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ワンタンで簡単! ホタテのラビオリ風

2011年4月掲載
作ってあげたいハズご飯
アメリカ人のパートナーにおいしいご飯を作ってあげたいと思っても、
食文化の違いにとまどい、献立に頭を悩ませたことはない? 
このコーナーでは和の食材を意識しつつも、アメリカ人にも受け入れてもらえやすいメニューをご紹介
 
 
 
レンコン 

うちは夫婦そろってパスタ好き! パスタは、種類やソース、調理法を変えればワンパターンにならないので、毎日でも食べたいほどです。平らなパスタの中に詰め物がしてあるラビオリは、夫の好きなパスタ料理のひとつ。先日、料理番組を見ていたところ、ワンタンの皮を使ってラビオリを作るという画期的なアイデアを知り、早速いろいろな具材を使って、試行錯誤しています。今回紹介するのは「シーフードの具材で!」という夫のリクエストに応えて編み出した、ホタテとリコッタ・チーズのラビオリ。これに、あっさりした中にもバターのコクが生きた枝豆のソースを絡めました。つるつるっといけるおいしさで、「言われなければワンタンの皮だとは気付かないかもね」と、夫。パスタ料理ってついついヘビーになりがちですが、春先のランチにはこんな軽めのものが食べたくなります。枝豆の淡い緑色も春っぽく、まさに今の季節にぴったり! 食べる前からウキウキ気分です。

 
 
 
材料 作り方
 

(ラビオリ約24個分) 
ワンタンの皮1パック(約48枚)
冷凍枝豆(さや付きの状態で)7オンス
ホタテ 1/2パウンド
リコッタ・チーズ1/2カップ
白ワイン1/2カップ

バター

大さじ2
オリーブ・オイル適量
塩・コショウ適量

 

①ワンタンの皮を、丸いクッキー・カッター(なければグラスのふちなどで代用)でくり抜く。

②冷凍枝豆は、袋の表示より1、2分長く茹で、軟らかくする。冷めたらさやから出す。

③白ワインを小さめの鍋に入れて火にかける。沸騰したらホタテを入れて2、3分煮る。鍋の白ワインは捨てずにとっておく

④冷めた③を手で食べやすい大きさに割き、リコッタ・チーズと軽く混ぜ合わせる。

⑤①の中央に小さじ1杯分の④を載せ、少量の小麦粉を水(分量外)で溶いたものを皮のふちに塗る。ふたをするように皮をもう1枚上に被せ、つなぎ目をしっかりと指で押しながら閉じる。

⑥枝豆と③の白ワインをブレンダー(ミキサー)に入れ、なめらかなピューレ状にする。鍋に戻し、バターを追加し、弱火で煮詰めてソースを作る。

⑦フライパンに水と塩(分量外)を適宜入れ、沸騰させる。そこへ⑤をそっと入れて2、3分茹でる。

⑧お玉などですくい上げて皿に盛り付け、⑥をかける。好みでオリーブ・オイルと塩・コショウを振って、でき上がり。

 

chochoのお気に入り紙カップ

絞り袋と口金は、一般的にはお菓子作りの際に使用しますが、私は料理をする時にも使います。例えば、ソースを皿や料理にかける時。スプーンで載せるより、手間と時間はちょっとばかり掛かりますが、きれいで繊細な演出をしたい時には大活躍! さすがに平日は、時間があまりないため無理ですが、時間に余裕のある週末には、こうしてほんのひと手間掛けるようにしています。料理も盛り付けひとつでグンと表情が変わります。同じ料理でも、おいしそうに盛り付けられていれば食欲も増すというものです!

ChoCho:
オレゴン州ポートランド在住。日本食=お寿司しか知らなかったアメリカ人の彼と、やっぱり和食がいちばん!な私が2005年に国際結婚。ふたり共おいしいと思える、純和風でも洋風でもない「うちの味」を目指して日々研究中。本誌で2009年3月号まで2年にわたり「いつもワインのある暮らし」を執筆
www.youmaga.com/restaurant/wine/)。