第2週 手作りローションには気をつけて! 日本ではオリジナルのローション作りが流行中とか。これは一見手軽でおもしろそうだし、やり始めたらハマるのもわかります。手作りローションの材料としては、豆乳が相変わらず人気。女性ホルモンによく似た“大豆イソフラボン”がムダ毛を抑えると言われているからです。大豆イソフラボンそのものを配合する人もいるとか。ふーむ。アメリカではサプリメントとして手軽に買える大豆イソフラボンも、日本では結構高いんですけどね。 でもね、手作りローションには落とし穴もたくさんあるんです! ひとつは防腐性。腐ったものを肌につけてたなんてことになったら大変ですよ。それから、刺激やアレルギー。例えば、レモンなんてビタミンCいっぱいで肌に良さそうな気がするけれど、直接つけると刺激が強いし、レモンに含まれるオイルと紫外線の組み合わせはシミの原因にもなりかねません。エッセンス・オイルも、アレルギーを起こしたり光に当たるとシミができるものが結構多いので要注意。良かれと思ってしたことで悪い影響が出ては、泣くに泣けません。 また、入れるものの組み合わせによっては、ローションの中で思わぬ相互作用を起こすことがあります。例えば、豆乳もニガリももてはやされている成分ですが、このふたつを一緒に入れたら……お豆腐ができちゃいます(笑)。成分の(食べ物としてではなく)肌に対する安全性、防腐に必要なアルコールの濃度、肌に負担をかけないpH(酸やアルカリの強さ)、そして成分同士の相互作用。どれかひとつでも自信のないことがあるなら、市販品を使ったほうが安全。ムダ毛を抑えるローションならアメリカで売ってますしね。それでもやってみたいという人は、インターネットで検索して失敗談もチェックしてからお試しを。 次回は、日本で話題の成分、コエンザイムQ10を配合した化粧品をご紹介します。 |
コメントを書く