崩落する氷河、オーロラ、北極圏、温泉など季節やエリアによってさまざまな顔を持つアラスカ州。この広大なラスト・フロンティアのおすすめ観光をプロフェッショナルがご案内します。アラスカ未経験の人も、既に何度も行った人も、きっと行きたくなるアラスカの旅が見つけられるはず。
※ライトハウス2018年9月号特集記事「まだ見ぬ絶景を求めて – アラスカ 大自然に包まれる旅」より。2023年時点の情報で更新しています。
■ アラスカ観光上級者向け 一味違う旅のプラン(ページ2) »
アラスカ・クルーズの旅(初心者向けの観光)
船に乗ったらあとはお任せのクルーズは初心者にぴったり。限られた船しか入ることのできない氷河の名所、グレイシャーベイ国立公園に立ち寄るツアーを持つ会社をピックアップしました。シアトル、またはバンクーバー発のクルーズ観光は4月~9月に催行。
プリンセス・クルーズ
Princess Cruise
世界最大級のクルーズ会社。日本語が話せるホストが乗船し、和朝食が出るなど日本人向けサービス付きのシアトル発着のツアーもあり。寄港地では日本語ガイドが付く観光ツアーも用意されている。
金額:シアトル-アラスカ往復:$399~(2022年)
期間:7日間~
※シアトル発、バンクーバー、BC着、またはバンクーバー、BC発、シアトル着のクルーズもある。
Web: princesscruises.jp/destinations/alaska/
アラスカ・トラベル・アドベンチャー
Alaska Travel Adventures
Holland America Line CruiseとRVレンタル&キャンプ場の予約がセットになったツアー。海も陸も楽しみたい欲張り派に。
金額:大人2人:$2,199~(2022年)
期間:11~22日間
出発地:バンクーバーBC、アンカレッジ
Web: alaskatraveladventures.com
ノルウェージャン
Norwegian
アラスカのスワードから南下するクルーズや、アラスカ鉄道やデナリ国立公園など陸地の旅もセットになったクルーズもあります。
金額:シアトル発:$484~(2022年)
期間:5~11日間
出発地:アラスカ、シアトル、バンクーバー
Web: ncl.com
フェアバンクスの見どころ
多くのアラスカ旅行で拠点となるフェアバンクスへは、シアトルからアラスカ航空が直行便を毎日運航。シアトルからの飛行時間はおよそ3時間50分。
旅行ライターの芦刈いづみさんに、フェアバンクスの主な見どころを聞きました。
【以下で紹介するアラスカ・フェアバンクスのお勧めスポット】
- Santa’s Smokehouse
- Museum of the North
- The Turtle Club
- The Great Alaskan Bowl Company
- Silver Gulch Brewery
- Pioneer Park
- Pike’s Landing
【フェアバンクスの地図】
Santa’s Smokehouse
スモークサーモンの専門店。どれも美味! お土産に最適です。
2400 Davis Rd., Fairbanks
TEL : 907-456-3885
Web: facebook.com/santassmokehouse
Museum of the North
アラスカ州立大学構内の博物館。アラスカの自然、歴史、文化を幅広く網羅。
1962 Yukon Dr., Fairbanks
TEL : 907-474-7505
Web: uaf.edu/museum
The Turtle Club
Tak S. Itomi
芦刈さんイチオシのシーフードレストラン。アラスカン・キングクラブが大きい!
2098 Old Steese Hwy. N., Fairbanks
TEL : 907-457-3883
Web: https://turtleclubfairbanks.com/
The Great Alaskan Bowl Company
地元の木で作られたボウルやキッチン用品はお土産にぴったり。
4630 Old Airport Rd., Fairbanks
TEL : 907-474-9663
Web: woodbowl.com
Silver Gulch Brewery
アメリカ最北端のブルワリー。地元の湧き水を使いビールを作っています。
2195 Old Steese Hwy. N., fairbanks
TEL : 907-452-2739
Web: フェイスブック
Pioneer Park
博物館、ショップ、レストラン、各種アクティビティーがある広大な公園。
2300 Airport Way, Fairbanks
TEL : 907-459-1087
Web: www.fnsb.gov/462/Pioneer-Park
Pike’s Landing
(フェアバンクス地図 )
ここからチェナ・リバーの対岸に見える「Love Alaska」の看板がインスタ映え!
4438 Airport Way, Fairbanks
【フェアバンクスの豆知識】 |
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初めてのアラスカ観光におすすめのコース3選
初めてアラスカを訪れる人へ向けて、トラベルライターの芦刈いづみさんに、アラスカ初心者へ向けたコースを3種類考えてもらいました。
定番オーロラ鑑賞コース|フェアバンクス
■ 推奨時期:11月~3月
■ 日程:
1日目:フェアバンクス着
2日目:フェアバンクスビジターセンター&アラスカ大学博物館観光
3日目:チェナ温泉
4日目:ノースポールのサンタクロースハウス
5日目:犬ぞり
6日目:フェアバンクス発
宿泊はオーロラが見えるフェアバンクス郊外のロッジがオススメ。市街のホテルでは明るくて見えない上、ツアーに参加して、オーロラが見える郊外まで夜中に車で移動しなければいけないからです。しかも見える保証はありません。宿は「Fairbanks」「Aurora」「Lodge」などで検索すれば見つかるでしょう。最近ではAirbnbもあります。チェナ温泉に宿泊すればオーロラ遭遇率も高くなるでしょう。冬の昼間、太陽が出るのは4~6時間と短く、観光ができる時間は限られます。
©Explore Fairbanks / Jade Frank
フェアバンクスの隣街、ノースポールのサンタクロースハウス。ここでリクエストすれば、クリスマスにサンタクロースから手紙が届きます。
○Santa Claus House
101 St. Nicholas Dr. North Pole
ウェブサイト:www.santaclaushouse.com
(施設は広く、お土産ものもたくさん。すぐ近くにあるクレープ屋「North Pole Crepery」は口コミサイトでも高評価されているおすすめ店 - ライトハウス・スタッフ談)
「犬ぞり体験は、30分くらいがオススメ。意外と疲れるし、2時間だと寒くて顔がかなり痛くなると思います」(芦刈さん)。
Tak S. Itomi
郊外に宿泊した方がオーロラ遭遇確率が高く、お金や時間の節約にもなります。
©State of Alaska/Brian Adams
チェナ温泉は日帰り利用も可。露天風呂は17歳以下は利用できないので注意。
○Chena Hot Springs Resort
56.5 Chena Hot Springs Rd. Fairbanks
https://chenahotsprings.com
(チェナ温泉リゾート内にあるオーロラ・アイス・ミュージアムもおすすめ。氷の彫刻、氷のバーカウンター、氷の部屋などを見ることができる。氷のグラスでアップル・マティーニも提供される。 -ライトハウス・スタッフ談)
デナリ山(デナリ国立公園)の絶景ドライブコース|アンカレッジ ~ フェアバンクス
*シアトルからアンカレッジへはアラスカ航空、デルタ航空が毎日、ポートランドからはアラスカ航空が毎日直行便を運行。シアトルからの飛行時間はおよそ3時間40分、ポートランドからはおよそ3時間50分。
■ 推奨時期: 夏
■ 日程:
1日目:アンカレッジ着
2日目:ポーテージグレーシャー
3日目:アンカレッジ博物館他市内観光
4日目:北上し、デナリ国立公園泊
5日目:デナリ国立公園観光
6日目:フェアバンクスへ
7日目:フェアバンクス観光
8日目:フェアバンクス発
デナリ国立公園がオープンしている5~9月中旬がベストですが、オーロラも見るなら9~10月もOK!ただしその時期はデナリ周宿泊施設が閉まる上(雪がなければ園内のキャンプや通行は可)、公園内でできることが限られているので、公園観光はせずに、フェアバンクスへ向かった方がベターです。何と言っても北米最高峰のデナリ山が美しい! フェアバンクス観光は上記の情報を参照してください。
Tak S. Itomi
デナリ国立公園にはトレイルがほとんどなく、ハイキングの場合は道無き道を行く原野のクロス・カントリーが中心です。
○ Denali National Park
www.nps.gov/dena/index.htm
Tak S. Itomi
夏のポーテージグレーシャーでは、氷河を間近で見られるクルーズに乗れます。
○ Portage Glacier
https://www.travelalaska.com/Destinations/Parks-Public-Lands/Portage-Glacier
○ Gray Line Alaska(ポーテージ湖のクルーズ)
www.graylinealaska.com/sightseeing/portage-glacier-cruise-tour-self-drive/
Tak S. Itomi
アンカレッジ博物館はアラスカ最大の博物館。さまざまなアラスカ先住民文化の違いが見比べやすいように展示されています。
○Anchorage Museum
625 C St, Anchorage
www.anchoragemuseum.org
ポーテージグレーシャーの近くには、アラスカの野生動物を保護するAlaska Wildlife Conservation Centerもあります。
○ Alaska Wildlife Conservation Center
Mile 79 Seward Hwy., Portage
www.alaskawildlife.org
アラスカ鉄道コース|アンカレッジ ~ フェアバンクス
■ 推奨時期:1年中OK。オーロラの見える冬がオススメ。
■ 日程:
1日目:アンカレッジ着
2日目:アンカレッジ観光
3日目:アラスカ鉄道でフェアバンクスへ
4日目:フェアバンクス観光
5日目:北極圏ツアーに参加
6日目:フェアバンクス発
電車、送迎やツアーバスを使い、自分で一切運転しなくても良いコースを芦刈さんが考えてくれました。フェアバンクス市内を観光するツアーはあまりないので、市内の移動はタクシー、Uber、 Lyftなどを使う必要があります。コースに入っているアンカレッジと北極圏はオーロラが見えないエリアですが、運が良ければ北極圏ツアーの帰りがけにオーロラが見えるかもしれません。フェアバンクス観光は上記を参照してください。なお、アラスカ鉄道(Web:alaskarailroad.com)では、鉄道チケットだけでなく、鉄道とオーロラ鑑賞などを組み合わせた各種ツアーも販売しています。
Mike Criss
アラスカ鉄道は、年間を通じて運行。冬に運行する「Aurora Winter Train」はアンカレッジからフェアバンクスを約12時間で結びます。
○ Aurora Winter Train
www.alaskarailroad.com/ride-a-train/our-trains/aurora-winter
太陽が1日中沈まない日と、1日中出てこない日がある北極圏。独特の生態系が育まれています。
Mike Criss
フェアバンクス発の北極圏ツアーには、セスナで往復するもの、車やバスで片道3、4時間かかる丸1日のものなど各種あります。
アラスカ旅行の持ち物リスト
芦刈さんにアラスカ旅で気を付けるべき持ち物について教えてもらいました。
冬
・一眼レフ&三脚
スマホでオーロラは撮影できません。オーロラを撮るなら三脚を立て、一眼レフのシャッターを長く開けておく必要があります。
・トレッキング用靴下、手袋、目出し帽
オーロラが見えるロッジでは基本的な防寒具を貸してくれますが、自分用にこれらは用意しましょう。手袋は2枚重ねがオススメです。
夏
・帽子、日焼け止め
20時間くらい太陽が出るので意外と暑いアラスカの夏。夏の日焼け、暑さ対策は万全に。
・虫除け
蚊が大量発生するので対策を。
*フェアバンクスで防寒具などを買い足したい場合は、大型スーパーマーケットのフレッドマイヤーを訪れてみよう。
○Fred Meyer
3755 Airport Way, Fairbanks
930 Old Steese Hwy Ste A, Fairbanks
LA、ラスベガス、アメリカ国立公園を中心にアメリカの旅行や映画、文化などを紹介する記事執筆&講演活動を行うほか、日本最大の情報サイトAll Aboutで、北米やオーロラなどのオフィシャルガイドを務める。著書に、『ラスベガス&グランドキャニオンに行きたい!』『時計じかけのハリウッド映画』など。
「2012年、フェアバンクスでオーロラの大爆発に遭遇し、まるでオーロラが自分に降ってくるような感覚を味わって以来のオーロラ中毒(笑)です。いつもオーロラの予報(www.gi.alaska.edu/monitors/aurora-forecast)やTwitterをチェックしては、「今すぐ行きたい!」と思っています」。
週末アラスカ弾丸ツアー|読者のアラスカ体験談
■ 日程:
金曜日:21時頃シータック発、24時頃フェアバンクス着。
土曜日:フェアバンクスとノースポール観光の後、チェナ温泉へ。夜、オーロラを鑑賞して、27時頃フェアバンクスへ戻る。
日曜日:フェアバンクスとネナナ観光。深夜の飛行機でシアトルに戻る予定が飛行機がキャンセルになり、翌朝の便で帰路へ。
Pioneer Parkにて
オーロラが見たくなり、2018年4月の金曜日の終業後に一人でアラスカへ。この週末がシーズン最後と言われていたので、氷点下十数度の中、数時間粘りましたが、気持ち程度にしか見られず…。あれがオーロラだったと自分に言い聞かせているレベルですが、それを抜きにしてもアラスカは見どころ満載で、人々が厳しい大自然と共生し、たくましく生活してきた軌跡が見られて有意義な旅でした。フェアバンクスでは、Golden Heart Park、Antique Auto Museum、Pioneer Parkなどを観光。ノースポールのSanta Claus Houseは営業期間外でした。
食で印象に残っているのは、The Creperyという人気のクレープ屋(フェアバンクス・コミュニティー・ミュージアムの隣)。また、アメリカ最北端のブルワリー、Silver Gulch Brewingのビールが最高においしかったです。アラスカといえばサーモン!と期待していたのですがフェアバンクスは内陸であることもあり、味はまあまあでした。機会を見て、また弾丸オーロラリベンジをしようと思います。
ベルビュー在住(在米歴6カ月) |
※ライトハウス特集記事「まだ見ぬ絶景を求めて アラスカ 大自然に包まれる旅」より(2023年8月時点の情報で更新しています。)
アラスカ観光特集:アラスカ観光上級者編:一味違う旅のプラン(2ページ目) »
冬のアラスカでオーロラと露天風呂!
(※ アラスカ観光関連コラム:文・新井和雄/2004年12月執筆)
冬のアラスカは寒いのさえ我慢できればその自然の厳しさを目の当たりにでき、夏のアラスカと共に一度は訪れてみることを薦める。オーロラのメッカ、フェアバンクスへは、アラスカ航空のアンカレッジ経由でシアトルから4時間ほど。途中機内から見える氷河と雪に覆われたアラスカの山々が圧巻で、瞬く間に時間が過ぎてしまう。
アラスカ観光で人気のフェアバンクスとチェナ温泉
アラスカ・フェアバンクス空港に着くと、外はマイナス10度。思ったほど寒く感じないのは、空気が乾燥しているためだ。ドライバーが「口を大きく開けて息をしないように」と注意してくれた。冷たい空気が肺に入って肺炎を起こすからである。目的地のチェナ温泉は、フェアバンクスから北東へ約96キロの大自然の中にある、最近ますます人気の出ている冬のリゾート地である。途中、アラスカを縦断する石油パイプラインも見ることができる。フェアバンクスの郊外から、辺りはすべてツンドラ地帯であり、背の低い針葉樹や、白樺に似たアスペン・ツリー以外は何もない。この風景がまた、独特の雰囲気を出している。この地域は夏になっても地下2メートルは凍っているそうだ。
2時間のドライブ中、行き交う車はほとんどない。朝方や夕方にはムースに出くわすことがよくある。フェアバンクスから50キロほど行くと、道路脇の電柱を全く見掛けなくなった。ドライバーいわく、これより先は「文明社会ではない」のだそうだ。時々人家が見えるが、彼らが言う「文明社会」を嫌って、こうして人里離れて生活しているのだそうだ。今走っている1本道の行き着くところは、チェナ温泉リゾートである。ここから奥はアラスカの大自然だけの未開地。しかしリゾートは自家発電装置を完備しているので居心地は抜群だ。
いよいよ到着。バスから降りると、露天風呂からもうもうと出ている湯煙、そして温泉地特有の硫黄の匂いがプーンと鼻をついてくる。ここは1905年に発見され、1911年には宿泊施設もできたが、当時は今のような道路が完備されておらず、湯治客はフェアバンクスから1週間も掛けて訪れたという。ちなみに日本人がこの地に来るようになったのは、アラスカでのオーロラの人気が高まった1990年前後から。今は、冬のリゾート客の70パーセントを占めるといわれる日本人観光客のために、日本人スタッフも何人か常勤しているので言葉の心配はない。
チェックインしてすぐに向かうは、テニスコートほどもある岩風呂。ロッカーから風呂までの25メートル程を、バスタオルを引っ掛け早足で行く。水着着用が義務付けられているので、温泉というよりもプールの雰囲気だが、湯そのものは日本と全く同じ。湯加減も良く、辺りの冬景色、そして時々起こるダイヤモンド・ダスト(空中の水蒸気が凍る珍しい現象)を見ながらの入浴はまさに天国である。
アラスカでオーロラ観測
オーロラは夜空の星と同じで、暗くならないとよく見えない。通常夜10時から2時頃の間によく現れると言われるが、自然現象なので何の保証もない。11年周期で太陽の黒点活動が活発になる時にオーロラも美しくなると言われる。今年は頂点は少し過ぎたが、相変わらず美しいオーロラが現れた。ちなみにアラスカの地元の新聞には天気予報のほかにオーロラ予報が出ているので参考にしたらよい。オーロラはショーのように時間通りに現れると思っている人もいるようだが、大きな間違いである。
オーロラが出始めるのは必ず北の空の一角である、始めは空の一角に青白い帯か煙のように見え始め、徐々に帯が太くなり、空一面に東西に架けられた橋のように発達する。そのままカーテンのようになり、赤やオレンジの色を発しながら、かなりのスピードで夜空を走るように動くのである。俗に言う「オーロラ・ダンス」だ。
オーロラの美しさを味わうためには、寒い時にはマイナス30度くらいまで下がる寒さに耐えなければならない。完全防寒し、顔も目鼻を出すだけにしても、30分も外にいればじわじわと寒さが体のしんまで染み込んでくる。寒過ぎてカメラのシャッターが切れないことも度々。例えば、熱々のコーヒーを持ち出すと、2分前後で表面に薄氷が張ってしまう。だが、素晴らしい写真を撮るためには寒さと我慢比べで、4時間くらい夜空を眺めてじっと待つこともよくある。寒さが苦手な人のために、リゾートでは設備も完備しているので、あまり外に出なくてもオーロラを見ることは不可能ではない。また、防寒具を貸し出しているので早めに申し込むと良い。
オーロラだけでなく、夜空一面に無数の星が見え、夜空が白く見えるのである。北斗七星を含めてすべての星が北極星を中心にサークルを描いて動いているのがはっきり感じられる。この星空を見るだけでも、「最高に幸せ」と言う人がたくさんいるように、星空は静寂でロマンチック。逆に、オーロラは気まぐれ、躍動的で、まさに対照的だ。寒さも、俗界もすべて忘れさせてくれるこのオーロラや星空の美しさを、皆さんも一度は経験してみて欲しい。もしかしたら、人生までも変わるかもしれない。
▲雪景色が美しいチェナ温泉
▲素晴らしいオーロラは、夜11時頃から明け方3時半まで、じっと待った後の成果
▲この旅では3晩もオーロラが現れ、ラッキーであった
▲オーロラを写すと通常は緑色が濃く出るが、この写真は赤色までよく撮れた会心の1枚
オーロラとは
オーロラ予報があるように、オーロラはある程度の良し悪しは予想できる。太陽の電磁場が地球に接近し、地球の電磁場と相互作用して電離層の真空地帯で発光する、これがオーロラ(正式にはオーロラボレアリス、またはノーザンライト)と言われるものである。オーロラの下部は地上100キロくらいで上部は400キロにも達する「宇宙の芸術」だ。最近わかったことだが、北極と南極では同時にほぼ同じ形のものが現れるそうである。これも宇宙の不思議のひとつなのであろう。
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◎見どころ・スポット以外のシアトル周辺の観光情報
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【見どころ】
- シアトルのおすすめスポット
- 美術館&博物館
- 夜景・絶景スポット
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- 観光オプショナルツアー
- パイクプレイス・マーケット基本情報
- スペース・ニードル/シアトル・センター
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