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夏に食べたい日本の味、冷やし麺のある店

侍ヌードル

(2007年7月)

ツルツル・シコシコのピリ辛つけ麺

宇和島屋ビレッジの5th Ave.側に昨年10月オープンしたラーメン専門店。店を仕切る井澤亮さん、豊原鉄也さんは共に生粋の日本人だ。 「これからはラーメン! 絶対アメリカでも受け入れられる」との信念から、日本各地のラーメンを食べ歩いて独自の味にたどり着いたそう。

この季節は同店ならではの「つけ麺」がオススメ。冷水でしっかり締めた、太麺のコシがたまらない。ピリ辛の「Tetsu Max」($7)、激辛の「Tetsu Hell Fire」($7.50)、そしてカツオだしをベースにした優しい味の「Kanro」($5.95)の3つから選べる。中でも「Tetsu Hell Fire」は地獄炎さながらの辛さなので、挑戦する際は覚悟すべし。スープの湯気を吸い込んだだけでせき込むほど辛い。

「暑い季節には熱い麺が基本」という向きにはやはり、いちばん人気の豚骨ラーメン($5.95)だろう。井澤さんが表現するところの「細麺のゴソゴソした食感」を楽しみたいなら、硬ゆでのまま、熱いスープで麺が軟らかくなってしまう前にサッと食べ切るのがコツ。テーブルに用意された紅ショウガやすりゴマを散らして食べれば、ヤミツキ間違いなし。トッピングも豊富で、煮卵($1)、メンマ($1)、追加の青ネギ(50¢)やチャーシュー($2)など、組み合わせを変えれば毎日来ても飽きないほどのバリエーションだ。替玉($1.37)も注文できるが、ラーメンだけでは物足りない場合は、半チャーシュー丼が付いたランチ($9)もある。12個スタンプが貯まるとラーメン1杯が無料になるスタンプ・カードは必携だ。

20席に満たない店内は、ランチ・タイムや週末は表に行列ができるほど混雑するので、少々の待ち時間は覚悟しよう。日本人客が全体の約3割、その他アジア系が4割、そして残りの3割が白人だとか。日本のラーメンが白人社会にも根付き始めている証拠だろう。


▲ピリ辛のつけ麺「Tetsu Max」のスープは鶏ガラがベース。中にはたっぷりのチャーシューとメンマが入っている


▲夏季限定の「流氷ラーメン」($7.50)。カツオだしベースのスープに浮かんだ氷が涼しげ


▲豚骨ラーメンは紅ショウガをたっぷり入れて食べるのが本場九州流


Samurai Noodle
606 5th Ave. S., Seattle, WA 98104
TEL: 206-624-9321
営業時間:10:00 a.m.~8:30 p.m.(木~土曜~9:30 p.m.)
休み:なし

(2007年7月時点の情報です)