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Bakingの季節

ほうれん草ディップ

夏からいきなり冬?に突入するワシントン州。急に朝晩冷え込んできましたね~。街の木々もすでに紅葉し、あっという間に枯れ木になりそう!

今年もパイの季節が来たな~って思うのは、私もアメリカ生活になじんできた証拠かな。暑い間はベタベタして扱いにくかったパイ生地も延ばしやすくなるし、パイを焼く香ばしい匂いが家の中に漂って、ちょっと幸せな気分になるのよね~ 。

亡くなったお義母さんに教えてもらったアップルパイやパンプキンパイ。お義母さんが高校生の時に習ったというパイ生地もサクサクして美味しかったのよ。そういえば去年の今頃は、お義父さんが彼女見つけて……って話を書いた覚えがあるけど、その後もいろいろありました。3月に再婚して以来、ずーっと忙しい毎日を送っているお義父さん達。ちょっと縁遠くなってしまい、淋しく思ってます。彼らが幸せでいてくれれば、それに越したことないんだけどね。

ところで、嫁の私はお義父さんの奥さんをStep Mother in lawって紹介すればいいんでしょうか? 誰か教えて! これを書いてる今、彼らは豪勢にイタリアからフランス、ギリシアを巡る2週間のクルーズ旅行に出掛けています。なんだか自分の中に、つつましかった義母と比べて彼女を厳しい目で見ている小姑根性(?)を感じちゃう!

さてさて話をレシピに戻し、今月は亡くなったお義母さんが大好きだったピーカンパイを紹介しましょう。

友人に教わったクリームチーズを使ったパイ生地。初めてご馳走になった時、ピーカンナッツがあまりにきれいに表面に並んでいたので、さぞかし面倒な作り方だろうと思ったら、広げたパイ生地の底にピーカンを並べるだけで勝手に浮き上がってくるという単純なモノで、あっけないほど簡単!

パイ生地も失敗が少なく、サクサクしてすごく美味しかったので、すぐにレシピをもらいました。以来、私はこの季節になると必ず作っています。元はアメリカのレシピなので、砂糖を減らすのが日本人にも美味しく食べてもらうコツ。秋の夜長にパイ作りはいかが?

バター・ピーカンパイのレシピ

■ 材料
(パイ生地)

  • クリームチーズ 3oz
  • バター    1/2カップ
  • 小麦粉    1カップ

(フィリング)

  • 卵  3個
  • ブラウン・シュガー 2/3カップ
  • 塩      少々
  • コーンシロップ   2/3カップ
  • 溶かしバター    1/3カップ
  • バニラエッセンス  小さじ1杯
  • ピーカンナッツ   1カップ

■ 作り方
  1. オーブンを350度に温めておく。
  2. 大きなボウルにパイ生地の材料をすべて入れ、フォークかパイ・ブレンダーでバターやクリームチーズを細かく刻むように粉と切り込む。ある程度まとまったら手で丸くまとめる(柔らか過ぎて扱いにくい時は冷蔵庫で休ませると良い)。
  3. 2の生地を丸く延ばし、9インチのパイ皿に広げる。はみ出た端を切り落とし、その生地で(木の葉型のクッキー・カッターで型抜きするなどして)パイの縁を飾る。
  4. ボウルにピーカンナッツ以外のフィリングの材料を入れ、よく混ぜ合わせる。パイ生地を広げた皿の底にピーカンナッツを並べ、上からフィリングを注ぐ。縁をパイ・シーリングでカバーし、350度のオーブンで約40分焼く。途中、焼き色を見てシールドはずす。しっかり冷ましてから、サーブする。

パイを切り分ける方法で、いいアイデアがあったら教えてください。私はいつも苦労しています。

 

逸子モーガン:
アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!