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ビーツとオレンジのまあるいサラダ

2010年7月掲載
作ってあげたいハズご飯
アメリカ人のパートナーにおいしいご飯を作ってあげたいと思っても、
食文化の違いにとまどい、献立に頭を悩ませたことはない? 
このコーナーでは和の食材を意識しつつも、アメリカ人にも受け入れてもらえやすいメニューをご紹介
 
 
 
ビーツ 

ビーツは、日本ではあまりなじみのない野菜ですが、私はそのおいしさにすっかりハマっています! おいしいだけではなく、解毒作用があり、鉄分も豊富でスーパーヘルシーなのです。私の夫は、「体に良いから」と、子供のころに缶詰のビーツを嫌々食べさせられた苦い思い出があるため、おいしいと思ったことがなかったらしいのですが、このサラダを食べて以来、「ビーツに対するイメージが180度変わった」と言います。私はいつも生のビーツで調理するのですが、夫によれば缶詰のものとは風味が全然違うそうです。時間は掛かりますが、ビーツは茹でるよりもオーブンでローストすることにより、自然な甘さがぐんと引き出せます。毎日の食事は健康面で優れていることは大前提ですが、やはり、「おいしい!」と満たされ、幸福な気持ちになることもすごく大事なこと。このサラダはビーツを今までそれほど好きではなかったという方にも、自信を持ってオススメします!

 
 
 
材料 作り方
 

(2人分) 
ビーツ2、3個
オレンジ小2個
松の実大さじ2
オリーブ・オイル 大さじ2
塩・コショウ適量
適量

 

1. ビーツはよく洗い、葉っぱの部分を切り落とす。皮付きのまま、ボールに入れてオリーブ・オイルと塩・コショウをなじませる。

2. パーチメント・ペーパーで①を包み、さらにアルミ箔で包む。400度に予熱したオーブンの天板に②を入れて、45~75分ほど焼く(包みを開け、ビーツに竹串がすっと通ればOK)。オーブンから出し、粗熱が取れたら皮をむく。※ナイフやフォークでするっと簡単にむけます。ビーツの赤い汁は洋服に付くとシミになるので注意を。

3. ビーツとオレンジを薄めの輪切りにして皿に交互に並べ、松の実と刻んだイタリアン・パセリを散らす。

4. 分量外のオリーブ・オイルと酢を1対1の割合で混ぜ合わせて塩・コショウを振り、ドレッシングを作る。これを食べる直前に③にかけてでき上がり。

 

 

chochoのお気に入り

紙カップ私はエッグ・カップがすごく好きで、見掛けるとつい買ってしまいます。正しい使い方は、もちろん茹で卵をのせるわけですが、私はホーム・パーティ―の時におつまみを入れるなど、豆皿のような感覚で活用しています。ナッツや枝豆、ベリー類を盛ったり、小さなお子さん用のアイスクリーム・カップ代わりに使ってもかわいいです。時には小さな花をカップの中に生けて食卓に飾る、なんていう使い方も素敵ですよ。

  彼との愛が深まる(!?)料理英語

in season 
「旬」

昔からうちのおばあちゃんが「健康の秘訣は旬のものを食べること」と言っていたこともあり、私はなるべくローカルで採れる旬の食材を食べるように心掛けています。その食材のいちばんのおいしさが引き出されるのが旬の時期。今が旬だというものは生命力に満ちていて、食べると元気を分けてもらえます。うちのおばあちゃんは現在89歳。旬のものを食べ続けて今も元気に健在です!

ChoCho:
オレゴン州ポートランド在住。日本食=お寿司しか知らなかったアメリカ人の彼と、やっぱり和食がいちばん!な私が2005年に国際結婚。ふたり共おいしいと思える、純和風でも洋風でもない「うちの味」を目指して日々研究中。本誌で2009年3月号まで2年にわたり「いつもワインのある暮らし」を執筆
www.youmaga.com/restaurant/wine/)。