンスをシャットアウトした。 ハーフタイムを迎えるころには、敵ながら全く、ジャイアンツどうしたってカンジで調子に乗ったファンは、より大声を上げるのであった。余裕さくしゃくのハーフタイムは、相変わらずシーギャル観戦(?)だ。同行のH氏もこのために500倍おっぱいズーム双眼鏡を購入、私も対抗して8メガピクセル、300ミリおっぱいズームで連写したのだ。今年はシーギャルのユニフォームが変わり、オッさん達のコーフンもひとしおだ、パンツ部分が白くなったため、こうなると話題はゲームより、その下がどうなっているのかということに集中した。 そうこうするうちに第3クオーターがスタート。依然としてジャイアンツの調子が上がらない。TEショッキーがフラストレーションを爆発させる。時間稼ぎをしながら、じわじわ責めるシーホークスは第4クオーターを前にしてすでに42-3と断然リード。ここらで、ようやく攻撃のリズムをつかみ出したジャイアンツだったが、時すでに遅し。ラッキーなインターセプトリターンもあって、27点を稼いだものの、最後のオンサイドキックも失敗に終わり、万事休す。 接戦と思われたこのゲームは、我がシーホークスの圧倒的な勝利で終わったのだ。しかし、今日のゲーム、ウルサかったね。これで3戦全勝とジャンプスタート。次週はやはり3勝無敗の強敵シカゴ・ベアーズとのゲームだ。次回のホームゲームはちょっと飛んで、10月22日、ミネソタ・バイキング戦。約4週間ホームでのフットボールなしというのは、禁断症状が出る可能性があるので、我々ふたり、週末にシカゴへ遠征することにした。 オッさんがふたりというキショいカップルだが、シカゴでガールフレンドを調達する予定なので心配はいらない。ということで、次回は、激闘!シーホークス観戦記、ボコボコ・シカゴ編! ではまた。 | |
2006年10月11日(水)更新 第6回シアトルからシカゴへ殴り込み! 対シカゴ・ベアーズ戦
ついに来たか、MADDENジンクス(NFLゲームのパッケージに載ると不調になる)、というヤツだ。 RBショーン・アレキサンダーが、足のけがで、3、4週間の休養を余儀なくされるらしい。 初戦の対デトロイト・ライオンズ戦ですでに骨を痛めており、精彩を欠いていたらしい。バックアップのRBモーリス・モリスが出場開始するということだが、WRディオン・ブランチの加入で、すでに4セットのワイド・レシーバーがいるので、ホルムグレンのウエスト・コースト・オフェンスには、影響は少ないかも。 ということで、我々、初のシカゴ遠征だ。同行者は、なんと、いつものアイツだ。ギリギリまで“おっぱい熟女としっぽりシカゴ”を目指していたのだがかなわず(やっぱし)、このオトコと行くハメになったのだ。 このヒロミチ氏は、カオがデカイため、空港のセキュリティも金属探知機をカオに当て調べるというありさまだ。早朝ながらウンコとおっぱいトークで盛り上がりフライトを待った。4時間余りのフライトはシーホークス・ファンも多く、すでにジャージー、ヘルメットで戦闘態勢に入っているオッさんもいるくらいだ。 シカゴ到着後は、何をさておき、真っすぐに明日のスタジアム、ソルジャー・フィールドへ向かった。ゲーム開始まであと20数時間しかない。このまま待つことも考えたが、ゲートは3時間前しか開かんと言われ、とりあえず、チーム・ストアへ行ってみる。ケッ、ベアーズのモンしか売っとらんやないか(当たり前か)とか文句を言いながら、せっかくやけん54番ブライアン・アーラッカーのジャージーやら、Tシャツや、キャップやら買いまくった(買ってやった)。 シカゴの街ば歩こうということになり、ダウンタウンへ。シカゴの案内は27歳独身女のM嬢だ。彼女はシアトルからシカゴへ来て6ヵ月余り、相変わらずモテないらしい(1400年くらい前では絶世の美女タイプ)。オマケに、郊外に住んでいるためシカゴに来るのは2回目という初心者状態だ。我々は「まあ、いろいろ連れて行っちゃるけん」と言い、ほぼ逆案内という形で、とりあえず、シカゴ・ピザの有名店、「ウノ」、ステーキ・チョップの有名店「チョップ・ハウス」をハシゴ、明日に備えることになった。 街では、たくさんのシーホークス・ファンに会い、妙な連帯感をカンジ、ハイタッチを繰り返した。「チョップハウス」ではトナリの席がシーホークスのSSマイケル・ボールウェアだったし、なんかついてるカンジだ。 ゲーム当日、快晴。M嬢のひとり暮らしのアヤシイ部屋にたっぷりのウンコと、屁を撒き散らし出発。ミシガン湖で観光客をし、BBQの有名店(やっぱりミーハー)「カーソンズ」でたらふく食った我々はシーホークスのユニホームを身にまとい、ついに“敵地”ソルジャー・フィールドへ乗り込んだのだ。 当たり前だが、ベアーズ・ファンが山のようにいる。このベーアズ・ファンの中に入ったとたん、ボコボコにされると期待(?)したが事件にはならなかった。 ベアーズへの大歓声と、シーホークスへのブーイングという、Mのヒトにはたまらない状態の中、気が付くとベアーズにはチアリーダーがいないのだ。代わりに鼓笛隊(古い?)だ。これだけでも、もう勝ったも同然だ。 いつものように、シーホークス怒涛の攻めが始まった。セカンド・シリーズでは、早くもファースト・アンド・ゴール、いつもならここでRBアレキサンダーと行きたいところだが、今日はベンチだ。ベアーズのディフェンスは固い。LBアーラッカーが絡み、先制するも、ついにタッチダウンならず。これがこのゲームのひとつのターニング・ポイントだった。シーホークス・ディフェンスも踏ん張り、再びベアーズ陣内に攻め入るが、ここで痛恨のインターセプト。ハーフ・タイムを迎えるころには21-6と離される。 ハーフタイム後も、ベアーズの勢いは衰えず、というか、シーホークスはまったく波に乗れず、インターセプト、3アンドロングでのまずい攻め、TDゾーンでの不運なパス妨害ぺナルティー、12メンフィールドのぺナルティーなど、ほぼガタガタ、ボロボロ状態に。まったく、4セットのワイド・レシーバーはどこ? ちゃんとコーナー・バックはいるのか? などの疑問がわく中、第4クオーターを迎えるころには、早くもシーホークス・ファンは席を立ち始め、力なく立ち去るのだった。 終了間際には、雨も落ち出し、追い討ちをかけるようにゲームオーバー、結果は“知らん”。 まあ、ホーム・ゲームのファンは気分良く盛り上がり、誰も我々にブーイングを食らわさず、帰り道では多くの連中から“握手、慰め”を受けた。我々が会った限りのシカゴの連中はみーんな、フットボール・オタクのいいオッさん達だった。 泣きながら帰ったが、翌日はすっかり復活。わずかひと晩で、にわかベアーズ・ファンと化した軟弱な我々は、再び観光客に戻り、有名ホットドック店などを回り、最後は空港ピザでしめ、シアトルへの帰路に就いたのだった。 負けたとはいえ、アウェイ・ゲームは意外に楽しいと思ったし、観光もできるとあって、早くもまた行きたい気分だ、ただ次回は相手をチェンジの予定だ。 ちなみに今回予定していたができなかったことは以下の通りだ。 | |
2006年11月2日(木)更新
まったく“責任者出て来い!”と言いたい。 しかしこのシーズンのスケジュールとはいえ、丸3週間もホーム・ゲームがなかったため、中毒患者が続出したらしい。スタジアムではすでにキレているオッさんが多く、キケンだ。 我々も禁断症状を抑えようと、途中にシカゴ遠征したのだが、ボロ負けしてしまったため、夜の診察室ユーコセンセイのお色気セラピー、ハルちゃんのビンタなどの治療を受けたのだった。 この日テールゲートで盛り上がったオッさんふたりはシーギャルのおっぱいで気合を入れ、サウス・サイド最前列で声援(指示)を送り気合を高めた。 今回の対戦相手は強力ディフェンス“タンパ2”擁するミネソタ・バイキングスだ。オフェンスには前シーズンまでシーホークスにいた、Gスティーブ・ハッチンソンがすでに活躍しているのだ。 シーホークスはなぜかこの“タンパ2”型ディフェンスに弱い。デトロイト、シカゴと共に未だタッチダウンを上げることができないのだ。RBショーン・アレキサンダーはまだサイドライン、TEジェレミー・スティーブンスがカムバック、ラインはシーホークス6ポイントリードで始まった。 なんかディフェンスが今ひとつでズルズルと押され、早速FG献上。しかしシーホークスは続くシリーズ、QBマット・ハッセルベックが、突然のプレーコール変更でクイックパス、“タンパ2”の懐で見事にWRダレル・ジャクソンへのショートパスが決まり、そのままタッチ・ダウン。75ヤードの今季最長タッチ・ダウンということで、早くも押せ押せムードだ。 しかし、相変わらずディフェンス陣に精彩なく、特にセーフティーのふたりのミスが目立つ。第2クォーターにはミネソタ、QBブラッド・ジョンソンのへなへなパスでタッチ・ダウンをも許し、10-10でハーフタイムへ。 チアリーディング・ショーということで色めき立ったが、残念ながらハイスクールだ。ここで双眼鏡を使うと捕まる可能性があるため、すっかり落ち込む。次回はぜひ、“熟女チア・ショー”にして欲しいものだ。仕方ないのでサイコセンセイとアキ嬢(おば?)に踊ってもらおう。 セカンドハーフに入ると、オフェンスの動きが“昼寝しとったんか!”というほどに止まってしまう。ディフェンスは悲惨な95ヤードランタッチ・ダウンを許し、オフェンスは5ヤードラインでサックを喰らいタッチ・ダウンを献上という体たらくだ。オマケに(ホントはこれが一番重要なんだケド)、QBハッセルベックがひざのけががついに降板、QBセネカ・ウォレスが急きょ交代したものの、もう坂道を転げ落ち状態で、終わってみれば31-13。シーホークスは結局、1タッチ・ダウンを上げただけの惨敗に終わった。 まったく、フン詰まりというか、残尿感が残るというか、サトコの薄化粧みたいなというか、水着がずれたケドおっぱいポロリはナシみたいなというか、スカート舞い上がったけどパンチラはナシみたいなというか、まあわかってホシイようなホシクないような、そんな負けゲームだった(?)。これで、QBハッセルベック、RBアレキサンダー、WRボビー・イングラム、Gポークチョップ・ウォーマックとスターター4人を欠く緊急事態となってしまった。 次週は不調のSSマイケル・ボルウェアに代わり、ジョーダン・バビソーがスターターに昇格。今シーズン、異常に多いビッグプレーの防御を目指す。 カンザスシティー・チーフスの後はマンデー・ナイトのオークランド・レイダース。まだ可能性があると言っても、次に強豪セントルイス・ラムズを迎える。QBハッセルベックなしというのはキビシイ。 まあ、そう言っても6週目で4-2は悪い成績ではない。NFC西地区はサンフランシスコ・フォーティーナイナーズ、アリゾナ・カーディナルスが予想通りすでに脱落気味なので、ついでにセントルイス・ラムズにも自滅をお願いするという他力本願、消極策でピンチを乗り切る作戦だ。 久しぶりのホームでの負けゲームだった。ミネソタ・ファンがボコボコにされているのを横目に、オッサンふたりは泣きながら帰ったのだった。 | |
2006年11月13日(月)更新 シーホークス、今季もスーパーボウル出場だ! 熱烈シーホークス・ファンが、フットボールの魅力をお届け。謹慎も解け、2年ぶりの復活! (取材・文/シロヒラシガエ)※本文中のデータは10月15日現在のものです。 あの悪夢からの復活 昨シーズン、シーホークスは苦節30年、スーパーボウルへの出場を果たしたが“悪夢、脱力、放心”状態の敗戦となった。一時は食欲不振、中年三重苦などに悩まされ、出家も考えたが、夏になるころにはコロッと忘れ、ゼネラル・マネジャーのごとくドラフト、チーム編成、先発ロースター選びなどで多忙を極めるのだった。今季もシーズン・チケットを更新したが、不運なことにまた某博多会デカ顔Y氏とのペアだ。我々は8月に早速、スポケン郊外でのトレーニング・キャンプで練習を(コーチの眼で)見学し、作戦を練った。 オフ・シーズン、チームはRBショーン・アレキサンダーとの契約に成功。WRネイト・バールソンを獲得し、ますますのオフェンスの強化を図った。しかし一方で、そのアレキサンダーの快進撃を支えたGスティーブ・ハッチンソンが移籍。Tトム・アシュワース、T“ポークチョップ”ことフロイド・ウォーマック、Cクリス・スペンサーらで穴埋めをすることになるが不安は大きい。ディフェンス陣では、LBジュリアン・ピーターソン、ドラフトでCBケリー・ジェニングス、DEダリル・タップを獲得、FSケン・ハムリンが復帰、守備力はアップしていると見て間違いない。 開幕3連勝も、シカゴで涙の敗北 そして迎えた開幕戦は、スーパーボウルのイヤな思い出が残るデトロイト。ライオンズはスランプから抜け出せず再建中のチームで、楽勝ムードだ。が、RBアレキサンダーはマークされて走れず、QBマット・ハッセルベックのパスも精彩を欠き、9-6と辛勝したものの、タッチダウンを上げられなかった。フロントは急きょ、交渉がもつれていたニューイングランド・ペイトリオッツのエース、WRディオン・ブランチを獲得。ラッキー!ホーム初戦はアリゾナ・カーディナルスに、21-10と2連勝。序盤から好調のシーホークスはWRダレル・ジャクソン、RBアレキサンダーらが活躍し、先制。ディフェンスは前ゲームに続き強力で、DEタップ、LBローファ・タトゥープ、LBリロイ・ヒルらで鉄壁ってカンジだ。 続く対ニューヨーク・ジャイアンツ戦は前半戦の山場のひとつだったが、ペースが狂ったQBイーライ・マニングのへなへなパス、ファンブル、インターセプトに対し、WRボビー・イングラム、WRブランチ、バールソン、TEウィル・へラーらが活躍。調子の上がらなかったRBアレキサンダー(後に、この時骨折していたと衝撃の発表)をカバーし、得点を重ねた。ディフェンス陣も大好調。第4クオーターにはマニングも盛り返したが時すでに遅く、42-30と3連勝。 次のホーム試合まで約4週間フットボールなしというのは禁断症状が出るので、我々ふたりは同じく開幕3連勝のシカゴ・ベアーズの本拠地へと遠征した。ベアーズへの大歓声と、シーホークスと我々へのブーイングという、Mのヒトにはたまらない状態。RBアレキサンダーを欠き、ベアーズの固いディフェンスに、6-37のまさに惨敗だった。泣きながら帰ったが、翌日にすっかり復活した我々は有名シカゴ・ピザ店などを回って観光客と化し、シアトルへの帰路に就いたのだった。 これで3勝1敗。次のセントルイスでのラムズとのゲームは、最後の最後まで気が抜けない接戦だった。QBハッセルベック怒涛のラスト・ミニッツでKジョシュ・ブラウンが逆転サヨナラのフィールド・ゴールを決め、30-28と競り勝ち、再びNFC西地区の単独トップに返り咲いた。さて、ホームでの対ミネソタ・バイキングス戦はどうなるか?
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2006年11月21日(火)更新 ついに来た! マンデー・ナイト・フットボールだ 全米中継で毎週1ゲームだけ行われるマンデー・ナイト・ゲームはフットボール・ファンにとっては、もうお祭り状態、正月状態のコーフン日なのだ。当然、仕事をやってる場合ではなく、24時間前からカウント・ダウンを開始。朝にはもうジャージを着込み、気合の充実を図り、作戦を練り、フェース・ペイントを施し、テールゲート・パーティー用のステーキを焼き、スタジアムへ乗り込んだのは、わずかキックオフ3時間前だった。すでにスタジアム周辺は、仕事をほっぽり出した。とんでもないオッサン達でいっぱいだ。とにかくこの巨大なコスプレ集団は雨模様をものともせず、プレーヤーが濡れるんやから自分もという、わけわからん理屈で盛り上がるのだ。 相手はここ2年スランプで目下絶不調のオークランド・レイダース、しかし、先週はシアトルの宿敵とも言うべきピッツバーグ・スティーラーズを破ってくれたウレシイ相手でもある。だが、今シーズンのレイダースは攻守共に行き詰まり、そのスティーラーズを破ったゲームでさえ、獲得ヤードはわずか98ヤードという有り様だった。 ゲームは予想通り、シーホークスのペースで進んだ。第1クオーターには早くもQBセネカ・ウォレスからのタッチダウン・パスをWRディオン・ブランチが“ウマイ”キャッチで先行、フィールド・ゴールを追加し、10ポイントを上げた。ところが、雨のためか、はたまた気合が抜けたのか、ドロップ・パスや、レスゲイン、今ひとつパッとしない。しかし、デイフェンスは、不調のレイダース・オフェンス・ラインに襲い掛かりサックを連発、なんと9サックを浴びせ、先週までの行き詰まりがウソのように息を吹き返したのであった。 これはまさに、アキ嬢がよく言う“ウンコ一気、3日間の便秘あと”状態と言えるだろう。ということで、ゲームはその後こう着し、なんかマンデー・ナイトながらすっきりしない展開となり、それでも16-0とシャットアウト勝ち。勢いに乗りハンバーガーを食いに「レッド・ロビン」へ向かったのであった。 そして、セントルイス・ラムズ戦だ。現在、シーホークスは5勝3敗、ラムズは4勝4敗、1ゲーム差だが、このゲームで勝てば2ゲーム差になり、プレーオフ時に同レコードの場合、直接対決の結果が優先されるため、実は3ゲーム差になるというオマケ付きなのだ。が、負けてしまった場合、5勝4敗で並んでしまうという非常に重要な、つまりアキ嬢にするかユーコ先生にするかみたいな、カレー味のウンコかウンコ味のカレーかみたいな意味を持つゲームなのである。 ところが、なぜか我々、オッサンふたりは前日までの連日の反省会がたたったのか“バカは風邪引かん”の法則に反し、体調を崩してしまった。日曜の朝には仕事はできんけど、フットボール観戦は大丈夫というところまで驚異的回復を見せ、スタジアムに向かったのだ。 この日は、友人がいない我々には珍しく、一緒に行きましょうという奇特なヒトが現れた。ラスベガスからゲームごとに飛んでくるというM氏は、このコラムを読んでいるという。これでフットボール好きというのだから 、“アヤシイ”人物であることはマチガイないのだが、純真無垢な我々はあっさり歓迎したのであった。 相変わらずQBマット・ハッセルベック、RBショーン・アレキサンダー、WRボビー・イングラムの主力を欠くキビシイ展開だが、マンデー・ナイトの対レイダース戦で9サックを上げ、すっかり息を吹き返し、調子に乗ったデイフェンス陣は期待できそうだ。 ラムズのキックオフで開始、ファースト・シリーズはQBウォレスがWRブランチ、WRダレル・ジャクソンとのナイス・プレー連発で前進する。対レイダース戦で今季初の100ヤード・プラスを達成したRBモーリス・モリスもナイスゲインを連発、一気に1ヤードまで迫ったのだ。これはもう7-0で早速リードやね?と油断したその時、よそを向いていたタックルの横をスルッとすり抜けたラムズのDEレオナード・リトルがQBウォレスをサック、ファンブルを誘い、なんとそのままタッチダウンしてしまうという事態が起きたのだ。 しかし、シーホークスは次のシリーズでもめげずにゲインを重ね、あっさりとWBジャクソンが同点のタッチダウンを決める。その後の攻撃でもRBモリスがナイス・ラン、WR陣との息も合ってきたQBウォレスは、TEジェレミー・スティーブンスの復帰後初タッチダウンと前半で2タッチダウンを奪い、デイフェンス陣は対レイダース戦に続き気合の入った守りでタッチダウンを許さず、14-13の僅差でハーフタイム。 第3クオーターには、セントルイスはフィールド・ゴールで再びリード。こう着状態が続いた。ここで???プレーが。これは自分の記憶違いかもしれないが、4アンド5、40ヤード付近からのラムズの攻撃、パントでなくフォースダウン・トライを選んだ、QBマーク・バルジャーのパスをFSマーク・ハムリンがインターセプトしたのだがこれはインターセプトではなく、ノックダウンするべきものではなかったのだろうか? そうすれば、パス、インコンプリートでターンオーバーではなかったのか? まあしかし、シーホークスは第4クオーター、待ちに待ったビッグ・プレーが飛び出した。なんか、ブランチの影に隠れてしまい、確か対カンザス・シティー・チーフス戦から、PRに回されたWRネイト・バールソンが90ヤードのパントリターン・タッチダウンをやってくれちゃったのだ。もうこれでスタジアムは狂喜乱舞、一気に最高潮に達した。 再び逆転、だが負けられないラムズもRBスティーブン・ジャクソンがパワーでタッチダウンを奪う意地を見せ再び逆転、2点差に。当然フィールド・ゴールでも同点にしかならないように2ポイントコンバージョンを試みたが見事失敗、残り2分でシーホークスにフィールド・ゴールでの勝ちのチャンスがやって来たのだ。 ゲームを制したのはシーホークス。最後は再びKジョシュ・ブラウンのフィールド・ゴールで逆転勝ち、ラムズは無謀なフォースダウン・トライや、アホなペナルティーなどで半ば自滅的に負けたカンジだ。カワイソウやね。 いやー2週続けての勝ちゲームにすっかり元気になり、アヤシイヒト達とハイタッチを繰り返し、奇声を上げながらスタジアムを後にしたのであった。その後、仕事に戻った直後、体調が急変。仕事ができなかったことは言うまでもない。 | |
2006年12月13日(水)更新 主力を欠くシーホークス、中盤戦をどう乗り切るか 10月15日のセントルイス・ラムズ戦では、辛くも勝利を手にしたシーホークス。その後の展開は? ハッセルベックのけがで真っ青! ゲームは序盤に動いた。QBマット・ハッセルベック、直前のプレー変更で、WRダレル・ジャクソンへセンターへのショート・パスを敢行。これが見事に決まり、主導権を握るかに見えた。しかし、この日はディフェンス陣が精彩を欠き、ミスが目立つ。97ヤード・ラッシング・タッチダウンを許すなどビッグ・プレーを食らい、押されまくって13-31。久々のホーム・ゲーム敗戦となった。 しかも、試合終盤にひざを痛めたQBハッセルベックは、3週間の戦線離脱。中盤戦に向け不安が広がり、夜も眠れない状況だ。TEジェレミー・スティーブンズが復帰するものの、スターター4人を失う緊急事態である。カンザスシティー・チーフス、オークランド・レイダース、そしてラムズを相手に、バックアップのQBセネカ・ウォレスで戦うことになった。その10月29日の対チーフス戦では、QBウォレス、WRディオン・ブランチらのオフェンス陣はよく踏ん張ったが、ディフェンス陣はRBラリー・ジョンソンの足を止められず、点の取り合いに。28-35とワン・タッチダウン差で惜敗、4勝3敗となった。 でも、結構イケルじゃん 11月12日の対ラムズ戦も雨中でのゲーム。アウェーでのゲームと同じく、点の取り合いとなった。シーホークスはファースト・シリーズのターンオーバーで先行されるが、RBモーリス・モリスがナイス・ラン。WR陣との息も合ってきたQBウォレスは、前半で2タッチダウンを奪い、14-13の僅差でハーフタイムへ。その後、ラムズはフィールド・ゴールで再びリード。しかし、シーホークスは第4クオーターで、WRネイト・バールソンが90ヤードのパントリターン・タッチダウンのビッグ・プレーで逆転。ラムズもRBスティーブン・ジャクソンがパワーでタッチダウンを奪う、シーソー・ゲームになった。ゲームを制したのはシーホークス。最後は再びKブラウンのフィールド・ゴールで、24-22と逆転勝ち。ラムズはフォースダウン・トライ、危機的なペナルティーなどで、自滅したようなものだ。 中間点を過ぎ9戦を消化、6勝3敗。対抗馬のラムズに2勝したことで、シーホークスは地区優勝に向けて大きく前進した。QBハッセルベック、長期の欠場になったRBアレキサンダーも戻って来る。 同地区ではラムズが4-5、サンフランシスコ・フォーティーナイナーズも大健闘で4-5、アリゾナ・カーディナルスは対ベアーズ戦での大逆転負けがたたったのか、1-8とシーズン半ばにしてアウトだ。ほかの地区では、相変わらずベアーズ(8-1)が強い。その下に、シーホークス、ニューオーリンズ・セインツ、ニューヨーク・ジャイアンツが6-3で続く。AFCでは、インディアナポリス・コルツ(9-0)がダントツだ。
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2006年12月14日(木)更新 今季2回目のマンデー・ナイト・フットボールは? 先々週の対サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ戦は、惨敗。まさに“サック!!!!”というヤツで、RBフランク・ゴアには212ヤードも走られるという体たらく。ゲーム後、ハルちゃんビンタで根性を入れ直してやったことは言うまでもない。 ということで、月曜を迎えたのだ。この日の対戦相手は252試合連続出場!の鉄人QBブレッド・ファーブ要するグリーンベイ・パッカーズ。ファーブは、先週のゲームで手首を痛め、週半ばまで出場が危ぶまれたが、やっぱり“鉄人”関係なかったのだ。 シアトル近郊ではスノー・ワーニングも出て、なんと気温は35°F。まさにフリージングというやつで、ゲーム前には雪まで降り始めた。しかし今日は着ぶくれ、十二単状態、パンツ3枚重ね履きで暑苦しいほどなのだ。オマケにマンデー・ナイトということでコウフンし切っているファンには関係なく、シアトルで雪の中見られるとあって、盛り上がりもいつも以上だ。 仕事には雪のため行けなかったのに、フットボールには来られたオッサン達は、寒いのにここぞとばかりにビールを飲み続けるのだ。ハダカの兄ちゃんもいる。連れの某博多会会長Y氏に至っては、田舎住まいのため雪でウチから出られなかったにもかかわらず来てしまったのだ。もうひとり、ラスベガスからM氏も飛行機に乗ってやって来た。 キックオフ・タイムにはフィールドはほぼ真っ白、シーホークスの攻撃で始まった。久々のQBマット・ハッセルベックとRBショーン・アレキサンダーのコンビだ。オフェンス・ラインに未だスターターを欠いているものの、ようやく今シーズン、主役がそろったカンジだ。ラインはシーホークス9点有利、ファーブも見納めかもしれんし、オッさん達の要望に応えたのか、寒い中、シーギャルズも足を出してくれている。これは張り切らねば!と思ったのも束の間、早速インターセプトを許してしまい、アット言う間にタッチダウンを献上。そして次のシリーズでもタイミングが合わず、うっそーまたってカンジでインターセプトを食らう。どうしたハッセルベック! ディフェンスが何とか持ちこたえ第1クオーター中盤にFGを奪うも、またまたインターセプトを食らう。すでにここまで3ターンオーバー、それでも7-3と僅差なのが不思議だ。シーホークスはじわじわ攻めるも、今1歩タッチダウンに届かずFGを重ねるが、レシーバー陣がダサい。TEジェレミー・スティーブンスに至っては肩に当て落とすわ、足に当て落とすわ、正面も落とすわ、一体どこに投げたら捕ってくれるの? 状態だ。パッカーズは、再三このダサダサキャッチに救われたカンジ。その後もファンブル・リターン・タッチ・ダウンのビックプレーが飛び出し、14-12と元気なく前半を終わった。 いやな雰囲気が残る後半、最初のシリーズで、QBファーブがWRドナルド・ドライバーにタッチダウン・パスを決め、21-12と引き離され、不安でうっかりうたた寝もできないほどだ。 しかし、シーホークスはこれで終わるわけないやろ、アレキサンダーが爆発。それから走りに走りまくり、なんと後半だけで28キャリー、160ヤードを獲得。流れを引き寄せ、ようやく“ポロリ”ダレル・ジャクソンもキャッチを決め出し、ついにスティーブンスも、3ヤード・キャッチながら、この日最も難しそうだったタッチダウン・キャッチを決め、2ポイント・コンバージョンでも成功。“やればできるやんけ”と声援(罵声?)を浴びた。 第4クオーターはすっかりシーホークスのペース。2タッチダウンを上げ15ポイント獲得、QBファーブは後半2つの致命的インターセプションを食らい、おそらく最後のシアトルでのマンデー・ナイトの幕を閉じたのだった。 34-24、終わってみればほぼ予想通りの結果となったが、依然セカンダリーが弱いのと、レシーブ陣の不調が気になるところ。復活のアレキサンダーは、キャリアーハイの40キャリー201ヤード、チームも7-4と単独トップを守った。 そして続く日曜はフレキシブル・スケジュールでナイト・ゲームにピックアップされたアウェーでの対デンバー・ブロンコス戦だ。16°Fというチョー寒い中のゲームになった。 ブロンコスとは相性が悪く、95年以来勝っていないハズだ。ブロンコスにしてもAFC西地区のレースは7-4の2ゲーム差でチャージャーズを追っているだけに落としたくないところ。しかし、この土壇場で名指揮官のマイク・シャナハンは、ここ3年、チームのQBとして活躍していたカーソン・パーマーをあっさり引き下げ、ルーキーQBジェイ・カトラーに残りの5ゲームを先発させるというギャンブルに出たのだ。 シーホークスとしては、マンデー・ナイト・ゲームのようにターンオーバーを食らわず、QBカトラーにプレッシャーをかけて行きたいところ。 ゲームはスリーアンドアウトの繰り返しで始まったが、Pライアン・プラックマイアーのまずいパント、Kジョシュ・ブラウンの40ヤードFG失敗で10-0とリードされたが、QBカトラーからDTダリル・タップがインターセプション・タッチダウンのビックプレーで食い下がり、13-7で迎えた第4クオーター、シーホークスはブロンコスのファンブル、再度のインターセプションでチャンスを生かし、2タッチダウンを奪って残り3分を切ったところで20-13とリード。これで決まったと思ったのも束の間、WRブランドン・マーシャルへのパス・タックルをSSマイケル・ボールウェア、CBケリー・ジェニングスが相次いでミス・タックル、タッチダウンを許し同点に。しかし最後はブロンコス陣32ヤードまで迫り、Kブラウンが今季4度目のウイニング・ゴールを決め、23-20で勝った。 これで8勝4敗で単独トップ、午前中のゲームで2ゲーム差で追っていたフォーティーナイナーズ、セントルイス・ラムズがあっさり負けてくれたため、両者5勝7敗で3ゲーム差(ラムズは実質4ゲーム差)、残り4ゲームということでフォーティーナイナーズに対するマジックは2、先週末、シーホークスがアリゾナ・カーディナルズに負けたので、今週木曜のホームでの直接対決でシーホークスが勝てば、早々とNFC西地区の優勝が決まるのだ。 ここ数週間、気合を入れ過ぎたおかげで、どうやらケツの穴をやられたらしい。ユーコセンセイに見てもらうのを楽しみにしているが、とりあえずアキ嬢に軟膏を塗ってもらうのだ。対カーディナルズ戦については、次回を待たれよ!
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2006年12月14日(木)更新 シーホークス、プレーオフ進出までマジック1 主力選手が戻り、地区優勝を目前にした我らがシーホークスの動きに迫る。 2大看板、ついにバック! 続く27日、今季2回目のマンデー・ナイトは、252試合連続出場の鉄人、QBブレッド・ファーブ擁するグリーンベイ・パッカーズと対戦。ファーブは手首を痛めて出場が危ぶまれたが、“鉄人”には関係なかった。キックオフ・タイムには、フィールドは雪で真っ白。マンデー・ナイトということで、仕事は雪のため行けなかったのにフットボールには行けたというファンは、雪の中でのフットボールに大興奮。ハッセルベックも戻り、オフェンス・ラインに未だスターターを欠いているものの、ようやく今シーズンの主役がそろったゲームは、前半に4つのターンオーバーを許すなど、いやな雰囲気の展開。そこでアレキサンダーがついにバクハツし、40キャリー、201ヤードを獲得、34-24で快勝した。 そして12月3日、フレキシブル・スケジュールでナイト・ゲームにピックされたアウェーでの極寒デンバーでの対戦。ゲームはスリー・アンド・アウトの繰り返しで始まったが、10-0とリードされた後半、ルーキーのQBジェイ・カトラーを攻略。Kジョシュ・ブラウンが今季4度目のウイニング・ゴールを決め、23-20で連勝した。 プレーオフが見えてきた……だけ? だが予想に反し、試合はカーディナルズのペースに持ち込まれた。ビッグ・プレーを許し、危機的なファンブルなどミスが続き、逆転勝ちのチャンスも残りわずか数インチのところでものにできずに負けてしまった。この番狂わせがフットボールの醍醐味でもあるのだが、やはりガックリ。この週はインディアナポリス・コルツがジャクソンビル・ジャガーズに、ニューイングランド・ペイトリオッツがマイアミ・ドルフィンズに負けるなど、さらに番狂わせが続いた。 12月14日、わずか3日のインターバルで臨んだホームでの対フォーティーナイナーズ戦は、雨の中での雪辱戦。WRダレル・ジャクソンを欠き、今ひとつ波に乗れないシーホークスの隙をつき、接戦となった。肝心のRBアレキサンダーは走れず、今季の悪いパターンとなってしまったターンオーバーにも泣かされ、ホーム・ゲームでの惨敗。残り2戦、マジック1ながら、もし最終戦までもつれ込み、8勝8敗でフォーティーナイナーズと並んだ場合……考えるだけでオソロシイ! この時点でNFCではすでにシカゴ・ベアーズが早々に進出を決め、シーホークスは進出(西地区優勝)までマジック1、しかし第2シード権の席はニューオーリンズ・セインツが1ゲーム差でリード、ダラス・カウボーイズも手強そうだ。AFCでは西地区のサンディエゴ・チャージャーズがすでに進出を決めている。
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2006年2月8日(木)更新 スーパー・ボウル出場は逃したが…… シカゴで力尽きた、我らがシーホークスの今シーズンを振り返る。 あぁー、終わったぁー 今シーズンの総括
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