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タコパイ・リング

料理エッセイ

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ポットラック・ランチに近所の友人が持ってきてくれた、缶詰のチリ・ビーンズで作るタコパイ。おいしかったので、その場でレシピをもらったほど。友人はアメリカ人の友達に教えてもらったそうで、「簡単なのよ~」の言葉どおり、あっという間にできるので私も超お気に入り。時間がない時のランチやディナーに何度登場したことか……。大勢に食べてもらいやすいようにクロワッサン生地を2倍にして私が販売している「パンパードシェフ」のレシピ本を参考にアレンジしたら、見た目も豪華になりました。大人向けにはタバスコを加えてね!

タコパイ・リング のレシピ

■ 材料 
(8~10人分)
  • 牛ひき肉 1パウンド
  • チリ・ビーンズ缶詰 1缶
  • キドニー・ビーンズ缶詰(缶から出し、水気を切っておく) 1缶
  • シュレッド・チェダー・チーズ 1~1.5カップ
  • クロワッサン生地(冷蔵のもの。筒状の入れ物に入っている) 2本
  • 卵の白身 1/2個分
  • サルサ(付け合わせ用。なくても可)適量

■ 作り方
1. オーブンを375度に温めておく。フライパンに薄く油を引き、ひき肉を炒める。余分な油と水気を取って、軽く塩・こしょう(分量外)する。ここに缶詰2種類を入れる。火から下ろしてチェダー・チーズを加え、粗熱を取っておく。>>5分

2. 丸いストーンウエアか天板に、クロワッサン生地16枚(2本分)を三角形のとがった方を外に、底辺の半分が重なるようにして丸く太陽のように並べる。中央には直径20センチくらいの穴が開いている状態になる。小麦粉(分量外)を付けたローラーで重なった部分を中心に向けて伸ばし、真ん中の円が直径15センチになるようにする。この伸ばした部分に1.で合わせたものを均等にリング状にのせていく。三角形のとがった先を真ん中に持っていき、中身全体を包む。隙間の空いた大きなドーナツ型になればOK。>>5分

3. 卵の白身をハケで生地の表面に塗り、オーブンで焼く。>>25~30分

今月のお助けグッズ

●クロワッサン生地
冷蔵のパン生地は発酵済みだから、開けた瞬間焼き始められるのがうれしい。そのまま焼いても、ミニ・ソーセージやハム&チーズを巻いて焼いても、速攻スナックに変身! じつは私がキッチン・コンサルタントになったきっかけも、クロワッサン生地を使ったショーに感動したからだったの。セールなら1本$2前後です。

●チリ
温めてチェダー・チーズをかけて食べるチリ。手軽なランチとして子供達にも結構人気。丸いフランス・パンをくり抜いて、自家製チリを詰めて売ってる店もあります。家でもマネしてね。

 

逸子モーガン:
アメリカに住んで早12年。ひょんなことから受け持った料理クラスをきっかけに、キッチン用品の実演販売を通じてあちこちに出没(?)するようになった元気な主婦。2005年6月まで2年間続いた「スーパーの食材で作るニッポンの味」に続き、仕事や学業の合間に簡単にできる料理を紹介中。