シアトルの生活情報&おすすめ観光情報

イタリアン・ソーセージのトマト・ソース煮込み

2011年1月掲載
作ってあげたいハズご飯
アメリカ人のパートナーにおいしいご飯を作ってあげたいと思っても、
食文化の違いにとまどい、献立に頭を悩ませたことはない? 
このコーナーでは和の食材を意識しつつも、アメリカ人にも受け入れてもらえやすいメニューをご紹介
 
 
 
レンコン 

料理ができる男性は、素敵なだけでなく、すごくありがたい存在ですよね。うちの夫もキッチンに立つことは嫌いではなく、時々腕を振るってくれるのですが、そんな彼の自慢料理が、今回紹介するレシピ。イタリア移民が多いニューヨークのブルックリン出身の父から受け継いだそうです。カラフルなパプリカは目にも鮮やかでおいしく、トマトの酸味がソーセージの脂っぽさをさらりと中和してくれます。サイドにパスタを合わせても良いですが、私達が好きなのはコーンミールでできているポレンタ(Polenta)をソテーしたもの。ドライな質感のポレンタにトマト・ソースがよく絡みます。イタリアン・ソーセージは、日本にいたら私はきっと食べることがなかっただろうなという食材でしたが、ジューシーでまるまるとしていてアメリカに住むようになって大好きになりました。夫と一緒に料理するだいご味は、私ひとりでは開拓できなかった分野がどんどん広がってくれるということに尽きます!

 
 
 
材料 作り方
 

(5人分) 
イタリアン・ソーセージ5本
パール・オニオン(小玉ネギ)20個
ニンニク 3片
セロリ2本
ズッキーニ1本

小パプリカ(赤、黄、緑)

各1個
トマト缶1缶
塩・コショウ少々
イタリアン・シーズニング少々
ポレンタ適量

 

①深めのフライパンにオリーブ・オイルを入れ(分量外)、イタリアン・ソーセージをまるごと、表面がこんがりと色付くまで焼く。

②みじん切りにしたニンニクとパール・オニオンまるごと(ない場合は普通の玉ネギを食べやすい大きさに切る)を①に投入して軽く火が通ったら、ひと口大に切ったセロリ、ズッキーニ、小パプリカも追加して、さらに炒める。

③②に火が通ったら、トマト缶と塩・コショウ、イタリアン・シーズニングを入れて中弱火で20~30分ほど、野菜が軟らかくなるまで煮込む。

④別のフライパンで、好みの大きさに切ったポレンタをオリーブ・オイル(分量外)で焼く。弱火でゆっくりと表面を焦がすのがポイント!

⑤皿に③を盛り付けて焼き上がったポレンタを添え、あればフレッシュ・ローズマリーを飾りでき上がり。

 

chochoのお気に入り
料理が好きになると同時に興味が出てきたのが器です。洋服はもちろんキッチン雑貨や皿、ティーカップなど、かわいく素敵な品々に出合えるため、こまめにチェックする店がアンソロポロジー(www.anthropologie.com)。今回の料理で使った大皿もここで買いました。そしてこの写真のティー・カップとデザート・プレートも3年前に同店で購入。私の好みとツボをぎゅっと押さえたドリーム・セットとして、大切に愛用しています。紙カップ

ChoCho:
オレゴン州ポートランド在住。日本食=お寿司しか知らなかったアメリカ人の彼と、やっぱり和食がいちばん!な私が2005年に国際結婚。ふたり共おいしいと思える、純和風でも洋風でもない「うちの味」を目指して日々研究中。本誌で2009年3月号まで2年にわたり「いつもワインのある暮らし」を執筆
www.youmaga.com/restaurant/wine/)。