ポートランドの寿司、日本料理、居酒屋＆ラーメン

寿司も居酒屋料理も味わえる本格的な日本料理レストラン

2010年のオープン以来、本格的な日本の味が楽しめると人気のレストランSHO（匠）。今年1月の寒波でのダメージにより休業し、6月にリニューアルオープンしました。

同店で提供するのは、日本やアメリカの魚を使った刺身や、寿司シェフ橋本さんの美しいおまかせ寿司など。また、シェフだった父親の下で日本料理の修行をした青沼さんによる居酒屋風メニューも拡大しました。チーズや卵のトッピングができる「Hamburger Steak」（$20）などの日本の洋食や、一晩じっくり煮込んだスープが自慢の「Tonkotsu Ramen」（$14）などの麺類、味がよく染み込んだ「Saba Nitsuke」（$9.5）などの小皿料理、店頭や小売店で販売している手作りドレッシングを使ったサラダや、「Oshiruko」（$7）などのデザートも味わえます。

お一人でも、グループでも気軽に食事ができる同店で、日本の味を堪能してください。ケータリングにも応じます。

▲日本酒のカクテル「Dragon’s Breath」（$10・左）と、ジンベースの「SHO Ginza Spritz」（$12・右）。

寒い日にぴったり、日本人シェフのラーメン店

バーンサイド・ブリッジの東側のたもとに昨年オープンしたYokohama Skyline Eateryは、横浜出身のトシさんが経営するラーメン店。元寿司職人のトシさんは麺作りに興味を持ち、ラーメン職人として再出発しました。

トシさんのラーメンは、２日かけて取ったスープが特徴で、オリジナルのラーメンを常時8種類提供しています。3種類のしょうゆをブレンドしたスープの「Shoyu Ramen」（$13.50）、自家製マー油（Black Garlic Oil）が香ばしい博多スタイルの「Tonkotsu with Black Garlic Oil」（$15.95）や、変わり種の「Creamy Tomato Ramen」（$15.95）などがあり、ラーメンと共に食べたい手作りの「Pan Fried Gyoza」（$9.50）などのおつまみもあり。また、甘口で懐かしい日本の味「Japanese Curry Rice」（$14.50）も魅力的です。

一人でも子連れやグループでも気軽に利用できる同店で、日本の味を堪能してください。

▲外はパリッ、中はジューシーな「Pan Fried Gyoza」や「Chicken Karaage」（$7.50/5pc～）などもあります。

和モダンなお店で、新鮮な魚と本格的な日本料理を

昨年、ポートランド近郊のウエストリンにオープンした鮨國（Sushi Kuni）は、日本のデザイン会社が内装を手掛けた日本の高級旅館のような雰囲気の本格的な日本食レストラン。

全国各地の魚を豊洲や神奈川の市場から毎週仕入れ、新鮮なネタの寿司（「握り」$4/1pc〜）をベテランシェフのアキさんが握ります。先付からデザートまでの7～8品のコース料理「Full Omakase Experience」（$185）も楽しめ、取材日はハモ入りの卵豆腐や、食感が面白い海藻の天ぷらなどがありました。また、「Spider Roll」（$18）などのロール寿司、「揚げ出し豆腐」（$9）や「トンカツ」（$12）など小皿や一品料理も充実しています。

さらに、日本酒やワイン、カクテルもあり、日～木の午前11時30分から午後5時までのハッピーアワーでは、ビールや酒フライトなどが20％オフに。屋外席もある広々としたお店で、新鮮な料理とお酒をぜひ味わってみてください。

▲「Sakura 2.0」（右・$16）や「Kyushu」（$14）などオリジナルカクテルも魅力です。

日本の料理や日本酒を味わえる、Snow Peakのお店

NW 23rdにある日本発のアウトドア用品店Snow Peak内に、昨年オープンした日本料理店のTakibi。オープンキッチンには薪で調理するグリルがあり、モダンでシンプルな内装は窓が大きく、自然を感じられるお店です。

シェフのコーディさんと厨房チームが手がけるメニューは、ぬかを使った「Tsukemono」（$6）や、柚子やショウガがさわやかな「Beef Carpaccio」（$17）、塩麴を使った「Chicken Karaage」（$11）などのおつまみ系から、「Saba Shioyaki」（$11）、北海道の和牛のステーキ「A5 Wagyu」($60)、飲んだ後の締めに食べたい「Kamo Nanban Soba」（$14）までバラエティーに富んでいます。バーカウンターもあり、日本酒をはじめ、柚子や梅酢などを使ったユニークなカクテルも魅力。

遠くから足を運ぶお客さんも多い人気のお店で、カジュアルな集まりや特別な日の食事など、ゆっくり日本食を楽しんでください。

▲レモンや梅干しペーストを使ったユニークなカクテル「Japanese Plum」（$19）。

ビーガンでカジュアルな日本の家庭料理のお店

昨年、SEのモリソン・ブリッジのたもとにオープンしたオボン食堂は、日本の家庭料理を提供するビーガン・レストラン。入口ののれんをくぐれば、その先は和の空間です。

野菜を無駄なく使うなど、環境に優しい料理を提供したいと考えたオーナーのフミコさんとジェイソンさん夫妻は、ビーガンの日本の家庭料理のレシピを考案。「Yuzu w Pumpkin Seed Miso Onigiri」や「Garlic Miso Onigiri」（各$4）など変わった具材のおにぎりや、麺からお店で作る「カレーうどん」（$14）、野菜たっぷりの「けんちん汁」（$4～7）、いろいろな品を一度に楽しめるお弁当「The Combo」（$16）などを、ローカルの農家からの食材を使い、一から手作りし、提供しています。また、キノコの季節には自ら採りに行ったキノコを使った料理も提供するとか。

種類豊富な日本酒と一緒に、ゆったりと日本の家庭の味を堪能してください。

▲週替わりの自家製のお漬物。料理やお酒と共に味わってみて。

新鮮な刺身と日本のお酒がおいしい、モダンカジュアルなお寿司屋さん

改善Sushiは、寿司とラーメンのお店「味楽亭」の姉妹店として今年2月にダウンタウンにオープンしたお店。味楽亭の先代オーナー、ヒロさんに付いて修行し、後継者となったメキシコ人の兄弟２人が経営する寿司レストランです。

日本風でモダンなデザインの店内は、居心地のいい雰囲気。同店では、ローカル、日本から仕入れている魚も使った握り「Chef’s Choice Nigiri」（$36/8pcs）や、ぜいたくなどんぶり「カニウニイクラ丼」（$36）をはじめ、ハラペーニョ・ヴィネグレットが効いたユニークなカルパッチョ「Hamachi Carpaccio」（$20/6pcs）、などの一品料理や、バラエティー豊かな具材を使った寿司ロール「Specialty Rolls」（$15～）などを提供しています。

また42種の日本酒と15種の日本のウイスキーを取りそろえ、それらを使ったカクテルが楽しめるのも魅力です。ランチにディナーに、カジュアルに日本食を味わってください。

▲柚の風味が爽やかな「夏の蝶」（$17・右）など、日本酒を使ったカクテルも多数そろいます。

スタイリッシュな雰囲気の中で、おいしいお酒と日本料理を

昨年10月、パールディストリクトにオープンしたMomoyamaは、ポートランドで人気のYama Sushiのオーナーシェフ、スコットさんが経営する日本料理店。アメリカの大都会にある日本食店の雰囲気をポートランドにとの考えでデザインされた、モダンで和風な店内での食事は気分も上がります。

同店では、この道50年のベテラン寿司職人ヒロシさんを迎え、彼が握る「Omakase」（$35～）などの寿司、肉や魚の一品料理、「Takoyaki」（$10）をはじめ、今、流行の韓国風の「Fried Chicken」（$9）などの居酒屋メニューなど、さまざまな味を提供しています。また、ヒロシさんの奥さんが作るデザートも日本人好みの味です。日本のお酒やウイスキーの種類も豊富で、それらを使ったカクテルはテイクアウトも可能。

寿司カウンターとブース席があり、おひとりさま、カップル、グループと、誰でも楽しめるお店で、日本の味を満喫してください。

▲季節で入れ替わるデザートもぜひ味わってみて！「Raspberry Panna Cotta」（$8）。

日本人シェフが作る、フードカートの本格ラーメン

Ramen Ippoは、日本食レストランNobuなど数々のお店で働いた経験のあるシェフの大輔さんが、今年4月にノブヒルのフードカートポッド内に移転オープンさせたラーメン店。初めての自分の店、つまり最初の「一歩」という意味でこの店名を付けたそう。

同店では、大輔さんが研究を重ねて作り上げた、自家製の鶏だしスープに塩だれを合わせた「Ippo Ramen」（$10）、ピーナッツバター味噌のたれを使った「Tantan Ramen」（$11）、何種類もの野菜からとった出汁でクリーミーに仕上げた「Vegan Potage Ramen」（$10）などのラーメンを提供しています。オーダー時に頼めば熱々のラーメンを出してくれるのも、うれしいサービスです。また、唐揚げの弁当「Kara-age Meal Box」（$10）、カキフライ弁当「Fried Oyster Meal Box」（$11）などのお弁当も魅力。季節の限定メニューも登場するので、ぜひ、いろいろな味を味わってみてください。

▲ニンニクとショウガじょうゆに漬け込んだ唐揚げ入りの「Kara-age Meal Box」。

和モダンな空間で楽しむ、にぎり中心の本格江戸前寿司

ホーソンと20thにあるこのお店は、日本料理店Hokuseiを経営していたコーディさんとMasu Sushiのヘッドシェフだったドゥワイトさん、そしてパートナーのカートさんが、伝統的な日本の寿司をポートランドに紹介したいと、昨年末にオープンしました。オーナーシェフ達がデザインしたという木を基調にしたシンプルな内装は、和の雰囲気が漂っています。

魚は築地、ハワイ、そして地元オレゴンを中心に仕入れ、メニューは、「にぎり」（$2～/1貫）、「刺し身」（$8～/3pc）、「手巻き」（$3～/1pc）、刺し身がたっぷり載った「ちらし寿司」（$27）と、まさに日本の寿司店と変わらぬ品揃え。さらに、「きんぴらレンコン」（$5）、煮切り醤油でいただく「自家製とうふ」（$4.50）などのサイドディッシュ、その日入荷した魚を使った日替わりメニューも用意されています。予約は受け付けていないので、待つのが苦手な人は比較的空いている日曜、月曜がおすすめ。

▲ ぷりぷりの肉厚な刺身（$8~/3pc）。添えられた季節の花や葉も召し上がれ。

日本人が作る、タコライスとラーメンが人気のフードカート

昨年の夏、ダウンタウンにオープンした、タコライスやラーメンをなど提供するRichi’sは、地元の人々や旅行者などでにぎわうフードカートです。

ベジタリアンのボウルは4種類、ブラウンライスの上に具材が載ったタコライスは2種類。味噌を絡めた「チキンタコライス」や、牛そぼろ入りの「ビーフタコライス」にはオリジナルのゆずサルサがトッピングされるなど、和風な味わいです。また、大豆ミートを使ったソイ・ボウルや、たっぷり野菜のベジ・ボウルなどベジタリアンメニューも用意しています。

そして忘れてはならないのがラーメン。九州出身のオーナーが作る本場の味のとんこつラーメンはシンプルな「白」とスパイシーな「赤」の2種類。オリジナルのとんこつベースのスープはクリーミーでコクがあり、伸びにくい中太縮れ麺とよく絡み合います。気軽に食べられるフードカート。何度もリピートしたくなること間違いなしです。

▲ コーヒーゼリーとパンナコッタ（各$3）は甘過ぎないのがうれしい。

日本人が作る日本の味、やみつきになる手作りラーメン

料理が大好きな日本人シェフ佳世子さんとご主人が、N. WilliamsAve.に今年オープンさせたKayo’s Ramen Bar。

本当の日本の味を伝えたいという思いがこもった麺は、麺の専門家と研究・実験を重ねて出来上がった、時間が経ってものびにくい同店だけの特製麺です。スープは鶏と豚ベースのクリアスープ。佳世子さん曰く、素材の味が生きた「まるで懐石のようなラーメン」だとか。メニューはしょう油、塩、味噌などのトラディショナルと、オーナーがアジア圏在住中にヒントを得たレシピで作る独創的なシグニチャーがあり、どれも日本人好みの味。また、餃子はポークとケールの2種類あり、具に合わせて違う皮を使うこだわりが。

メニューはどれもローカルの食材で、全て一から手作りし、化学調味料は一切使っていないので安心です。さらに、より多くの方がラーメンを楽しめるよう、ビーガンメニューも豊富に用意しています。

▲ デザートには、甘さ控えめ、大人の味の「コーヒーゼリー」（$4）をどうぞ。

日本とポートランドの味のコラボ。新感覚の日本風居酒屋

今年、開店から10年目に突入したBiwaは、北海道に留学経験のあるアメリカ人のオーナーが、日本の食文化に魅せられ、オープンした日本風の居酒屋。ポートランド周辺で手に入る旬の食材を使った、懐かしい日本の味とBiwaオリジナルの味の両方が楽しめる店です。

オーナーが日本で習った調理方法をベースに、日本風の味を見事に表現する一方、スタッフたちと共に作り上げたメニューは創造性豊か。例えばイチゴの季節には、青いイチゴで梅干し風イチゴ漬けを作ったり、日本料理ではなじみの薄いビーツと生姜を合わせて刺身の薬味にしたりするなど、キラリと光る驚きのアイデアが随所に見られます。日本酒や焼酎の種類も豊富で、お酒の飲み比べができるテイスティングもあり。

8月にはお店のすぐそばのビストロ＆ワイナリー“Cyril’s”のパティオでアウトドア焼き鳥を開催予定。イベントの詳細はウェブサイトにアップされます。

▲ これぞ日本の味！炉端焼きメニューから、「鯖の塩焼き」（$13）。他にうなぎなどもあり