11月も半ばになると、なんだかせわしなく感じるのは私だけ? 今年も残りわずかじゃないか~! 年々、ホリデー商戦が早くなってきたせいか、後ろからどんどん追われてるみたい。9月にクリスマス・グッズを売り始めるのだけはやめようよ~、ねえ某コストコさん。
昨年のサンクスギビング・ディナーがサンザンだった(バックナンバー第18回を見てね)こともあり、今年は義妹の家に、私がターキーを持って行くことになったよ。ターキー焼くなんて、年に1、2回このシーズンだけだから、先日は練習を兼ねて久々にヤング・ターキーの胸肉を焼いてみた。レモンの代わりに、家に買い置きしてあったライムを使ったら、ちょっと失敗! 酸味と苦味が強くなり、お肉はジューシーで「こんなおいしいターキーは食べたことないかも!?」と旦那を感動させたが、肝心のグレービーが苦くなってしまった。やっぱりレモンにしなきゃ。
グレービーを作るのは、ターキーを焼いた肉汁をこそげてから作り始めるので、買った時にグレービーのパックが付いてくると、やっぱり楽チン。一部メーカー品にしかないので、私はジェニーオーってメーカーのターキーを買うの。このままだと味が濃いので、それをベースに肉汁と小麦粉、バターで色と味を見ながら調整するのが、失敗しないコツ。肉汁を吸い取る大きなスポイトも買っておいてよかった、と実感。ヤング・ターキーのほうが出てくる油も少ないかな。
ターキーの解凍は意外に時間が掛かるもの。昨年のエッセイ(第17回)にも書いたけど、サンクスギビングの朝、シンクをターキーに占領されないように、1週間前には冷蔵庫に入れておこうね。いろいろ試行錯誤の末、友人から電話で聞いたレシピを元に、私なりのターキー・レシピを作ったので、今回はこれを紹介しましょ。
ロースト・ターキーのレシピ
■ 材料 |
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■ 作り方 |
1. オリーブ油に、ニンニク、ローズマリー・ハーブ・ミックス、塩・コショウを混ぜ、材料をターキーの全体に揉み込むようにして塗る。このまま半日~ひと晩、冷蔵庫で寝かせる。 2. オレンジとレモンは、皮をしっかり洗って、4~6等分のくし型に切る。ニンジン、玉ネギは大きめに切る。 3. オーブンは325度に温めておく。 4. 1.のターキーのおなかに、オレンジとレモン、セロリを詰める。 5. ロースト用の天板(ステンレス製で網の付いたもの、またはストーンウェア)にターキーを載せ、ニンジン、玉ネギはターキーの周りに置き、倒れるのを防ぐ。余った分はターキーの焦げやすいところにも載せる。 6. 半カップの水をターキーの下に足して、オーブンに入れ、ふたをしないで、2時間半前後焼く。時々、様子を見て、下にたまった油をターキーにかけたり、野菜の位置を替えてやると、焦げすにいい焼き色になる。 7. グレービーは、小麦粉とバターを練ったものを用意して、ターキーの肉汁とスープ・ストックに少しずつ加え、とろみを付けていく。 |
買った肉にグレービーのパックが付いていない場合、粉末のブラウン・ソースを使うと量を増やせて便利。なんせ、モーガン・ファミリーはみんな、マッシュ・ポテトにもターキーにも、たっぷりかけるので、いっぱい作っておかないと足りないのよ~。ターキーから出る油は、オイリー過ぎるので混ぜないでね。焼き上がったのを、30分離れた義妹の家まで運ぶ間に、どれくらい冷めちゃうものなのか、それが心配だ~。成功を祈ってて
アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!
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