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豚肉のアスパラ巻きフライ

2009年12月掲載
作ってあげたいハズご飯
アメリカ人のパートナーにおいしいご飯を作ってあげたいと思っても、
食文化の違いにとまどい、献立に頭を悩ませたことはない? 
このコーナーでは和の食材を意識しつつも、アメリカ人にも受け入れてもらえやすいメニューをご紹介
 
 
 
抹茶×ホワイトチョコレートのマフィン 

今年も残すところあと1カ月となりました。イベントが多いこのシーズン、パーティーへお呼ばれする機会も増えますね。今月紹介するのはポットラック・パーティーへ持って行くと必ず即完売になるレシピです。難しいと思われがちな揚げ物のいちばんのポイントは、新しい油を高温にし、短時間でさっと揚げること。アスパラと豚肉のジューシーさが封じ込められつつも外側はカラッとした、絶妙のおいしさに仕上がります。この料理の要となる豚の薄切り肉は、アメリカの普通のスーパーではまずお目に掛かれませんが、日系スーパーで入手可能です。うちの夫は、最初ベーコンと豚の薄切り肉の違いがいまいち理解できなかったようですが、「この味と食感はベーコンでは出せないよね」と、今では大ファン! 揚げ物はちょっと面倒だなって気分の時でもこれは特別です。みんなでわいわい食べるのにぴったりなこの1品で、楽しいホリデー・シーズンをお過ごしください!

 
 
 
材料 作り方
 

(2~4人分) 
アスパラ10本
豚の薄切り肉(Pork Loin) 8オンス
2個
小麦粉 適量
パン粉適量
塩・コショウ 少々
適量
トンカツソース適量

 

1. アスパラは洗い、茎の部分を1センチほど切り落とし、ペーパー・タオルなどで水気を拭いておく。

2. 塩・コショウした豚肉を1本のアスパラに下から巻き付けていく。1枚の肉で足りない時は2枚巻く。

3. 小麦粉を②にまんべんなくまぶし、溶いた卵にくぐらせてパン粉を付ける。

4. 高温に熱した油(パン粉をひとかけら落とした時に、すぐにぶくぶくと上がればOK)に③を投入。2、3分経過したら裏返し、さらに2、3分揚げる。

5. 全体がこんがりとしたきつね色に色付いたらでき上がり。お好みでトンカツソースなどをかけて召し上がってください。

 

chochoのお気に入り

紙カップ12月になると街中がクリスマス・ムード。この時期は毎日の食卓にも少しホリデーっぽいおめかしをするのが楽しみです。赤いナプキンと、ツリーやスノーマン、スノー・フレーク模様のお皿などが登場するだけで、いつもとは違う食卓が素敵に演出できます。私は毎年、少しずつクリスマス用のキッチン・アイテムを買いそろえています。テーブルの上にお庭から拝借した小さな柊と赤い実を飾るだけでも、ぐっと華やかに見えますよ!

  彼との愛が深まる(!?)料理英語

Home cooking 
「家庭の味」 

まさに私が結婚してから、日々模索しているものです。プロフィールにもありますが、生まれ育った国も食文化もまったく違う私達が、どちらもおいしいと思える「うちの味」を目指して、毎日お料理しています。たまに夫から‘Mmm, taste like home cooking!’「うん、これこそうちの味だね」って言ってもらえると、とてもうれしくなります。

ChoCho:
オレゴン州ポートランド在住。日本食=お寿司しか知らなかったアメリカ人の彼と、やっぱり和食がいちばん!な私が2005年に国際結婚。ふたり共おいしいと思える、純和風でも洋風でもない「うちの味」を目指して日々研究中。本誌で2009年3月号まで2年にわたり「いつもワインのある暮らし」を執筆
www.youmaga.com/restaurant/wine/)。