アメリカに移り住んで早10年。アメリカ人の夫がいるにも関わらず英語が苦手(夫は日本語がペラペラ)。スーパーに行っては日本と違う食材に驚き、醤油や砂糖の味が違うといってはカルチャー・ショックを受け、それでもアメリカ生活にも少しずつ慣れ、ここにどっかり根を下ろしつつある今日この頃。考えてみると、私の基本はいつも「食べること」に執着していた気がする。おいしいものさえ食べていれば、元気になれる!
なんせ、日本にいた時から「食はすべての欲につながる!」と信じて食の細い男は彼氏として避けてきた私。食欲のない奴って覇気もないし、一緒に何かしても面白くないこと多いし、おまけに出世しない気がして……。こうして選んだ旦那は、何でもおいしく食べるお茶目なクマ(最近はゾウ?)さん。うーん、出世とは縁がなさそうだけど、おいしいものさえ食べさせておけば文句を言わない楽な人。そんな私の料理や食べ物に関するいろいろなエピソード・うんちくを、これからこのコーナーで聞いてもらおうと思ってます。ご意見・ご感想、ぜひぜひお寄せください! 簡単でおいしいレシピも教えてくれると嬉しいな。
さてと、初回はちょっと悲しいエピソード。去年5月に肺気腫でお義母さんを亡くしたんだけれど、彼女が危篤で入院する前に移植手術をすれば助かる見込みがあると言われ、医師からダイエットを強く勧められたの。ベイキングが得意で、甘いものが大好きだった彼女に、カロリー控えめでさっぱりしたデザートを! と思い、作ったのがこのグレープフルーツのシャーベット。韓国のゆず茶って、お茶として飲むらしいけど、見た目はジャム。アメリカではまず手に入らないゆずの香りに、実家の和歌山を思い出すほろ苦い大人のデザート。病みつきになるおいしさ。ぜひお試しを。
グレープフルーツのシャーベットのレシピ
■ 材料(4人分) |
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■ 作り方 |
*グレープフルーツは電子レンジで20~30秒加熱してから絞るといいよ! |
アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!
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