ポートランドのおすすめ観光スポット7選 & 街の魅力【2024年最新】

▲ 観光スポットであるピトック邸の庭から望むポートランドの景色とオレゴン州最高峰のフッド山。
写真 : www.travelportland.com

ポートランド観光前にチェックしたい街の情報

アメリカで住みたい街に選ばれるポートランドとは

アメリカ北西部第2の都市で、日本人にも人気の観光地である「オレゴン州ポートランド」。北はワシントン州境に接し、人口約60万人が暮らすこの街は、全米最古の広大なバラ園を持つことから「バラの街」、またポートランドを流れるウィラメット川には12本の橋が架かり「橋の街」の愛称でも親しまれている。

ポートランドは「最も住みやすいアメリカの都市」に選ばれるなど、観光以外にも住む場所としてアメリカ国内外で注目されている。ウィラメット川とコロンビア川の合流地点に位置し、ダウンタウンに森林公園が隣接するなど、都会の生活と大自然が調和。マウントフッドなどの山地も近く、気軽にハイキングやスキーなどアウドドアを楽しめるのも街の魅力だ。

その一方で街は経済的にも発展しており、ポートランド・メトロポリタンにはインテル社などアメリカの大手ハイテク企業が進出し「シリコン・フォレスト」と呼ばれている。また世界で知られるナイキ、コロンビア・スポーツウエアがポートランド地域に本社、またアディダスが北アメリカ本社を構える。

住みやすさの理由は、人と環境に優しい街づくり

コミュニティーを大切にするポートランドでは、住民参加型の都市再開発が行われ、生活の質を重視した住みやすく、魅力的な職・住・遊が近接するコンパクトシティが出来上がった。かつての寂れた倉庫街だったパール・ディストリクトでは、古い建物がリノベーションされ、クリエイティブな人が集まるオシャレなエリアに変貌。またポートランドは1ブロックのサイズが小さく設計されて街歩きが非常にしやすく整備されており、人と環境に優しい街として知られている。車以外の移動手段を考慮して、ライトレールやバス、路面電車など公共交通網が整えられており、車のない観光旅行者にとっても移動に便利な環境だ。さらに400キロ以上の自転車専用道路が市内に張り巡らされ、自転車レンタルも気軽に利用できる。日本でもポートランドの街づくりを紹介する書籍が発行されたり、いくつかの自治体がポートランドを手本に街の再開発を試みたりしている。

ほかの街とは違う！ポートランド独特の文化やライフスタイル

ポートランドは「Keep Portland Weird」をスローガンに掲げ、個性的な人が多く、自分らしさを大切にする自由で寛大な街。住む人々は地元を大切にする意識が高く、街にはローカルの小規模ビジネスや職人を支持する気風があり、大手チェーン店の出店数も少ない。さらに何でも自分で作るDIY精神も旺盛で、アメリカの他の都市とは違った魅力を作り出し、ちょっと変わった街として注目を集めるようになったようだ。

また地産地消が尊ばれ、地元産の新鮮な材料を使うレベルの高いレストランも多く、旅行専門誌の「アメリカで美食家が行くべき街」に選ばれている。さらに、ポートランドはブルワリーの多さからクラフト・ビールの街としても知られるほか、ポートランド発のカフェがサードウェーブ・コーヒー・カルチャーを牽引している。

▲ 観光客にも人気のエリア、ミシシッピ・アベニューにあるレストラン
写真 : ¿Por Qué No?

日本からポートランドへの観光（フライトや季節による旅の楽しみ方など）

ポートランド国際空港（PDX）

現在、ポートランド – 日本の直行便は現在運航されておらず、東京からポートランドへはシアトル経由（シアトルからポートランドまで1時間弱）が最短。またサンフランシスコ経由（ポートランドまで約1時間50分）の乗り継ぎ便も利用できる。

ポートランド国際空港はダウンタウンから北東に位置し、空港からダウンタウンまでの距離は約9マイル（14.5km）。観光客でもポートランドの中心地まで簡単にアクセスでき、日中15分おきに空港から出ている電車（MAXライトレールのレッドライン）での所要時間は約40分で、乗車料金は大人が＄2.50（2時間半有効）、7～17歳は＄1.25。タクシーや配車サービスのUberなど車を利用すると、ダウンタウンまでは20～30分ほどだ。

ポートランド国際空港は飛行機が定刻通りに出発する率の高さ、ダウンタウンからのアクセスの良さで観光旅行者からの評価が高く、旅行専門誌の「アメリカの空港トップ10」で、2013年から2022年の間、2020年と2022年の2位をのぞいて1位に。空港には地元で人気のレストランやショップが出店しているので、旅行の最後に空港でグルメやお土産のショッピングを楽しむのもおすすめ。他の国際空港にあるような免税店はないものの、オレゴン州では消費税がかからないためお得に買い物できる。

◎ ポートランド国際空港のレストラン、お土産店、空港から市内への行き方などの情報 »

▲ ポートランド国際空港の外観。お土産物を扱うメイド・イン・オレゴンやポートランドで人気のレストランも入店。写真提供 : Port of Portland

ポートランドの気候と観光シーズン

一般的にベストシーズンと言われるのは夏の6～9月。次点は9～11月と3～5月。10月半ばのポートランドは紅葉が美しく、食べ物がおいしい季節。雨季は11月に入ってから少しずつ始まっていきます。春は花の季節で3月半ばから4月は桜が見ごろ。冬の雨季は霧雨が降ることが多い。

夏の気候と観光

平均気温は5月で摂氏20度（華氏68度）、最も暑い8月で摂氏27度（華氏81度）。高温の日でも湿度が低くいため快適で過ごしやすい気候。また夏は日照時間が長く日没が夜8時頃～9時過ぎと、街の散策、アウトドア・アクティビティーなど、1日たっぷりポートランド観光が楽しめる、旅行におすすめの最高の季節。「バラの街」ポートランドでのバラの見頃は6月。そして街最大のイベント、ローズ・フェスティバルもこの時期に開催される。ファーマーズ・マーケットやフード・トラックで地元の味を屋外で堪能するのもおすすめ。もし時間があれば、郊外のワイナリーや太平洋に面するオレゴン・コースト（ダウンタウンから車で1時間半～2時間）、風光明媚なコロンビア渓谷（ダウンタウンから車で約1時間）といった観光地へ足を伸ばして雄大な大自然を満喫しよう。

冬の気候と観光

通常氷点下になる日は少なく、冬にしては比較的温暖な気候で雪はあまり降らない。10月～５月は小雨や曇りの日が多いことを考慮して観光の計画を立てたい。ポートランド美術館、パウエルズ・ブックス、ピトック邸などは天気に関係なく楽しめ、多くの観光旅行者が訪れるおすすめスポット。またサードウェーブ・コーヒーの焙煎店やカフェ、マイクロ・ブルワリー巡る観光者向けツアーや、DIYの体験型観光ツアーもおすすめだ。また10月最終週～４月中旬は、バスケットのNBA トレイルブレイザーズ観戦もできる。スキーやスノーボードなどウインター・スポーツ好きなアウドトア派なら、ポートランドから車で約1時間と気軽に行けるマウント・フッドのスキー場へ出かけてみよう。また12月半ば～1月半ば、3月終わり頃～6月には、オレゴン・コーストで多くのコククジラが見られる。

◎ポートランドの天気、気候、日本との時差などの情報 »
◎ポートランドのおすすめ観光ツアー情報 »
◎オレゴンのワイナリーについての情報 »

◎ポートランド・トレイルブレイザーズ観戦の情報 »

▲ 陽気に歌ったりしながらペダルを漕いでブルワリーを巡るツアーも。
写真提供 : BrewGroup

ダウンタウンでの移動

ポートランドのダウンタウンは小規模で、頑張れば歩いて観光スポットや人気のお店を訪ねることができる。またバス、MAXライトレール、ストリートカーといった交通網も発達しており、観光中の移動に便利で、ダウンタウンから他の人気エリアへもアクセスが簡単。公共交通機関の共通1日券（Day Pass / 大人18〜64歳・5.60ドル、子ども7〜17歳・2.80ドル）もある。公営バスのトライメット（TriMet）は、ダウンタウンの5th Ave.と6th Ave.に乗り場が集中している。

◎ポートランドの交通機関の種類や料金などの詳しい情報 »

▲ポートランドの街を走るMAXライトレール
写真：Jamie Francis/TravelPortland.com

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ポートランドの観光地図

ポートランド周辺の略図

○ポートランド国際空港はダウンタウンの北東14.5キロの距離
○ダウンタウンから日本人観光客に人気エリアの距離（ダウンタウンから交通）
・ミシシッピ：約3マイル／4.8キロ（バス4番、44番など）
・ホーソン：約3マイル／4.8キロ（バス14番）
・ノブヒル：約1.5マイル／2.4キロ（バス15番＆20番、ストリートカー/NW. 23rd & Marshall駅、MAX/Providence Park駅）
・ワシントン・パーク：約2マイル／3.2キロ（MAX/Washington Park駅、バス63番）

上記エリアの詳細は当サイトの各エリアの観光スポット情報ページへ。

【ポートランドのダウンタウン】

■ ポートランドの観光スポット、おすすめのレストラン＆カフェ、ホテル、ショップ、ストリート・カーなどの路線情報まで掲載するポートランドのダウンタウン観光地図（MAP3）はこちら»

一般的にダウンタウンと呼ばれるのは、東西はウィラメット川の西側から高速道路I-405まで、南北はポートランド州立大学より北からW. Burnside St. までのエリア。オールド・タウン／チャイナタウン（北東）、パール・ディストリクト（北）、サウスウォーターフロント（南）などがダウンタウンに隣接している。

ダウンタウンは歩行者を考慮した街の設計がされており、他の街と比べ1ブロックがコンパクトなサイズになっている。例えば観光にもおすすめのポートランド・サタデー・マーケット会場であるBurdside Bridge 西側から、W. Burnside St. とI-405が交差する付近（パール・ディストリクトの南端）にあるマクメナミンズ・クリスタル・ボールルームまでは0.8マイル（1.3キロ）で、徒歩約16分。またポートランド州立大学まではおよそ1マイル（1.6キロ）で徒歩20分ほど。

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ダウンタウンのおすすめ観光スポット

ダウンタウン・ポートランドの真ん中にある広場、パイオニア・コートハウス・スクエア周辺はショッピング街となっており、Nikeやデパートのノードストロムなど人気店が集まる。広場では無料WiFiの接続が可能。観光客にも人気のエリアで、かつての倉庫街を再開発してできたパール・ディストリクトはダウンタウン北にある、アーティストが集まるおしゃれなスポット。古い建物に入るレストラン、カフェ、お店などを散策して巡るのも楽しい。

エースホテル

ポートランドのランドマーク的存在のホテルで観光スポットにもなっている。古い建物を改装しており、落ち着いた雰囲気が漂い、部屋ごとに異なる内装は地元アーティストによるデザイン。ホテル内には地元のコーヒー店ウォーターアベニュー・コーヒーがあるので、観光の休憩に立ち寄って、ロビーでコーヒーを飲みながらくつろぐのもおすすめ。有名書店のパウエルズ・ブックスからもすぐ。※現在はクライド・ホテル・ポートランドとして営業

写真：Torsten Kjellstrand / www.travelportland.com

パウエルズ・ブックス

独立系書店では世界最大の街を代表する書店で、ポートランドの観光スポットとしても人気。1ブロック丸ごとが敷地で、増改築を重ねて迷路のようになった店内は、3500のセクションに100万冊以上の本新刊、古本などが所狭しと並ぶ。カフェもあり、本好きなら1日過ごせる。ポートランドらしいデザインの雑貨やお洒落な文具も豊富に扱い、お土産探しのおすすめスポット。

写真： www.travelportland.com

ファーマーズ・マーケット

ポートランド市内にはファーマーズ・マーケットが複数あるが、ポートランド州立大学内（PSU）のものは規模、内容共に最も充実。過去にはTVネットワークBravoでアメリカのベストファーマーズ・マーケット第1位に選出された。数多くの出店が並び、ポートランドの暮らしぶりを体感できる場所。旬の有機野菜や果物のほか、加工食品、ベーカリーのスイーツや、手頃な値段のカジュアルな食事を提供する店もある。おすすめは、サラミなどグルメな加工肉で有名店なOlympia Provisionsや、ケーキがおいしいMio’s Delectables。他にはない、ちょっと変わったポートランド観光のお土産も見つけられるかも。

写真：www.travelportland.com

ポートランド美術館

1892に創設されたポートランド美術館はアメリカ西海岸最古の美術館。ネイティブ・アメリカンの美術工芸や浮世絵、アジア美術、またポール・セザンヌやクロード・モネなどの西洋美術、現代美術などを含む4万2000点を所蔵。

◎この他のダウンタウン・ポートランド観光スポット情報はこちら　»

写真：www.travelportland.com

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ワシントンパーク周辺のおすすめ観光スポット

ワシントンパークはダウンタウン・ポートランドの西側の丘に広がる広大な公園で、子ども連れの観光旅行者にもおすすめのスポット。アメリカ国内で有名な日本庭園、バラ園、都市自然公園のフォレスト・パーク、動物園、子ども博物館などの施設が集まる。ダウンタウンから車でおよそ10分、MAXで約25分。

行き方

ダウンタウンからはライトレールMAXのブルーライン、またはレッドラインでワシントンパークで下車。園内を循環する無料のシャトルバスを1年通して利用できる。園内を走るバスTriMet63番（ダウンタウンのProvidence Parkからも乗車できる）も運行中。

ポートランド日本庭園

ポートランドで有名な観光スポットの一つ。日本国外で最も美しい日本庭園と称賛されており、カルチュラル・ビレッジと呼ばれるエリアは建築家の隈健吾氏が手掛けた。庭園には和菓子などを提供するカフェがある。ワシントンパーク内にあるバラ園や動物園などさまざまなスポットと合わせて観光するのもおすすめ。

写真：www.travelportland.com

国際バラ試験農園

およそ610種、1万本以上のバラが栽培される国際バラ試験農園は、アメリカで最も古いバラ園。毎年推定で70万人が訪れる観光スポットでもある。花が咲くのは例年4月～10月で、訪問におすすめの時期は開花ピークの6月。

写真：www.travelportland.com

ピトック邸

ワシントンパークの北側小高い丘の上に建つピトックマンションは1914年築。ポートランド地域で発行されている新聞「オレゴニアン」の出版者であったアメリカの実業家ヘンリー・ピトックがかつて暮らしていた。アメリカの国家歴史登録財となっており、毎年8万人の観光旅行客が訪れる名所。ルネッサンス様式の重厚で美しく優雅な建物に入ると、1900年前後の最新建築技術や当時の上流階級の人々の暮らしぶりが分かる。庭からはフッド山とダウンタウン・ポートランドの風景が一望できる、市内随一の絶景スポットでもある。

写真：www.travelportland.com

◎この他のポートランド市内観光スポットの詳細はこちら　»

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ポートランド郊外の観光名所、コロンビア渓谷

オレゴン州とワシントン州の境にあるコロンビア川周辺は、ポートランドの東にあるトラウトデール東側付近からコロンビア渓谷国定景勝区域（Columbia River Gorge National Scenic Area）に指定されいる。ポートランド市内からのアクセスが良く、素晴らしい大自然の景色を望められることから人気の観光地として多数の旅行者が訪れる。ポートランド発の観光ツアーや、コロンビア川の景色を楽しむクルーズも行われている。

マルトノマ滝

ポートランドから車で東に約30分のマルトノマ滝は、観光名所として多くの旅行者が訪れる。合計620フィート（189メートル）の落差を誇り、その高低差は全米で2番目。観光には夏が最高の季節だが、秋の紅葉も美しい。夏季は混むのでバスの利用が得策。滝のそばに建つマルトノマ・フォールズ・ロッジにはビジターセンターが併設されており、日本語のバンフレットも入手できる。アウトドア好きの方は滝周辺のトレイルでハイキングを。

クラウン・ポイント・ビスタ・ハウス

ビューポイントが点在するヒストリック・コロンビア・リバー・ハイウェイ沿いにある、築1917年の展望台。コロンビア渓谷を一望できるギフトショップやエスプレッソ・バー、展示などもあり。

◎この他のコロンビア渓谷の観光スポットの詳細はこちら　»

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ポートランド名物のクラフト・ビール、コーヒー、そしてドーナツ

ポートランド名物と言えば日本でも話題になっているクラフト・ビール、ドーナツ、サードウェーブ・コーヒー。ポートランドを観光するなら、一度は人気店で地元の味を堪能しよう。

「ビール天国」のクラフトビール

ビールの主原料の一つ、ホップのアメリカ国内有数の生産地であるオレゴン。そして良質な水にも恵まれたポートランドは80近くのブルワリーが軒を連ね、クラフトビールの街として知られる。人気があるスタイルはIPA、ベルジャン、ペールエール、スタウトなどだが、サワービール、バーレーワインといった日本では珍しいクラフトビールもポートランド観光のグルメ体験として試してほしい。以下はおすすめの人気ブルワリー＆パブ。

デシューツ

オレゴン州ベンドに本社を置くポートランドの大御所的存在の人気ブルワリーで、ペールエールとポーターが有名。ビギナーでも飲みやすいのは、麦芽とホップのバランスがとれたペールエール・スタイルの「Mirror Pond」。料理も充実しており地産地消にこだわっている。パール・ディストリクトにあり、行きやすさでも観光客におすすめ。

ローグ

日本へもビールを輸出し、世界的に知られる1989年創業のオレゴンの老舗プルワリー。ポートランド／イーストサイドのパブではローグのビール36種類が楽しめる。併設のブルワリーでは試験的なビールの生産も行なっており、イーストサイドのみで味わえるビールも。ポートランド州立大学にもパブがある。Rogue Eastside Pub & Pilot Breweryへはダウンタウンから15番のバスで10分。

写真 : James Francis / www.travelportland.com

ポートランド発の風変わりな『ブードゥー・ドーナツ』

ダウンタウンのバーンサイド・ブリッジ近くにある早朝から深夜まで営業のドーナツ店で、見た目、またはトッピングが奇抜で日本でも話題に。メープル味のフロスティングにカリカリベーコンが乗っていたり、シリアルや砕いたオレオ・クッキーのトッピングのドーナツ、呪いのブードゥー人形のドーナツまで、とにかくユニーク。ポートランド観光の思い出にぜひ味わってほしい。インスタ映えする写真も撮れるはず。

写真 : Cliff Danger

絶対立ち寄りたい、サードウェーブ・コーヒーのおすすめカフェ

世界中から取り寄せた高品質のコーヒー豆を使って独自に焙煎し、一杯ずつ淹れるサードウェーブコーヒーは街の文化とマッチしてポートランドに浸透。日本でも話題となったポートランドで人気のカフェを訪れよう。

スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ

サードウェーブ・コーヒーの先駆者的存在として知られる。有名なエースホテルや空港を含め、ポートランド市内に6店舗を展開。お洒落なデザインのタンブラーやマグなどのグッズはぜひ観光のお土産に。店名は「切り株の街（Stumptown）」というポートランドの愛称に由来。

コアバ・コーヒー

旗艦店のCoava Grandはダウンタウン・ポートランドの外のインダストリアルな地区にあり、町工場を利用したユニークな店舗。ダウンタウン店の内装は壁には植物が埋め込まれるなど美しいデザインで、ゆったりとしたスペースを提供。ハンドドリップで抽出する、あっさりとしたコーヒーが楽しめる。

写真 : Jamie Francis / travelportland.com

◎さらに詳しいポートランドのおすすめグルメ＆レストラン情報はこちら »

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消費税なし！お得に買い物が楽しめる！

消費税がないポートランド観光での楽しみの一つはショッピング。DIY精神が根付き、職人によるハンドメイド製品など長く使える良い物を作るブランドがポートランドには多いので、一生ものにできそうな商品を要チェック。また、古いものを大切にする街ならではの安くてカワイイ古着屋もいっぱいで、ファストファッションとは一味違うポートランド流オシャレが楽しめる。郊外には大型アウトレット・モールがあり、人気のアメリカ・ブランドがセール価格＆消費税なしでお得に手に入る。下記はポートランドらしさ溢れるおすすめの店舗と大型アウトレットモール。

ダナー

日本でもファンが多い、アメリカを代表するポートランドの人気老舗ブーツ・メーカー。職人の技術によってつくられた高品質で耐久性に富んだブーツは、米軍でも採用されている。アメリカ国内の直営店はオレゴン州に３店とワシントン州に1店だけ。登山にも、街歩きにも使えるのがダナーのブーツの魅力。ダウンタウンだとエースホテルのすぐ近くにあるユニオンウェイに直営店がある。ブーツ好きの観光客に訪れて欲しいのはポートランド国際空港の近くにあるファクトリー・ストア。店舗面積が広く品揃えも豊富な上、ディスカウント価格も。自分へのお土産に、一生もののブーツを探してみよう。

ペンドルトン

1900年初頭からオレゴン州で作られる、質の高いウール・ウェアブランド。ネイティブ・アメリカン柄のデザインが特徴で、観光のお土産には人気のウールのブランケットがおすすめ。ダウンタウン店はショッピング・スポットでもあるパイオニア・コートハウス近くで、空港にも店舗あり。ポートランド郊外のウッドバーンやコロンビア・ゴージのアウトレット・モールにも入店。

オロックス・レザー

ポートランドで創業し、ハンドクラフト技術が4代にわたり継承されている家族経営のショップ。デザイン性と高い機能性を兼ね備えたレザーとワックス・キャンバス製品を提供するオロックスでは全製作工程を店内で手掛けており、その品質は一生もの。

ナイキ

観光中のショッピングで人気のスポットは、ポートランド発祥の人気スポーツ用品ブランドであるナイキの直営店。ダウンタウンのパオイニア・コートハウススクエアそばにあり、店内には歴代のエア・ジョーダンが展示されている。お土産としておすすめは、NIKE Portland限定のTシャツ。ダウンタウンから川を渡ったNE地区にはナイキ・ファクトリー・ストアがあり、ディスカウント価格でナイキの商品が販売されているほか、ポートランド郊外にある大型アウトレット・モールにも出店している。

ウッドバーン・プレミアム・アウトレット

ダウンタウン・ポートランドから車で約30分、I-5 出口からすぐなので見つけやすくて便利。100店舗以上入り、消費税がかからないアウトレット・モールとしてはアメリカ西部最大。お得感があり、観光客にも人気がある。アディダス、カルバン・クライン、コーチ、コロンビア、マイケル・コース、ナイキ、ポロ・ラルフローレン、スワロフスキー、ケイト・スペード、トリ・バーチ、ペンドルトン、The North Faceなどのブランドが入っている。

ポートランド・ギア

ポートランドで生まれ育ったオーナーが起ち上げたスポーティーなアイテムが揃うアパレル・ブランド。Pの文字の中にオレゴン州の形を施した特徴的なロゴ入りの商品も多数あり、ポートランド観光のお土産探しにおすすめの店。

◎ さらに詳しいのポートランドのショッピング情報はこちら »

▲ オロックスでは熟練の職人が手作業で商品を作り上げる
写真：Jamie Francis/TravelPortland.com

▲ 旅行のお土産探しにおすすめのポートランド・ギアストア

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ポートランドでのアウトドア・アクティビティー

都市と大自然が融合する街、ポートランドではアウトドア・アクティビティーもおすすめで、気軽に楽しめる。ダウンタウン周辺で大自然を満喫してみよう。

ウィラメット川沿いのトレイルでのサイクリングやボートでの川下り

ポートランド市内を流れるウィラメット川沿いはトレイルが整備されており、サイクリングやジョギング、散歩を楽しむ人も多い。また川に架かるダウンタウンの5本の橋は、それぞれが個性的で自転車や徒歩でも通行できる。歴史があり、観光客が見物に訪れるセントジョンズ橋、スティール橋などをサイクリングしてみよう。ポートランドの景色をウィラメット川から眺められるポートランド・スピリット・クルーズも観光におすすめ。

ウィラメット川に架かるスティール橋
写真：Jamies Francis / www.travelportland.com

フォレスト・パークでのハイキング

ダウンタウン・ポートランドすぐ北西にあり、都市林としてはアメリカ最大の公園であるフォレスト・パーク。面積2000ヘクタールで、全長113kmのトレイルが整備されている。野鳥や野生植物を観察したり、観光スポットであるピトック邸を目指してのハイキングも人気。

写真：www.travelportland.com

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観光に便利なポートランドのホテル

ダウンタウン・ポートランドにはヒルトン系やベンソン・ホテルといった高級ホテル、またエースホテル以外にもモダンでデザインを重視した個性派ホテルが多数ある。ダウンタウン内に宿泊すれば、観光での交通で不便を感じることはない。料金を抑えたい場合はホステルや民泊のAirbnbを利用したり、ダウンタウン以外での宿泊を検討してみるのも手。

マークスペンサーホテル

パール・ディストリクトに隣接するホテル。スタンプタウンコーヒーやポートランド名物の書店パウエルズといった人気スポットも徒歩圏内で、ホテル前に路面電車も停まるため、観光に便利。キッチン付きの部屋もあり、ポートランドの街を熟知した日本人スタッフも常駐している。

ジュピター・ホテル

1950年代のモーテルをリノベーション。ホテル内にはアメリカ国内外で人気のインディーズ・バンドのライブを行うライブハウス兼バーもあり。 ペット可、貸し自転車有り。ダウンタウン・ポートランドからバスで1本（約15分）とアクセスも至便。

クリスタル・ホテル

古い建物をリノベーションした個性的なデザインで、約100年前に実在したナイトクラブをイメージした音楽がテーマの個性派ホテル。館内にコンサート会場があり、夜にはライブなどが行われるほか、クラフト・ビールが楽しめるパブも。パールディストリクトにあり観光に便利。音楽好きの観光客におすすめ。

◎上記ホテルを含む、ポートランドのおすすめホテルの詳細情報はこちら »

▲ マークスペンサー・ホテル

留学先としても人気のポートランド

アメリカの他の大都市と比較して生活費が安く、消費税がないポートランドは、予算的な観点からも留学先として人気がある。公共交通機関が充実し、自転車の利用者も多く、車がなくても移動しやすいこと、また治安が良いという点も学生生活を送る上で重要だ。

またポートランドは日本人にとって住みやすい環境であることも魅力。街の周辺にオフィスを置く日本企業も多く、現地の学校での日本語学習も盛んで、日本に興味がある人が多い。日系スーパーの宇和島屋がある他、アジア人が多いので、さまざまなアジア食材も手に入りやすい。

また成田とポートランドを結ぶ直行便が運航されており、日本との行き来にも便利。市内にはポートランド州立大学、ポートランド大学、ポートランド・コミュニティー・カレッジなどがある他、語学学校もいくつかあるので、アメリカへの留学を検討している場合は、ポートランドを留学先の候補として検討してほしい。

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