■生活にもっと緑を! 庭やベランダが綺麗で気持ちよくなるコツを、ノースウエスト園芸部長こと小杉晶子さんに教えてもらいます。小杉さんについて »
「あ、やられた!」ウサギ、リス、アライグマ対策
(2021年7月)
リスやウサギにアライグマ、かわいい小動物ですが、畑では厄介者です。
レタスなどの葉物を育てると、ウサギの食べ放題食堂と化して、一体、誰のために育てているのか分からないくらいです。せっかく赤い実のなったイチゴも「明日、収穫するかなー」と1日待っていると、ちゃんと次の朝、無くなっていて「やられたー」と悔しい思いをします。
ここ数年、うちの近所のウサギ人口(?)が爆発しているようで、そろそろ防御策が必要になってきました。ワイヤーをぐるっと畑の周りに囲むだけでも結構防御できます。郊外に住む方は、これに加えて鹿も出てくるので大変ですね。
レタス、イチゴ、ケールはウサギにほとんど食べられてしまいました。どうやら、ニンジン、ズッキーニ、青ネギ、リークは嫌いらしいので、多めに植えるようにしています。果物の木は、鳥に狙われることも多いですよね。私の家では、サクランボとブルーベリーの実が鳥に人気のようで、ネットを被せています。
以前、仕事で紅葉の剪定をしていた時、木の根元に何やらチューチューという鳴き声が聞こえてました。「リスかな?」と思ったら、なんと小さい穴からウサギの赤ちゃんがどんどん出てきてびっくりした経験があります。ここ数年、シアトル市内にもかなり繁殖している感じがしますね。これから増え過ぎると、何か市が対策をするのか…。自然との共は難しいですね。
▲ウサギ対策ネットは高さ40~50cmあれば十分。
▲ 電気フェンスの張られたUWの畑。
▲ アライグマはゴミやドッグフードの方が好み。
▲鹿の防御には、ワイヤーネットが一番。
▲ ウサギが増えた結果、街にコヨーテも増えました。
▲ 電気ショックのネズミ捕り(部長の経験上、効果ゼロ)。
▲バネ式のネズミ捕り器。
なるべく薬を使わず野菜を守りたいですね。意外と効果があるのがバネ式のネズミ捕り器にピーナッツバターを塗ったもの。園芸部長は「こんなコントみたいなので捕れる?」と思いつつ仕掛けると、大きなラットを11匹捕獲したそうです。
サウスシアトル・コミュニティー・カレッジで園芸学の学位を取得。現在は、剪定家として庭園や個人の庭の手入れを行う。趣味はバードウォッチング。
コメントを書く