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2009年シーズンのシアトル・シーホークス

※このページは、2009年シーズンのシアトル・シーホークスについて、2009年のシーズン中に作成・掲載された記事を基に再編集したものです。

シーホークス観戦記

2009年9月25日(金)更新
2009年シーズン開始と大予想!

今年も始まった!

幾夜とこの日を待ちわびたことだろう、思えば、長いオフシーズンだった。我がシーホークスは名将ホルムグレンの最終年を、なんと4勝12敗という、屈辱的な成績で終わってしまい、あれから毎日涙に暮れる日々だった。

日頃、信心のない私も、いろんな神に祈ってみた。好きなアイスクリームも1日2個だけにした。パンツも変えてみた。アキ譲のおっぱいを吸うのもやめた。相変わらず仕事には身も入らず、まったくモテずという中年3重苦状態だ。しかし今年も同行のアノ男、某博多会のヒロミチ氏はデカ顔と、髪のモンダイを抱え5重苦だもんね……へへ。

3カ月前からは、気を取り直し雪辱を期すべく作戦を練り、チームを作り上げ、開幕ロースター選びに仕事ほったらかしで時間を費やした。まさに人生、このシーズンキックオフのためにあると言っても過言ではない! そしてドラフト、キャンプ、プレシーズンを経てようやく、春!がやってきたのだ。

まず今年の期待できる目玉をあげてみよう。

(1)ドラフトでの新人がたくさんロースター入り……ナンバーワンのLBカレーを始め、Gアンガー、WRバトラー、DEリード、QBティール、DEベネットなど、いずれも53ロースター入りを果した、特にカレー、アンガーはスターターという良いデキだ。

(2)新しいコーチ、モーラ体制でのスタート

(3)強力な補強……特にWRフーシュマンザード(彼がキャッチした時はフ~~~ッシュというブーイングに似た声援がかかるので注意)、DTベーナードなき後に、ライオンズから来た野獣系DTコール、殿堂入り確実といわれているRBジェームスの加入も面白い。

今シーズン第1戦、ホームでのセントルイスラムズ戦の日が来た。朝4時起床、仕事では絶対に起きない時間だ。しかし、キックオフは午後1時。サイアクでも朝7時にはテールゲートを始めなければ間に合わない……(って何に?)ばたばたローストビーフを焼き、詰め込み、スタジアムに向かった。ここでモンダイが起きた。なんとテールゲートエリアのパーキングがクローズだったのだ。聞けば朝6時頃までは開いていたらしいのだが、先に来た連中が追い出され、締め出されてしまったらしい。

もっとも、フットボールに来ている連中、とくにテールゲートのヒトタチは、ただでさえ、追い出したくなる雰囲気を持っている。それはわかる、私の周りでも、このテールゲートにやってくる連中はロクなのがいない。共通して言えるのは、貧相なこと、品がないこと、そのワリにはスケベーなことだ。あ、トモダチがいないという点もか……っていうか、このコラム読んでるってこと自体、ロクな人じゃないってことですなぁ……はは。

で、ともかく、パーキングがクローズだったにもかかわらず、私の人徳が功を奏し、いつものテールゲート仲間が、近くにパーキング・スペースを確保してくれていたのだ。まったく路上ながら、開幕戦ということもあり、徐々に盛り上がり出した。いつものカオでラスベガスからムラカミ氏、日本からもムライ氏(東京ばなな付き!ありがとぉ~)、そして、某有名大学教授のフルカワ氏も学生さんを連れてはるばるやってきた(どら焼き付き!ありがとぉ~)。しかしヒロミチ氏は相変わらず手ぶらだ。

結局、いつものように騒ぎ、スタジアム入り。感動のキックオフなのだ。

ゲームは、ラムズのキックオフリターンファンブルで始まった。しかし、直後のプレーで、エンドゾーンを狙い、インターセプト献上。今イチ波に乗れないまま、第1OTを終了、流れを引き寄せれないカンジだが、それ以上にラムズはシケたカンジだ。

まったく、フン詰まり状態だったが、なんとか、TEカールソンのTDで先制、そして終了間際に波乱、ラムズが、キックブロックで一気にTDと思いきや、反則で取り消し、それで一気にたまってたウンコが出た感じで、逆にTDを奪い14-0で前半終了。

もう大丈夫ってカンジで、余裕を持って、ハーフタイムのシーギャルズを見た。というかおっぱいぷるぷるとお尻ぷりぷりを中心に見たのだ。どのシーギャルのおっぱいがホンモノで大きいかということで、ひとしきり盛り上がったあと、後半スタート。

ここからは、シーホークスの独壇場で、再びカールソンへのパスTD、ようやく本気を見せたRBジョーンズの62ヤードランTDなどで突き放し、しょぼいラムズはまったく歯も立たず、28-0という完封で勝利!したのだ。再三のビックプレー、ターンオーバー、サックなどで盛り上がり、気分良くルンルンで帰ったのは言うまでもない。声もかれたしヘロヘロだ、明日はさっそく休もう……。

そして、恒例の大予想だ!

オイオイ、シーズンは始まってから予想だとぉ~~と言われそうだが、そんな意見は無視だ。ルーレットだって、投げてからも賭けれるし、テストだってカンニングはアリだろう、それと一緒だ……。考えてみてほしい。もしこの大予想をシーズン終盤にやれば、大当たりではないか! 予想には、例年通り、ウンコ占いやおっぱい占い、閃き、メディアの受け売り、パクリなどのデータを駆使した、また、仮に当たっても“だから何ナノ?”ってとこもミソだ。1戦目を参考にしたんじゃないかと思う人もいるだろうが、その通りだ。

(P)(W)はプレーオフ出場予想

NFC 西地区 チーム 勝敗予想
1位シーホークス 10-6(P)
2位カージナルス 9-7
3位フォーテイナイナーズ7-9
4位 ラムズ4-12

今年のシーホークスは昨年のようなことにはならないだろう。アリゾナはスーパーボウル出場だが、ディフェンスに難アリかも……。サンフランシスコはまぁまぁってトコ、ラムズはおしまい!?

NFC 北地区 チーム 勝敗予想
1位 バイキングス 10-6(P)
2位 バッカーズ 8-8
3位 ベアーズ 8-8
4位ライオンズ 4-12

バイキングスはファーブを加え、優勝候補筆頭、カトラーを加えたベアーズだが、アーラッカーの離脱はイタイ。星の取り合いでこんなもん……ライオンズは再建にかける。

NFC 南地区 チーム 勝敗予想
1位ファルコンズ 10-6(P)
2位セインツ 9-7
3位パンサーズ 8-8
4位 バッカニアーズ 6-10

ラン、パス攻撃ともに安定しているファルコンズ、セインツがリードか、バッカニアーズはQBも安定せず、新コーチの元で苦戦かも。

NFC 東地区 チーム 勝敗予想
1位 カウボーイズ 12-4(P)
2位 ジャイアンツ 10-6(W)
3位イーグルス 9-7(W)
4位 レッドスキンズ 8-8

今年もあいかわらずの激戦区だ。新スタジアムのカウボーイズ、ジャイアンツの戦いかイーグルスはQBビックを加え、台風の目!?マックナブがケガなくシーズンを送れれば本命かも。スキンズも良いチームだが、なにせ地区がキツイ……。

AFC 西地区 チーム 勝敗予想
1位チャージャーズ11―5(P)
2位レイダース 6-10
3位ブロンコス 5-10
4位チーフス 3-13

1強3弱ってカンジ!? チャージャースが10歩リード、レイダースには期待したいシーホークスと来年のドラフトの1順目を交換しているので、できるだけ負けてホシイところだ。チーフスはかわいそうだがおしまい……!?

AFC 北地区 チーム 勝敗予想
1位 スティーラーズ 11―5(P)
2位 レイベンス10―6(W)
3位 ベンガルズ 8-8
4位ブラウンズ 6-10

ブラウンズには、毎年期待してホトホトあきれた……。もうここはスティーラーズの独壇場、レイベンズは安定しておりワイルドカードが狙えるだろう。

AFC 南地区 チーム 勝敗予想
1位 タイタンズ 11―5(P)
2位コルツ10―6(W)
3位テキサンズ 8-8
4位ジャグワーズ 8-8

タイタンズが筆頭、コルツはマニングのでき次第、テキサンズは初のプレーオフを狙えるか。

AFC 東地区 チーム 勝敗予想
1位 ペイトリオッツ 12―4(P)
2位ビルズ8―8
3位ドルフィンズ 7-9
4位ジェッツ 7-9

残念ながら、ブレディーが怪我なく過ごせば、ペイトリオッツのものだろう。TO加入で燃えるビルズだが、なにせ詰めが甘い、3チームはダンゴか……。

プレーオフは
NFC決勝 バイキングス VS シーホークス
AFC決勝 ペィトリオッツ VS スティーラーズ というところでどうだろう。

なお、今年のテールゲートは、スタジアムの西、バイダクト下のパーキングが開いてない場合、バイダクトランプの下辺りでやっている、いつでも誰でもシーホークスファンなら歓迎だよぉ。それからフルカワ氏と共にやって来た学生の皆さぁ~ん、楽しめたかな~~。あまりにもヒドイファンを見て引いてしまったかもしれないけど、これからも日本でシーホークスを応援してくれぇ~~。

今年もがんばろう!

GO SEAHAWKS!

2009年10月1日(木)更新
今度こそ返り討ちだ! と思ったらまたヤラレタ……。

9月27日はシカゴベアーズ戦だった。そういえば4年前、シカゴまで遠征して、返り討ちに会いボロボロにやられたのだ。

しかし、長い2週間だった、ラムズ戦で快勝したものの、先週のサンフランシスコ戦では、あのマグマ大使の悪役(知ってる?)と同じ名前のゴアに204ヤードも走られボロ負け。おまけにハッセルベック、ロックラーをやられ、ヒル、タトゥープ、グリフィス……コレではまるで、昨年と同じシーホークス病院状態だ。ここまで主力が脱落すると、起死回生の案として、チンパンジーを入れるのもアリだろう。

負けたことにより、私の生活も荒れた。仕事に身が入らないのはもちろん、グレてしまい、長電話、お昼寝、エロビデオ、朝マックと悪事の限りを尽くした。しかし、これではイカンと思い直し、3日前からは四股踏みなどのトレーニングを再開。ラムズ戦では、応援してるだけなのにクビから肩にかけて筋違いを起こすという失態を演じた反省を踏まえ、ベアーズ戦に臨んだのだ。

早朝、メキシカンビーフシチューの仕込みを終え、いつのもテールゲートに向かった。相変わらず、ヒロミチ氏は眠そうだ。ここのトコめっきり寒くなったため、冬眠状態に入ったらしい。パーキングが開いてないため、バイダクト下のスタジアムに近いスポットは、朝7時ですでに満車状態だ。しかし、いつもの仲間が朝4時に来て場所取りをしてくれていた。今回は、仲間のひとりが路上テールゲートを快適にするため、ハニーバケットも借りてきたのだ。さすが路上生活1歩手前のヒトタチ!すばらしい。怪しいうさんくさい雰囲気がウリのヤマダ氏(ジュースありがとぉ)始め、いつものメンバーも集まってきた、某レストラン勤務のミセスビンタ、ハルちゃんも手ぶらでやってきた。しかしテールゲート用のパーキングがないってのも、なんとも情けない都市だ。過去、色んな都市のフットボールに行き、テールゲートを歩いたが、まったくシアトルの市の規制はショボすぎだ。

さて肝心のゲームだが、これまたなんともショボい負け方をした。スタートは良かった。しかしそれだけだった……。

  1Q 2Q 3Q 4Q
ベアーズ0 710 8 25
シーホークス10 30 619

このスコアボードでわかるように、逆転負けだ……。流れが変わったポイントは、TJのファンブルによるターンオーバー、マレの2回のキックミス。決定打は4QTのタッチダウンだ。

(ゲーム自体は、ワレスは悪くないデキだった、しかしなにせツキがないというか、肝心なトコでミスを連発、最後の最後まで期待を持たせたものの、やっぱりワレス、ファーブやマニングではなかった……。怒髪天をを衝くというが、まさにファンの心境!、ヒロミチ氏は天を衝く怒髪が少なかったためか、へらへら笑うのみだった。と、いうことで、今回はゲームに沿った文句特集だ!

(1)第一に新しいユニホームがダサい……。まぶしすぎ、弱そう、負けそう、枝豆かと思った……。あんなの街で着れないし、買いたくないし……。だから負けたんだ……。

(2)ハッセルベック、タトゥープ等休場……。攻守の要がいないという時点で、こりゃかなり不利な戦いだ。ベアーズも守りの要、アーラッカーを欠いているため、シーソーゲームにはなったが、精彩を欠き、まるで餡子の入っていない餅のようだった。

(3)ワラスと2ミニッツドリル……。そういえば、2番手のワラスで勝ったことあったっけ? 悪くはない、でも、今1歩届かないってとこが欠点。肝心なとこでパスが通らない、TJもカールソンもポロポロ落とす、早すぎるリリースが目立った。スクランブルだって、投げずに、走れ~~~っと何回も言っただろ! 最後のドライブだって、残り1分半、2回のタイムアウトを残しながら、ヘナヘナパスで、あと30ヤード届かず……やっぱし、1歩届かない……。

(4)キッカーのマレ……。おい!2回もフィ-ルドゴールをミス。6点だよ、まったく! これで流れが変わったというか、勝ってたのに負けてるムード……さすがのコーチ、モーラも激怒! はっきり言ってあのキックでは、ダチョウや、馬、カンガルー、近所のネコキックなどのほうがマシだろう、交換を検討したい(怒!)

(5)シーギャルズ……快晴、気温高め、なのに何でTシャツ着るの?? せっかくのぷるぷるおっぱい台無しだし! Tシャツだから、おしりだってちゃんと見えないし……おい、イイカゲンに脱ぎなさぁ~~い!

しかし今週、負けたけど溜飲を下げたのは、もう終わってるラムズを筆頭に、アリゾナはボロ負けっけっけっけ、サンフランシスコは残り2秒で逆転負けっけっけっけ、ということでNFC西は全滅……。へへちょっと良かったかも……。この分じゃ、ひょっとして負け越しでチャンピオンもアリ!?

ということで、すでにゲーム後3日も寝込んでしまったのだ、もうグレてやるぅ!今週はインディアナポリス戦だが、主力の欠場が続き相変わらず見込みは薄そうだ……。某レストランのインディファンのヤカマシ女ユーコリンがうるさい、シーホークスが負けたら給料半分カットにしてやるぅ!

※注、本文に登場する人物はすべて架空もしくは実在の人物です。

2009年10月16日(金)更新
3連敗のあとの、格別の勝利。

41-0!!!

苦しい3連敗の後、ついにハッセルベックが復帰!

肋骨が折れながらも、ぐるぐる腹巻で根性を見せ奮闘、完封勝利を果したのだった!
思えば2戦目以来、暗い日々が続いていた。

先週のインディアナポリス戦では、マニングに手玉に取られ、ラインはプレッシャーも掛けられず、セネカではやはり17点が限界!? あっさりと負けてしまったのだ。これで、現在1勝4敗……、まったくもぉ!ってカンジだった。

そうして迎えたジャクソンビル戦、過去2ゲームいずれも30点以上を叩き出した強豪だが、ホームゲームアドバンテージもあり若干有利。ハッセルベックの出場は微妙で、ケガの具合も心配だが、出場濃厚ということで、俄然盛り上がった。

仲間が朝4時にはパーキングを確保。我々もキックオフまで後6時間とせまった7時にはテールゲートを開始したが、これが眠いんだ、また……。ポークリブで楽しみつつ、いつものおヒマな連中も、いつもの通り手ぶらでやってきた。デカ顔ヒロミチ氏を始めにムラカミ氏、ヤマダ氏、ムライ氏、ユキ譲、トモミ夫婦、カゲキ一家等、揃いも揃ってうさんくさい人達だ。

  1Q 2Q 3Q 4Q
シーホークス3 1714741

あ、ジャガーズはゼロだからね書かなかった、だってゼ~~~~ロ、けっけっけっけっけ~~~~

今回は、過去3ゲームの敗戦の教訓をよく生かし戦った。私が前回のコラムで揚げた反省点を見直した結果だ、はははは。きっとコーチのモ-ラもこのコラムを読んでいるのに違いない!

勝因はコレだ!
(1)ハッセルベックの根性(星飛雄馬賞)! 
骨折にもかかわらず、前に進む根性は、星飛雄馬が爪を割りながらも力投した花形の紅洋高校戦を彷彿させた……。あ、あれは負けたか……。特に98ヤードを稼いだバールソンへの2タッチダウンパス、77ヤードを稼いだTJへの2タッチダウンパスはコーフンものだった。

(2)ラインのプレッシャーが良かった(ドスコイ賞)! 
オフェンス、ディフェンス共にポンプアップ! 押しに押し捲った、これでは朝青龍も真っ青だろう。4クォーターには、このプレッシャーでファンブルを誘い、そのままリードが79ヤードタッチダウンのビックプレー、私もあまりのコーフンに血管が100本切れたほどだった。

(3)タトゥープの復帰
彼がセンターにいると、サイドのLBカレーも本領発揮! 鋭いプレッシャー、タックルはまさにトリハダもの。あぁ、受けてみたい……。

(4)元のユニフォーム
まぶしいカエル色から、元のシーホークスブルーへ。これで勝ったようなもんだ!

(5)脱いだシーギャルズ
前回のTシャツの苦情を受け、ぷるぷるおっぱいを楽しませてくれた! オッさん達のやる気を高めた功績は大!

(番外)そして今日の栄えある“アホ賞”には、スターター紹介で頭を自らヘルメットで強打! 流血のためそのままベンチ入りなったFBシュミットだ。なお、彼には副賞として、うさぎ跳びでグラウンド5周と、やわらかいヘルメットを進呈したい。

ということで、次週は同地区対戦、パワーオフェンスのアリゾナ戦だ。

今回のゲームで、またまた重要な左サイドのガードがいなくなり心配だが、代わりに、ドーベルマンでも入れて乗り切ってほしい!

GO SEAHAWKS!

2009年10月21日(木)更新
第6戦は完敗(涙)!

まったくなんだよぉ~~~
怒りの鉄拳だぁ~~
カネ返せ~~~~~~
そう、負けたんでございます。朝4時からがんばったのにぃ~~~(勝手!?)
まぁこれを見てくださいまし。

  1Q 2Q 3Q 4Q
カージナルス14 37327
シーホークス0 3003

でね、これもごらんください。(始めの数字がアリゾナ、次がシーホークス)
●ファーストダウン 21回-たった7回
●サードダウンコンバージョン 成功8回(16回中)-11回全部失敗
●ヤード獲得344ヤード-たった128ヤード
●ラン62ヤード-たった14ヤード(カメでも2時間ありゃ14ヤード行くばい)
●QBサック 2回-5回
●時間42分50秒-たった17分10秒……。

ねっね、ヒドイでしょ!

まったくもってボロボロ。ランたったの14ヤード!? それも最後のプレー5ヤードも込みで……。そうだ、最後の最後までわずか9ヤード……。これでは私が出たほうが、はるかにマシだったろう。

しかし、この日の敗戦はとにかくオフェンス・ラインのショボさに尽きる。アリゾナのハイパワー・オフェンスの前には、少なくとも20ポイントは仕方ないと思っていた。デイフェンスは悪くなかったのだが……。

ファースト・ドライブで、タッチダウンを献上、そして直後のキックオフカバー失敗でタッチダウンを奪われ、攻撃をする前に14点差。そしてその後だ。特に左タックル、およびガード、まったくなっとらぁ~~~~~~ん!! あっと言う間にファンブルをくらい、またもレッドゾーン近くからの攻撃、フィールドゴールでかわしたものの、結局シーホークスはほぼ攻撃できないまま、ファーストクォーターを終わった。たしかに、アリゾナのフィッツジェラルド、ボールドウィンらのレシーバー陣は脅威だ。なにしろ転んだって取るんだもん、それは脱帽だ。すなおにスゲ~~~~って言いたいところだ。しかし、とにかくゲームになっとらん。

これが、必殺(相手が)、シーホークスのローパワーオフェンスだった!
(1)いないのと一緒。左タックル……ガンガン抜かれる、おかげで、ハッセルベックは投げるヒマどころか、右に逃げるのが精一杯。ビンタ20発!(超怒)
(2)同じく左ガード……ガードってのは守るってことかと思った。いっぱいっぱいだから、ランニングバックを通す以前の問題だ~~~~水バケツ持ち2時間!(怒)
(3)かわいそうハッセルベック……もうちょっと、なんとかなっただろうって意見もあるが、ポケットなし、時間なしでは、投げたって、ワイドレシーバーも追いつかんってもんだ。もうちょっとお前ら俺を守れ!って言ってたよね。栄養ドリンク1本(慰)
(4)ランニングゲーム……えっ、14ヤードって。それも最後の5ヤード入れてでしょ。走ったの? それとも寝とったの? あ、ひょっとしてウサギ跳び!? え、なんだって、チームレコード!? そんなんでイバルなぁ~~~。うさぎ跳びで校庭5周!(怒)
(5)ローファ・タトゥープ……あぁ、やっちゃった。この状態でけがかぁ……。リーグ屈指のラインバッカー陣……だった。後はカリーだけか。カレーの素1箱(抱)
(6)ジム・モーラ……どうせいっちゅぅねん……正座1週間(耐)

そしてジム・モーラはどうする??
(1)待つか……オフェンス・ラインは、総崩れ。治るのを待つしかないか。
(2)使うか……ブッチャーの凶器シューズはどうだろう。
(3)入れるか……ウサギはどうだろう、そうとう走ると思うが。チンパンジーも悪くないだろう
(4)祈るか……おみくじなんてどうだろう。“吉”と出ればヤル気も復活!
(5)グレるか……

現在2勝4敗。同地区に負けてることにより、ほぼプレーオフは……。おい、まだ半分行ってないのにぃ~~~~~~~~言うなぁあぁぁぁぁ。

ということで、心底傷ついた私は、今回の敗戦を期に悪徳商法をウリに宗教団体を立ち上げることにした。もちろん目的はシーホークス復活と、とりあえず世界平和だ! まずは、購入すればジョーンズが1ヤード余計に走るツボ。滑らないように吸盤付きのタコ入りだ。知らないうちに英語がぺらぺらになるという石もある。買えば相手チームがつまずくというヤツだ。ほかにも1個買えば1センチ、シーギャルのスカートが短くなる幸運のインカンもある。今回会員だけの特典として、好みのギャルにインカン押し放題もつけようではないか。とりあえず、ジム・モーラにセールスかけてみよっと!

来週はバイウィーク……。私は今日から仕事バイウィークにさせてもらう。

 

『ゆうマガ』2009年11月号掲載分
今季もけがに泣かされるシーホークス

ジム・モーラ新監督の元、順調な滑り出しを見せたシーホークスだったが、けが人が絶えない状態が続くまま、中盤戦に突入しようとしている。
(取材・文/シロヒラシガエ)

スタートは良かったが……

10年間にわたりシーホークスを率いた名将ホルムグレンの最終年となった2008年シーズンは、4勝12敗という、彼のキャリアの中でも最低の結果で終わってしまった。その後を引き継いだのが、過去3シーズンをアシスタント・コーチとして活躍、アトランタ・ファルコンズの監督経験もあるジム・モーラだ。
まずドラフトでは、大型ラインバッカーのアーロン・カリーを獲得。センターのローファ・タトゥープ、リロイ・ヒルと共に、リーグ屈指のセカンダリーを作り上げた。また手薄だった、ワイドレシーバーには、オフ・シーズン最高のフリーエージェントと言われたフーシュ・マンザーデを獲得。開幕前に行われる、プレ・シーズンの4戦では、モーラの新戦術(ラン多用、ショットガン多用)もうまく機能し、ディフェンス陣も奮闘。4連勝で気分良く初戦を迎えることとなる。
これで、昨シーズンからのけがで苦しんでいるディオン・ブランチ、ウォルター・ジョーンズらが復帰できれば、言うことなしのはずだった。

初戦~第6戦を振り返る

初戦 対セントルイス・ラムズ(W)34-0
まさに快勝。司令塔、マット・ハッセルベックの切れも良く、モーラの戦術通り、ランニング・ゲームが炸裂。完封勝ちという最高のスタートを切った。

第2戦 対サンフランシスコ・49ナーズ(L)23-10
万全を期して望んだゲームだったが、49ナーズのランニングバック、フランク・ゴアが爆発。前半こそ拮抗したが、ハッセルベックが肋骨を痛めベンチへ。これでリズムが狂ったのか、第3クオーター初めのプレーで再びゴアにタッチダウンを奪われる。その後も反撃できず1勝1敗に。

第3戦 対シカゴ・ベアーズ(L)25-19
肋骨のけがで離脱したハッセルベックに代わり、2番手のセネカ・ワレスが出場。前半を13-7のリードで折り返した。後半はシーソー・ゲームになり、最後の最後まで逆転のチャンスはあったが、30ヤードを残し惜敗を喫した。2回に及ぶフィールドゴールのミスは痛く、自滅した格好だ。

第4戦 対インディアナポリス・コルツ戦(L)34-17
モーラも脱帽するほど、コルツのペイトン・マニングには歯が立たない状態であった。ハッセルベック、ウォルター・ジョーンズなど、攻守の要が抜けるチームではゲームになるはずもなく、大量得点に選手のモチベーションも下がり、まさに完敗ゲームで3連敗。

第5戦 対ジャクソンビル・ジャガーズ(W)41-0
ハッセルベックが復帰。シーホークスのオフェンスはコレだ!と言わんばかりの4タッチダウン・パスの猛攻。ディフェンス・ラインもプレッシャーをかけ、新ラインバッカーのカリーも本領発揮。ハイパワー・オフェンスのジャガーズを封じ込めた。

第6戦 対アリゾナ・カージナルス(L)27-3
第1クオーターに2タッチダウンを奪われ、そのまま反撃することもできずに完敗。オフェンスでは、クオーターバックと共に、最も重要視される、左タックルとガードを失ってはゲームにならない感じだ。

プレーオフ進出は厳しい!?

ここまで2勝4敗。中盤戦を迎え強く感じることは、やはりけがによる選手の離脱がもっとも怖いということだ。今シーズンのシーホークスは、攻守共にバランスが取れた、プレーオフを狙えるチームであることは間違いない。しかし、それは主力選手がそろってのこと。同地区対決ですでに2ゲームを落としているので、非常に厳しい状況と言わざるを得ない。

シロヒラシガエの知っとる知っとるフットボール ルール編

【実は単純なのだ!】

フットボールは、難しいゲームだと思われがちだが、とにかく前に進みボールをエンドゾーンに持ち込めば点になるという、基本は単純なゲームだ。【ルール1】4回攻撃できる。その攻撃で10ヤード進めればまた、4回攻撃することが可能。【ルール2】4回攻撃しても10ヤード行かない時は、相手に攻撃権が移る。まずはこのふたつを頭に入れて、あとはゲームを見ながら覚えると良いかも。フットボールの魅力は、ボールを前に進め、相手はそれを止めるという目的のために、1チーム11人のトップ・アスリートが、それぞれの役割をこなし、カラダを張ってぶつかり合うところだろう。

2009年11月16日(月)更新
第8戦で、やっと3勝

案の定というか、予想通りというか、我がシーホークスの調子はバイウィークを経ても、一向に回復せず、CBトルゥファンとが復帰したものの、ゲームでの調子がつかめず、ダラス・カーボーイズ戦では、38-17と大敗を喫した。すでにこれで2勝5敗、アリゾナにはすでに3ゲーム差、キビシイ状態だが、そこはお気楽シーホークスファン、ゲームはしっかり楽しむんだもんね。

11月8日の対戦相手は、もっかリーグ最弱と名高い、デトロイト・ライオンズだった。なにせ、ライオンズは昨シーズン16戦全敗、今シーズンも1勝のみと、苦しいというか、情けない日々を送っているのだ。デトロイトのファンも、力なくうなだれて歩いている。すでに、百獣の王ライオンの姿はなく、このまま連敗街道を進めば、政府により“デトロイトおにゃんこクラブ”に改名されるのではないかとのもっぱらのうわさだ。まして、前の週は、誰も見てない究極のカード、ライオンズ対ラムズの最下位動物対決でも、ラムズにしてやられたという、ライオンらしからぬ体たらくだ。

すでに、プレーオフのチャンスがなくなったからといって、我々のテールゲートが縮小するワケではない、普段ロクに仕事してない連中は、今日も早起き!しっかり盛り上がってきているのだ。そうだ、我々のテールゲートの様子がWEBで見れるのだ。 http://www.spiritof12.com/

ただし、私以外はあまりにも品がないので、18禁にした方がいいかもしれない……っていうか、言い忘れたがこのコラムは18禁だ。

そんな楽勝ムードで始まったゲーム。ところがである! ゲーム開始と共に想定外というか、前代未聞というか、なめてかかったというか、こりゃまいった! 最初の攻撃はライオンズ。とんとん拍子に進み、フィールドゴールを狙うもあえなく失敗。ホラね、ハハハ、さすがライオンズって思ってたら、すっかり忘れてた。

シーホークスから移籍した、ラインバッカーの腕が足みたいな男、ピーターソン。プレッシャーをかけ、ハッスルベック最初のパスをインターセプト。7点献上後の、またまた最初の攻撃で、今度はファンブルロスト、14-0。次の攻撃ではフォースダウンギャンブルに失敗、17-0と、あっというまのタメゴロー状態だ。←知ってる?

なにしろライオンズは過去2ゲームで10点しか入れてないのにぃ~~。一気に白けるスタジアム、これはまさに、そうだ、晴天の霹靂、幸運のツボを買った日に事故ったみたいな、いや、悪い女に引っかかった!、いや、あのおっぱいはニセモノだったの、うっそぉ~~みたいな!? わかりやすく言えば、くもの巣みゆきのしまえとぉ~ばい状態、ヒロミチの頭髪状態というか……まぁとにかく、スタジアムはそういう雰囲気だったのだ。

この時のヘッドコーチの心境を読心術で読み取ってみた。

モーラヘッドコーチ談(想像)ワッハッハ、ワザとですよ、ワザと、だってあんまり最初から大勝ちしても悪いでしょ、なんたってはるばるデトロイトから来たんだからぁ……とまぁ、こんな具合だったワケだ。

その言葉を裏付けるように、シーホークスは一気に起きた! まず、軽くRBジョーンズがタッチダウンで、17-7。第1クォーターではほとんど働いてないオフェンスがジワジワと攻め、ライオンズを追い詰める。ハーフタイムまでに、フィールドゴールで点を重ね、17-13と攻め寄る。

後半に入ってからは、まったくシーホークスの独壇場だ、フィールドゴールと、2ヤードタッチダウンパスであっさり逆転。最終クォーターに入っても、付け入る隙をあたえず、ライオンズ新人クォーターバックのスタッフォードから5インターセプション。終了直前にも、CBウィルソンがダメ押しのタッチダウンで試合を決めた。

32-20、サイアクのスタートだったワリには、気分的にはあっさり勝ったカンジだ。

このゲームでハッセルベックは、チーム記録の39本のパス成功、329ヤード。キッカーのマレも、4本の今季タイ記録のフィールドゴールを決めた。また、ディフェンスでは、タトゥープの代わりを務める、ミドルラインバッカーのホートンが活躍。少しながら明るい兆しが見えた感じだ。

しかし、これで、やっと3勝目。すでに置いてきぼり状態で、これから、巻き返すってことになるとまず、来週のアリゾナ戦を勝つしかない。ここにきてシーホークスは、アリゾナ、ミネソタ、セントルイスと恐怖のロード3連戦だ。なんとかならんかな……次のホームは12月……禁断症状が出そうだ。

(11月9日執筆)

エガシラ ヒロシ(いいトシこいてる)
福岡県出身、福岡大中退。福岡の中州にある「河庄」で、8年間板前の修業をした後、’90年渡米。現在「HIROSHIS RESTAURANT」オーナー。スポーツ好きの傍ら、旅好きで世界35ヵ国放浪、キャンプ好き(もっぱら食事係)、もちろん巨乳好き(これだけ有名)。

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