ピンクが映えるスパークリング・ワイン

早いもので、2008年ももう残すところ後少しですね。今年もおいしいワインを心ゆくまで楽しめた1年でした。これから年を重ねていっても、ずっとワインを楽しんでいきたいので、私は必ず週に1度は休肝日を設けています。お酒はほどほどに、細～く長～くたしなむのがいちばんです。
さて、今月はそのラベルのキュートさに目を引かれて購入した、オレゴン産のロゼ・スパークリング・ワインをご紹介します。ロゼなので、もちろんその色はかわいいピンク色。そして、ラベルもおなじくピンク色！　この、鮮やかなラベルは、売場でもかなり目立っていました。
このワインは、私がワインを選ぶ時に信頼している「Zupan’s」のワイン売場の店員さんイチオシのワインだったのです。ホリデー・シーズンだし、スパークリング・ワインが飲みたいな～と物色していたところ、「ここのワイナリーはまだ新しいワイナリーだけど、味は100％保証！」との力強いコメントを発見したのでした。
このワイナリー「Ecosse」は、スコットランド系の家族が手掛ける、ウィラメット・バレーにあるワイナリーです。ちなみに“Ecosse”とは、フランス語でスコットランドという意味だそうです。スパークリング・ワインへの思い入れがとても深いようで、本場フランスのシャンパン醸造法を忠実に取り入れ、おいしいスパークリング・ワインを生産しています。確かに、その泡立ちの細やかさやクリスピー感は、フランスのシャンパンを思わせます。
スイートなピンク色の液体とは裏腹に、さっぱりとしたキレのある味わい。梨のアロマがものすごく芳醇で、上質なスパークリング・ワインだな、って感じさせてくれます。ロゼ・スパークリングと言うと、思いっきり女性好みの甘ったるい飲み物を想像される方もいるかもしれませんが、こんなにシャープで洗練された味わいなら、男性でも楽しめるのではないでしょうか。
この時期、忘年会や新年会で人気者になること間違いなしの1本。華やかなパーティー・シーンで、ぜひお試しくださいね！
今年1年、私のつぶやきのようなワイン話にお付き合いいただき、ありがとうございました。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。