シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

風邪に効く利く! キムチ鍋

BBQ

いやー、今年は寒いですねー。スキーをする人には最高のコンディションでしょうが、ネコ型人間の私はひたすらコタツで丸くなる! って感じ。こう寒い(ついでに懐も寒い!)とアメリカでもやっぱ鍋です。水炊きやしゃぶしゃぶも良いし、石狩鍋、ちゃんこ鍋、おでんもたまりません! 3年くらい前(遅いって?)からハマっていたのが韓国料理の鍋。さる韓国レストランで出されるスンドゥブ(豆腐の入った赤いスープ)なる料理には一時期ハマりまくって「溶岩スープ」と称し、風邪を引いたら必ず行って食していたもんです。

ところが韓国レストランというのはいかんせんサービスが悪い! お勘定を頼んだらあご(!)で「取りに来い!」とばかりに示されたことも1度や2度ではない。それでなくても子連れの私達には敷居が高くなってしまい、ちょっとご無沙汰。でも、あのスープの味は恋しい。日本に里帰りした時、見つけましたよ! 『韓国うちめし(春山みどり・板井典夫著、婦人生活社出版)』なるレシピブック。これに載っていたキムチ鍋がなかなかウマい! 豚肉の薄切り、それも安い3枚肉で十分。にんにくと一緒にカリカリに焼いて、キムチを加え、鍋に移してコチジャンやらで味付けするんだけど。まーオイシイのなんのって。

近所の友達の韓国人に「あなたが使っているコチジャンはどれぞ?」と聞いたら、わざわざ買ってきてくれたコチジャンのジャー。そんなに大きくないけど、使い出のあることったら。寒くなると我が家ではキムチを買ってきては、この鍋を作ります。ちなみに同じ友人からキムチの作り方も教えてもらったけど、面倒なわりに「うーん?」という出来だったので、もっぱら市販の気に入ったキムチを使用。いつか、韓国人もびっくりというキムチを作ってやるぞと夢見ながら、簡単手抜きキムチ鍋に舌鼓を打っている次第。

ちょっと漬かりすぎたキムチでもおいしくできるよ(キムチが辛すぎる時は洗ってしまう邪道な私。韓国の人、ごめんなさい……)! コチジャンは韓国系のスーパーでも購入可能だし、低温で乾燥した場所に保管しておけば、1年以上は持つそうです。味見しながら適当に作っちゃっても十分おいしいスープですよーん。

キムチ鍋のレシピ

■ 材料
  • 豚肉薄切り 1/2パウンド程度
  • ニンニク 1片 - 薄切り
  • 白菜キムチ 1/2瓶(大きめの瓶の場合は1/3)
  • ニラ 1束 - 3~4センチに切る
  • 春菊 1束 - 固い軸は除いておく
  • 生しいたけ(エリンギやオイスター・マッシュルームでも可) 5~6個
  • ネギ 4~5本 ― 3~4センチに切っておく
  • 豆腐 1~2丁 ― 大きめのさいの目に切っておく
  • コチジャン 大3~5 (キムチの辛さも考え、好みで調整)
  • いりこだし 大1
  • しょう油 小2
  • ごま油 大1

■ 作り方
  1. フライパンにごま油を熱し、ニンニクと豚肉をいためる(三枚肉を使用する場合はカリカリに焼くこと)。
  2. だいたい肉に火が通ったらキムチを加え、水気を飛ばす。
  3. 土鍋か鍋に移し変え、ひたひたの水と入れ、いりこだしを加え沸騰させる。
  4. コチジャン・醤油を加えて味を整え、しいたけと豆腐を加え、仕上げにニラ・ネギ・春菊・ごま油少々を加える。

 

逸子モーガン:
アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!