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アメリカのコンタクトレンズの最新事情を教えてください |
< 回答者|眼科医 クリスティン・リフィック・ジェイコブさん>
今回は、アメリカでのコンタクト事情をお話しすることで、少しでも皆さまの日常生活にお役に立てればと思います。まず、コンタクトレンズを購入いただくまでのことをお話ししましょう。購入いただくには、度付き、度なしに関係なく、ドクターの処方箋が必要です。Optometry(検眼医)かOphthalmologist(眼科医)に検眼をしてもらい、度数、レンズのサイズ、カーブなどが記載された処方箋をもらうことになります。
記載外のコンタクト・レンズを、ドクターの許可なく購入することはできないのでご注意ください。また、日付が2年以内のものであれば、日本の処方箋によってコンタクトレンズを購入することができます。ただし、アメリカで取り扱っているものに限定されますので、前もって確認することをお勧めします。
最近人気のあるコンタクトレンズに「Acuvue Oasys」という製品があります。米国労働安全衛生研究所(National Institute of Occupational Safety and Health)によると、コンピューターを1日2時間以上使用する人のうち、約88%の人がコンピューター・ビジョン・シンドロームと診断されているそうです。これは、長時間にわたるコンピューターの使用で、瞬きをする回数が少なくなり、目が充血したり乾燥することにより、目に痛みを覚える症状のことをいいます。患者さんの中で、時々目が熱くなったりズキズキ痛くなるという症状を訴える方がいらっしゃいますが、これも典型的な症状のひとつです。
「Acuvue Oasys」は、そういう方達のために開発された、Senofilcon Aという新しいシリコン・ハイドロゲル素材の、酸素の透過性が優れたレンズとなっています。こちらのレンズは使い捨てタイプで、最長4週間まで使用できるそうです(個人差あり)。コンタクトレンズの購入を考えておられる人は、1度試してみると良いかもしれません。そのほか、コンタクトレンズにもさまざまな種類がありますので、詳しくは専門家にお問い合わせください。
(2008年7月)
眼科医 クリスティン・リフィック・ジェイコブさん
1993年にワシントン州のワシントン大学を卒業後、オレゴン州のフォレスト・グローブ大学にて検眼医の資格を2001年に取得。2004年9月から、ベルビューのクロスロード・モール内にあるパリミキ・クロスロード店で開業。日本人スタッフの通訳も常勤している。
Kristine Liffick Jacob, OD Optometric Physician
TEL:425-590-9303
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