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室内で簡単に育てられる植物カランコエ

生活にもっと緑を! 庭やベランダが綺麗で気持ちよくなるコツを、ノースウエスト園芸部長こと小杉晶子さんに教えてもらいます。小杉さんについて » 

室内で簡単に育てられる植物カランコエ

(2022年2月)

暗黒の冬真っただ中のノースウエストですね。空は灰色だし、針葉樹の暗い影が冬の暗さを演出しています。

このモノクロの時期、私は色が恋しくなります。ついついスーパーで買い物ついでに、横っちょで売られている華やかな色のお花の鉢を買い、そして枯らすことを何度もしています。私も室内植物初心者です。でも、その中で、いまだに生き続けるお花があります。それが、カランコエ。きっとスーパーで見かけたことがあると思います。肉厚な葉っぱに養分や水分を貯め込む多肉植物です。赤・黄色・オレンジなど華やかな色を見ると、つい手に取ってしまいます。

いつもお花を枯らしてしまう方、これいいですよ。ほとんどお手入れがいりません。乾燥に強いので、結構ほったらかしでも枯れないでいてくれます。できれば日の当たる窓辺がいいですが、日が当たりにくい窓辺でもなかなか生き抜いてくれるのです。私も室内植物はよく枯らしますが、カランコエはもう10年以上になるでしょう。

春先に大きく咲いた後は半分ぐらい切り戻します。大きくしたくなければ、1/3ぐらい切ってもいいでしょう。大きくしたいならどんどん大きい鉢に植え替えてください。機嫌良く、たくさんのお花を咲かせるでしょう。暖かくなったら、外で寄せ植えにしても元気に育ちます。

ノースウエストの冬もあと少し。カランコエで気持ちも少し明るくなりますよ。


カランコエ
▲ 色とりどりのカランコエ
一重や八重など種類が豊富
▲さまざまなカランコエ。ピンク、赤、黄、白、オレンジと華やかな色があり、お花も一重や八重など種類が豊富です。
 肥料
▲たまに、肥料を挿しましょう。
園芸部長宅のカランコエ
▲ 園芸部長宅のカランコエ。あまり日当たりが良くない窓辺でも花が咲きます。店で売られている時は肥料で大きかった葉も、長年育てるうちにだんだんと小さくなっていきます。
切り戻し
▲伸び過ぎたら思い切って根元から5センチくらいまでを切り戻します。


カランコエは全草(花、葉、茎、根など全て)に毒があります。小さいお子さんや犬や猫などのペットが口にしないよう、気を付けてあげてください。

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●文・小杉晶子

サウスシアトル・コミュニティー・カレッジで園芸学の学位を取得。現在は、剪定家として庭園や個人の庭の手入れを行う。趣味はバードウォッチング。

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