■生活にもっと緑を! 庭やベランダが綺麗で気持ちよくなるコツを、ノースウエスト園芸部長こと小杉晶子さんに教えてもらいます。小杉さんについて »
(2023年11月)
雨の季節になってきましたね。外は寒く、お庭でガーデニングという気分にもならないノースウエストの11月。お部屋にお花が欲しいなぁと思い、アフリカン・バイオレットを初めて買ってみました。そう、あのスーパーのお花屋さんによく置いてある、小さいスミレのようなお花です。可憐で「すぐ枯れそう」と育てたことがありませんでした。
以前は、どぎついピンクとちょっと陰気な紫色が好みでないので、育ててみようという気になりませんでした。最近は、薄い桃色の花だったり、白と紫の混じった色合いだったりと、かわいらしい色も出てきています。
切り花以外で、室内でお花を咲かせるのはとても難しいですよね。窓際に置いておくと、あら、結構ずっと咲いています。花柄をどんどん摘んでゆけば、また小さい花芽が出てきて、かわいらしく咲いていてくれました。冬はなかなかお花が見られないので、とてもうれしい気分になりますね。2、3カ月咲いて、季節が変わり、忙しくなってすっかり存在を忘れていた時期もありました。お花は終わってしまっていましたが、葉っぱはなんとなくまだ元気そう。あら、横に子株? だからお花をつけなかったのかもしれませんね。株分けして、液肥もやって、次のお花の時期を待っています。
意外と強いアフリカン・バイオレット。雨の音を聞きながら、静かに育ててみませんか。
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▲小さい株が出てきたら株分けしてください。株分けをしないと、花が咲きにくくなります。
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▲終わった花柄をどんどん取ると、新しい花がつきやすくなります。
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▲少しづつ品種改良され、さまざまな色の花があります。
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▲アフリカン・バイオレットの日本名はセントポーリア。花びらがフリルになっている品種もあります。
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▲落ち葉も見事にきれいで写真に映えます。
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アフリカン・バイオレットの土は、水はけのよいサボテン用の土を使います。窓辺の少し日が当たる場所が適してますが、暗いなら電気スタンドなどを利用しても良いです。数週間に一度ぐらいの間隔で、液肥をやってみてください。
サウスシアトル・コミュニティー・カレッジで園芸学の学位を取得。現在は、剪定家として庭園や個人の庭の手入れを行う。趣味はバードウォッチング。