ポートランドのアメリカ料理、シーフード料理など

ハワイのローカルフードをカジュアルに楽しもう

今年4月にオープンしたKau Kauは、ハワイの家庭料理が味わえるレストラン。ハワイのピジン語で「食べる」という意味のKau Kauを店名とし、ホーソンの朝食＆ブランチのお店Little Griddleのスペースで、ディナータイムに営業しています。

オアフ島出身でシェフとしての経験豊富なオーナー夫妻が作るのは夫婦それぞれの家族から受け継いだ味や、移民の多いハワイならではのローカル料理。カルアピッグ、ロミサーモンなど、ハワイの伝統的な料理をいっぺんに味わえる「Hawaiian Combo」（$25）や、20種類以上のスパイスを使った日本風のカレー「Chicken Katsu Curry」（$18）、プエルトリコ移民に伝わるポークシチュー「Pastele Stew」（$18）などです。 「Garlic Shrimp」「Saimin」「昆布巻き」など不定期のスペシャルメニューもお見逃しなく。

店内、テイクアウト、Grubhubのデリバリーで、ハワイ気分で食事を楽しんで。

▲パッションフルーツを使った「Lilikoi」（$12/右）や「Calamansi Snack」（$12/左）などハワイ風カクテルもあり。

女性を応援するスポーツバーでビールとパブフード

女子スポーツ選手や女性のビジネス、さらにはLGBTQの人たちを応援すべく、今年4月にオープンしたThe Sports Bra。Barの一文字を入れ替えBraとした、ユニークな名前のスポーツバーです。昔ながらのスポーツバーの雰囲気も保ちつつ、女性が一人でも飲食を楽しめるような、清潔感のあるカジュアルな空間になっています。

同店で提供しているのは、「Sports Bra Nachos」（$10）や、ボリュームのある「Sports Bra Pub Burger」（$16）などのパブフード。さらに、ベトナム系の家庭で育ったオーナーシェフの家族に伝わる、骨付きポークリブ「Mom’s Baby Back Ribs」（$26）や鶏手羽の「Aunt Tina’s Vietna-Wings」（$16）など、ベトナム風の料理もあります。

ドリンクは、地元の女性ブルワーによるビールやワインのほか、カクテルも充実。お酒によく合う料理を、女子スポーツを観戦しながら楽しんでください。

▲スポーツにちなんだ名前のユニークなカクテルが並びます。

ダウンタウンのホテルでおしゃれにテキサス料理を

ダウンタウンのホテルWoodlarkの１階、テキサスの町の名前を店名とするBullardは、2018年のオープン以来、常連客の多い南部料理の店です。シックな色合いの店内では、くつろいで食事が楽しめます。

パシフィックノースウエストの食材で一から調理する同店では、「Pancakes」（$12）やコーン料理の「Shrimp ＆ Gritts」（$22）などのブランチから、手作りバンズを使った「Bullard Burger」（$24）やスモーキーなチキンのグリル「San Antonio Chicken」（$34）まで、幅広い南部の料理を提供。前菜には、その日の旬の海の幸を盛り合わせた「Seafood Tower」（時価）をどうぞ。お一人さまやお友だち同士、記念日の会食など、カジュアルでもフォーマルでもさまざまな用途に使えるお店です。

なお、店内飲食にはCovidワクチンの完了または陰性の証明の提示が必要です。最新情報はインスタグラム（＠bullardtavernpdx）でご確認を。

▲ブランチメニューのしっとりドーナツ「Apple Cake Donuts」（$4/3個）は、甘過ぎず何個でも食べられそう。

世界のお母さんの味が楽しめる、ダウンタウンの人気レストラン

2019年の1月に現在の場所に店舗を移したMother’s Bistroが、パンデミック中の1年間の休業を経て今年6月に営業を再開しました。オーナーシェフのリサさんがデザインした店内は、明るい陽のあふれる心地よい空間で、たくさんのお客さんに親しまれています。

同店では、バラエティーに富んだ世界の家庭の味を提供。ブレックファストには「ButtermilkPancakes（」$10）やオムレツ「Omelet of the Day（」$15）など、ランチにはサンドイッチ各種や「Pulled Pork Quesadilla」（$12）、そしてディナーには「Five Hour Braised Pot Roast」（$26）などがそろいます。また同店の看板メニューである「Macaroni & Cheese」（$15～）と東欧のダンプリング「Pierogi」（$12）も、ぜひ味わってほしい一品です。テーブル席やテラス席で手作りのお母さんの味を楽しむも良し、バーカウンターでオリジナルカクテルを楽しむも良しのお店です。

▲グレープフルーツ・フレーバーのカクテル「Ruby Red Martini」（$10）。

コロンビアリバー渓谷の絶景の中、地ビールを楽しもう

ポートランドから車で約1時間の町、フッドリバーにあるFerment Brewing Companyは、コロンビア川を眼下に望むモダンなブルーパブ。オーナー兼ブルーマスターのダンさんが、ローカルのホップなどを使って作ったオリジナルのビールを提供しています。

店名にFermentとある通り、同店の料理は、ザワークラウトをはじめ発酵させた野菜やピクルスをふんだんに使っているのが特徴です。メニューにはブレッド＆バターピクルスと呼ばれる甘めのピクルスが入った「Classic Cheeseburger」（$14）などの定番のアメリカン・フードや、「Falafel & Ferments Salad」（$14）など地中海風の料理が並びます。また、マウントフッドの湧き水から作る自家製の「Kombucha」（$4）や、季節に応じて変わる「Kombucha Cocktail」（$10）も自慢です。

周辺でのウインタースポーツの帰りなどにぜひ立ち寄ってみてください。

▲マウントフッドの水を使った、チェコスタイルの「12 °Pil s Czech Lager」（$6）。

ニューアメリカン料理が楽しめる、スラブタウンのおしゃれなお店

再開発が進むスラブタウンに昨年夏にオープンしたG-Love。ミシュラン獲得店などで働いてきたオーナー・シェフのギャレットさんのニックネームから付けた店名には、お客さんやポートランドへの愛という意味も含まれています。

同店で提供するのは、アメリカ料理に、東南アジア、日本、イタリアなどのテイストを取り入れたニューアメリカン料理。提携しているローカルの農場からオーガニックの食材を仕入れ、一から手作りしています。日本の唐揚げ風の「Fried Chicken with Avocado Ranch」（$10）や、たまり柚子ビネグレットのソースで食べる「Crusty Avocado」（＄7）などのおつまみ系から、パスタやステーキなどもそろいます。ビールやワイン、カクテル類と共に楽しみましょう。

なお、現在は、テイクアウトとデリバリーのほか、屋根とヒーター付きのパティオでの食事が可能です。最新の情報はウェブサイトでご確認ください。

▲人参、ベルペッパー、生姜入りの体によさそうなカクテル「Maria Teresa」（$13）。
写真： Carly Diaz

フレッシュなシーフードをカジュアルに楽しめるレストラン

今年2月、Providore Fine Food内からSE Burnside St.に移転し、路面店をオープンさせたFlying Fish Companyは、ポートランドでは数少ないアメリカン・シーフード料理のレストラン。フィッシュマーケットを営む家庭で育ち、養殖の勉強をしたライフさんがオーナーシェフです。

同店では、ライフさんが目利きした良質なシーフードと、ローカルの農家から直接仕入れた肉や卵を使用。魚介たっぷりのシチュー「Cioppino」（$8）、サーモンやマグロの「Poke」（各＄15）、グルテンフリーのオプションもある「Fish & Chips」（$15～17）などのシーフード料理はもちろん、ペインテッドヒルズの牛肉を使った「The Company Burger」（$18）などの肉料理も味わえます。なお、同店では、地元産の生魚や刺身用の魚も販売。料理もシーフードも、共にオンラインでの注文が可能なので、家でもおいしいシーフードを堪能できます。

▲店頭ではポキや刺身に使える「Sushi Quality Ahi Tuna」（$31.99/lb）も販売。

アイスランド発のホテルでノースウエストを味わう

昨年秋、E. Burnsideにある築100年以上のビルが、ホテルKEXとして生まれ変わりました。ここはアイスランドのホテルの姉妹店で、その1階に入るのが、アイスランド語で“娘”を意味するレストランDóttirです。

同店で提供するのは、北欧の精神を取り入れたパシフィックノースウエスト料理で、サンフランシスコのミシュラン店で料理長の経験もあるシェフが手がけています。メニューは、リコッタチーズが載った「Pancakes」（$11）などの朝食メニューから、ボリュームたっぷりのバーガー「O’ Conner’s Revenge」（$11）、バターとビネガーで風味よく仕上げた「Roasted Cabbage」（$13）までバラエティー豊か。さらに、バーカウンターもあり、羊乳で作ったアイスランド版ヨーグルト「スキール」を使ったカクテル「Lady of the Mountain」（$11）も味わえます。ビンテージ家具を配したおしゃれな空間でゆっくりしてみませんか。

▲クランベリーリキュールを使ったさわやかなカクテル「KEX Cosmo」（$11）。

広々ブルワリーで楽しむクラフトビールとパブフード

Von Ebertは、パールディストリクトにありながら比較的リーズナブルに食事ができるとあり、地元の人にも旅行者にも人気のブルワリー。ドイツのビアホールを彷彿とさせる天井が高く広い店内は、わいわいと楽しく過ごせる雰囲気です。

店内で醸造したビールは、常に12～20種程を提供。「Tasting Flights」（$12～）でいろいろな種類を味見できるのはブルワリーならではの醍醐味です。また、同店では、「Sausage Plate」（$16）や、サワークリームやチーズなどがトッピングされた「Street Corn」（$5）などのおつまみ系から、「Pizzas」（$12～）やバーガー類まで幅広い料理を提供。中でもシェフ一押しの、自家製BBQソースか韓国風ソースを選べる「Signature House Smoked Wings」（$10～）はぜひ味わってほしい一品です。

ランチ、ディナー、ハッピーアワー、いつでも気軽に立ち寄れるお店でいろんな味を楽しんでみて。

▲ 一番人気のビールは濁りIPAの「Sector 7」（$5.50）です。

がっつり系パブフードとビールで、アメリカンな食事を楽しもう

ダウンタウンの北側、バーンサイド通り沿いにあるリングラース・パブは、オレゴンとワシントンに68軒のレストランやホテルを持つマクメナミンズの系列店で、20年以上も続く人気の店。店内に入ると目に飛び込んでくるモザイクアートや仏像などを配したユニークな内装は、見ているだけで楽しい気分にさせてくれます。

同店で提供しているのは、ボリュームのあるハンバーガー（$13.25～）や手作りの窯焼きピザ（$10.75～）、「Voodoo Chicken Wings」（$9.50～）など、アメリカで定番のパブフード。どの料理もできる限りローカルの食材で作ることにこだわっています。常時13種類置いているビールは店内で醸造したもの。サイダー、カクテルなど、その他のアルコールドリンク類も豊富です。

午後３～５時と午後10～午前12時にはハッピーアワーも楽しめます。併設のクリスタルボールルームでのコンサート前後の食事にも最適です。

▲ 「Sabertooth Haze」（左）、「Lola’s Hazy IPA」（共に$6.75）は夏にぴったり。

ポートランドで１番の絶景と共に、おしゃれにアメリカ料理を

ダウンタウンの高層ビルU.S. Bancorp Towerの30階にあるポートランド・シティー・グリルは、ポートランドで１番高い場所にあるレストラン。バーエリア、ダイニングエリア、パーティールームがある店内は、街や遠くの山を見渡すパノラマ・ビューを眺めながら食事ができるとあり、いつもお客さんでにぎわっています。

同店では、ハンバーガーやフィレミニョンのステーキなどの定番アメリカ料理を中心に、寿司ロールや、旬の食材を使った季節ごとの料理も楽しめます。また、カクテルやワインも充実。気軽に楽しみたい方は、バーエリアのみで行われているハッピーアワー（月～土・4:00pm-7:00pm、9:00pm-閉店、日・12:00pm-11：00pm）をどうぞ。バーエリアはオープンと同時に満席になるほどです。特に窓際の席は大人気で、毎晩ピアノの演奏もあります。デートや家族での特別な食事など、さまざまな用途で使えるお店です。

▲ 「New York Style Cheesecake」（$10）は甘過ぎず、上品な味わい。

ローカルのブルーパブで、NWの味を思いっきり堪能しよう

ウイラメット川のほど近く、イースト・バーンサイドにあるBurnside Brewing Co.は、敷地内のブルワリーで作られた新鮮なビールと、自家製の料理が味わえるブルーパブ。バーカウンターとテーブル、ブース席もある店内は、一人でも大人数でも利用できるカジュアルな雰囲気です。

同店で提供しているビールは全てお店で作ったオリジナルで、IPAやスタウトなどの定番ビールから、地元レストランや日本のブリュワリーとコラボして作った他では味わえないユニークなビールまで、幅広く提供しています。また、ビールが苦手な方のためにサイダーやカクテルも用意しています。おいしいビールと共に味わいたいのが、ローカルの食材を使って手作りした、シェフ自慢の料理。チーズやソーセージの盛り合わせ、ステーキ、ハンバーガーに休日のブランチなど、ビールとの相性を考え抜いて作られた品々は“パブ飯”にとどまらぬおいしさです。

▲ 「Buddha’s Hand」（$5.75）はBuddha’s Hand（仏手柑）の味が決め手。

カジュアルに楽しめる、新鮮なハワイアン・ポキ丼

ぶつ切りの刺身にしょう油やごま油などで味付けしたハワイの定番フード「ポキ」の丼や、ハワイ風のサイドディッシュが味わえるポケモン。ハワイで食べたポキに感動したオーナーが、この味をポートランドにもと、昨年7月にオープンさせました。ハワイやポートランドの有名レストランで経験を積んだハワイ出身のシェフ、コーリンさんが本場の味を提供しています。

味の決め手となるオリジナルのソースは、ゆず、ガーリックポン酢など４種類。ポキ丼の「Signature Bowls」（8.75ドル～）は、ハワイアン・アヒ、ガーリック・サーモンなど6種類あり、中でもシェフのオススメはスパイシーゆずアルバコア（10.75ドル）だとか。自分の好きな組み合わせでポキ丼を作る「Build your own bowl」（7.75ドル～）もあります。毎週金曜日だけのスペシャル、注文を受けてから揚げる「ハワイ風ガーリック・フライドチキン」（10.75ドル）も人気の一品です。

▲ 日本や韓国の文化がミックスしたハワイならではのサイドディッシュ。

ガッツリ食べよう、ビッグなアメリカン

パール・ディストリクトに店舗を構えるTILTは、2013年のオープン以来、たくさんのお客さんでにぎわう人気店。アメリカの労働者の応援がコンセプトで、店内の内装は倉庫や工場の一角のような雰囲気を醸し出しています。

メニューは、ハンバーガー、パイ、ビスケットとアメリカの定番料理が並び、ボリュームもアメリカ流。料理には地元産の食材を使い、バーガーのパティはもとより、ビスケットやパイ、ドレッシングやBBQソースまでもお店で手作りしています。バーカウンターもあり、アルコールメニューも豊富。地元のクラフト・ビールと自慢のバーガーやサンドイッチは相性抜群です。バーの奥には卓球台があり、飲みながら遊ぶのもまた一興。

古き良きアメリカをモダンに再現する同店は、他にスワン・アイランドにも店舗があり、今年7月にはイースト・バーンサイドにもオープン予定です。

▲ 朝食にビスケットはいかが？蜂蜜を付けたりサンドイッチにしたり、お好みで。「Breakfast Sandwich」

ダウンタウンの中心地、ホテル内のモダンなレストラン

ホテル・ナインズ8階ロビーの奥にあるアーバン・ファーマー・ステーキハウスは、街の中心部の便利な場所柄、ホテルゲストのみならず幅広い客層の人々でにぎわう人気のレストランです。

吹き抜けの窓から外の光が入り、まるでテラスで食事をしている気分になる内装は、牧場・農場の素朴さにアートをミックスしたイメージでデザインされました。できる限り地元産かつオーガニックの新鮮な食材を使う同店のメニューは、ブレックファストとブランチ、ランチ、ディナーそれぞれが異なる個性を発揮しています。朝は伝統的なアメリカン・スタイル、昼はサンドイッチ、バーガーやサラダなど、そして夜は同店自慢のさまざまな種類のステーキが中心。

なじみのある料理をおしゃれに楽しめ、ビジネス、おひとりさま、カップル、グループでの食事会などどんなシチュエーションにもマッチする雰囲気のレストランです。

▲ 常時、ローカルとヨーロッパのチーズ8種類を用意。お店の屋上でとれた自家製の蜂蜜を添えて提供します。