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和風タブーレ・サラダ

2009年9月掲載
作ってあげたいハズご飯
アメリカ人のパートナーにおいしいご飯を作ってあげたいと思っても、
食文化の違いにとまどい、献立に頭を悩ませたことはない? 
このコーナーでは和の食材を意識しつつも、アメリカ人にも受け入れてもらえやすいメニューをご紹介
 
 
 
ひじきペペロンチーノ 

9月に入ったとはいえ、まだ暑い日もありますね。そんな時に無性に食べたくなるもののひとつが、レバノン料理の「タブーレ」。クスクスというデュラム小麦からできた極小パスタと、パセリをたっぷり使ったヘルシーでさわやかなサラダ。クスクスの、あのプチプチした食感と、名前のかわいさが大好きです。この料理の偉いところは、鍋で調理しなくて良いところ。ボウルに切った野菜をどんどん加えていくだけで、簡単にできちゃうのですが、ある時パセリを青じそに変えてみたら、これが大正解! 特にうちの夫はパセリの青臭さが少し苦手なのですが、この青じそバージョンは、「草っぽさが全然しない」と、お気に召してくれました。ちょっと和の風味が香るタブーレ、ディナーのサイド・ディッシュにももちろんですが、休日ののんびりしたブランチに、これだけをたっぷり、なんてのもオススメです。結構お腹持ちが良く、冷えた白ワインにもよく合います。

 
 
 
材料 作り方
 

(2人分) 
クスクス80グラム
トマト1個
玉ネギ1/2個
オリーブ・オイル大さじ2
レモンの絞り汁 1/4カップ強
青じそ20~30枚
塩・コショウ適量
熱湯1/3カップ

 

1.トマトと玉ネギは7ミリ程度の角切りにし、トマトを切った時に出る汁も取っておく。青じそは洗って、よく水気を切った後、みじん切りにする。

2.ボウルにクスクスと熱湯、オリーブ・オイルを入れて、フォークで軽く混ぜ合わせたら、皿などでボウルにふたをして、10分ほど蒸らしておく。

3.粗熱が取れたら、切った野菜類とトマトの汁、レモンの絞り汁を混ぜて、塩・コショウを振り、冷蔵庫に1時間寝かせて、味をなじませる。

4.好みで食べる直前にオリーブ・オイル少々(分量外)をかけても美味。

 

chochoのお気に入り

カフェオレボウルいつかは大きなキッチン付きの家に、と夢は膨らみますが、現実は厳しく、収納スペースも少ないうちの台所。必然的に見せる収納を心掛けるようになりました。この「Mason」のジャーはそんな時に大活躍。今回使ったクスクスや米、砂糖など、すべてこのジャーのお世話になっています。カウンターや棚に並べると統一感が出て、すっきりとおしゃれに見えますよ。

  彼との愛が深まる(!?)料理英語

Comfort Food 「ほっとする味。心に染みるご飯。元気をくれるご飯」 

和訳すると漠然的ですが、これは、たとえば風邪をひいたり、元気がなく食欲がない時に食べたいもののことです。一般的なアメリカ人ならチキン・スープやマカロニ・チーズ、ちなみにうちの主人はマッシュ・ポテトです。パートナーの好みを熟知して、いざという時、ささっと作ってあげたいものですね。

ChoCho:
オレゴン州ポートランド在住。日本食=お寿司しか知らなかったアメリカ人の彼と、やっぱり和食がいちばん!な私が2005年に国際結婚。ふたり共おいしいと思える、純和風でも洋風でもない「うちの味」を目指して日々研究中。本誌で2009年3月号まで2年にわたり「いつもワインのある暮らし」を執筆
www.youmaga.com/restaurant/wine/)。