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気分は小粋なヨーロピアン

ガウディー

(2009年3月)

タパスもいける、スペイン情緒あふれる空間

ラベンナ地区の静かな住宅街に佇む「Gaudi」は、スペイン・バルセロナ出身のシェフ、ジョアンさんとアメリカ人のジョーさん夫妻が経営する、本場のスペイン料理を気軽に楽しめるレストラン。

ブルーが印象的な扉を開けてすぐのところにあるのが、スペイン人の憩いの場“バル”を再現した空間。ここで楽しみたいのが、ワインを片手に味わうひと口サイズのタパス料理。中でもスペイン風オムレツとして知られる「Tortilla($2.60)」は、ジョアンさん自慢の品。卵とジャガイモ、ホウレン草、ニンニク、レッド・ペッパーが3層になった切り口が目にも鮮やか、食べ応えも十分。地方色豊かな自家製ソーセージは、ソーセージ・マシンまで自分で作ったというこだわりようだ。スペイン料理の締めで外せないのは、やはりパエリア(1人$19.50~)。サフラン・ライスの上にエビ、イカ、ムール貝やアサリなどの魚介類と色鮮やかな野菜類が盛られ、とてもにぎやかなひと皿。米の食感を残しつつも、中まで素材のうまみがたっぷり染み込んだサフラン・ライスは、噛めば噛むほど味わい深い。伝統的なスペイン・デザートも試してみよう。卵黄とシュガー・シロップだけで作る「Tocinitos($7)」は、とろけるような柔らかさだが、ようかんのような歯ごたえもある不思議な食感だ。スペイン・ワインやフルーツたっぷりの自家製サングリアなど、アルコールの種類も豊富。軽く1杯飲みたい時や、ちょっと小腹がすいた時ならバル風のカウンター、しっかりと食事を堪能したい時はダイニング・ルーム、それぞれのスタイルで気軽に楽しめる。

情熱的なフラメンコのリズムに乗って、伝統的なスペイン料理を堪能しよう。(取材・文 浅野紗知)


▲パエリアは2人前からオーダー可能

▲スペインのバルを再現したカウンター席

▲「Tortilla」(右)とバスク地方の伝統的なソーセージ「Chistorra($2.95)」


Gaudi
3410 NE 55th St., Seattle, WA 98105 TEL: 206-527-3400
営業時間:5:00 p.m.~10:00 p.m.(日曜~9:00 p.m.)
休み:火曜 ウェブサイト:www.gaudiseattle.com

ル・ピシェ

(2009年3月)

水色にペイントされた外観がオシャレな、ダウンタウンに位置するフレンチ・レストラン。朝8時から深夜までと1日を通して営業しているのでカジュアルに利用でき、11:00 a.m.~2:00 p.m.までの限定メニューにはサンドイッチ($6.50~)なども含まれる。日によっては、店内でライブ演奏が行われることもある。

Le Pichet
1933 1st Ave., Seattle, WA 98101 TEL: 206-256-1499
営業時間:8:00 a.m.~12:00 a.m.(金・土曜~2:00 a.m.)
休み:なし ウェブサイト:www.lepichetseattle.com
ウェブサイト:www.larsensbakery.com

(2009年3月時点の情報です)