暑い夏のホーム・パーティー。我が家ではサングリアが飲み物の主役です。
サングリアは赤ワインにフルーツやスパイスを入れて、ほんのり甘くしたスペイン・アンダルシア地方の飲み物。もともとは、お祭りや親しい友人などを招くホーム・パーティーの時にみんなでガブガブ飲むために作っていたという、肩ひじ張らない気楽なドリンクです。冷やしてそのまま飲むのもオススメですが、お酒が弱い人ならソーダなどの炭酸で割ると飲みやすく、大まかに作ってもおいしくできるのが魅力的です。
先日、うちでパーティーをした時、おもてなし用にこのサングリアを作りました。暑い日によく冷えたサングリア。フルーツの甘味と赤ワインのしっかりしたタンニンが絶妙で、普段はアルコールは苦手という人も楽しんでくれたようです。
使用する赤ワインは、基本的にどんなものでも良いと思いますが、軽いものよりは、ある程度タンニンがしっかりしたもののほうがおいしくできるはずです。本場スペインでは、シグロを使って作ることが多いそうですが、お店で見付けられなかったので、今回はスペインの伝統的なワイン品種である、テンプラニーリョ種のレゼルバを使いました。このワインならしっかりとしたボディーがあるので、サングリアにぴったりです。私がサングリアを作る時は、やっぱりスペイン産ワイン! と決めていますが、カリフォルニア産のカベルネ・ソービニョンなんかで作っても合いそうな気がします。
作り方はまず、ワインを大きめのピッチャーに注ぎ入れます。そこへ皮付きのまま輪切りにしたオレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム(各半個ずつ)、皮をむいて輪切りにしたバナナ1本、シナモン・スティック1本、お好みでハチミツを入れて静かに混ぜ、冷蔵庫でひと晩寝かせればでき上がり! これがいつも私が作るサングリアの基本レシピですが、そのほかにリンゴやチェリー、ピーチなんかを入れてもおいしいです。「これが絶対!」というレシピはないので、自分好みの味を探して、いろいろ試すのも楽しいですよね。
暑い夏に、みんなで集まってワイワイにぎやかに飲むのにぴったりなサングリア。きりりと冷えたものをどうぞ!
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