私事で恐縮ですが(あ、いつも私事か……)、12月は私の誕生日。暮れの44歳の誕生日は、今までになく幸せだったので、ついついお話ししたくて書くことにしました。12月の誕生日って、クリスマスに近いので、なんだかうやむやにされることが多いんですよ~。こっちも全然期待してない。ましてや、手放しで喜べる年齢でもないし……。
一応、家族にとっては、「何かしなきゃ」というプレッシャーだけはあるようですが、まあ本人も、「いい加減、年も年だし、何もいらないよ~」と前もって言っておりました、ハイ。
ところが、前日、仕事がらみで呼び出され、出掛けたところが誕生日のサプライズ・パーティー! 思い掛けないメンバーに、ただただビックリ。主婦になって、早13年。家族以外に祝ってもらったのは初めてだったので、めちゃくちゃ感動しました! これだけでも涙腺ウルウルの私に、誕生日当日の夕方、仕事に行く前の私に家族からのプレゼントが……。
出て来たのは、ワッフル・メーカー。思い出されるのは、昨年夏に、骨折した上の息子を盛り上げるために出掛けたカナダ・ドライブ旅行の途中で、泊まったモーテルの朝ごはん。いろいろなフルーツと好みのトースト、ジュース、コーヒーのほか、自分で焼くワッフルが付いていました。面倒といえば面倒だけど、焼けるのを待ってる間も、なんとなく楽しくて、「うちにも欲しいね~」と話していたのを覚えていてくれてたみたい。
ワッフル・メーカーと一緒に、ワッフル・ミックスだの、生クリームだの、イチゴだのが、わざわざラッピングされてました。思えば、苦節ウン十年。何度、旦那が買って来たプレゼントを返しに行ったことでしょう。丈の合わないパンツ、趣味に合わないセーター、サイズの違う靴、わけのわからんフライドポテトを切るためのところてん方式のキッチン用具……。アメリカって、レシートがあれば返せるところが、何よりありがたいシステムです。旦那が費やした時間と同じだけ、返品に費やす私達、というのが、結婚十何年のうちの決まりだったから、今回の誕生日は本当に感動しました!
極めつけは、12歳の息子が、時間のある朝ごとに、焼いてくれること。これ以上のプレゼントはありません。
朝、上の息子がすでに出掛けたキッチンに、「ワッフル、食べ切れなかったから食べて」と伝言のあった日にゃ~、お母さん、「涙ちょちょ切れの朝」ってぇもんです。親が怠慢だと、子供ってたくましくなるね~。市販のミックスでも十分楽しめるので、ぜひひとつ、お宅でも試してみてください。あ、この連載を通して知り合った友人からの誕生祝いカードを、仕事先でもケーキにプレゼントをもらったし、本当に幸せを噛みしめる44歳の誕生日でした。お宅でもいかがですか? 本当に楽しいよ~。
むっちゃ簡単ワッフル
■ 材料 |
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■ 作り方 |
1. ベルギー・ワッフル・ミックスの箱に書いてある通りの手順で、ネタを作る。 2. ワッフル・メーカーで焼く。 3. 好みのトッピングと共にいただく。 |
アメリカ人の夫とふたりの男の子を持つ。アメリカで人気のキッチン用品「パンパード・シェフ」や還元水のコンサルタント、ボランティアに、単なるお節介に、とにかくじっとしていない自他共に認める元気印主婦。おいしいものが大好き、でも手抜きも大好き! 何にでも首を突っ込む好奇心旺盛なおばちゃん(?)です!
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