第2週 アメリカのヘアカラー選び基礎知識 髪の色を明るくするには脱色力、元の髪に含まれない色合いを出したいなら染色力が必要。ブリーチは脱色だけ、ヘアマニキュアは染色だけをします。ヘアカラーはふたつの作用を併せ持っていますが、それぞれの力の程度によって、黒髪向きのものと白髪向きのものの違いが出てきます。 アメリカでは、脱色作用がごく弱いヘアカラーがヘアマニキュアみたいな目的で使われています。だから、脱色作用があってもなくても「ヘアカラー」という名前。選び方を間違えると、「全然明るくならない~」ということになってしまいます。着眼点は、パッケージに書いてあるヘアカラーの分類。色もちの長さによって、レベルI 、 II 、IIIがあります。 I はシャンプーで簡単に落ちるもの。 II はヘアマニキュア程度のもちで、脱色力はほとんどないもの。III はしっかり色合いを変えるものです。髪色を明るくしたい場合は、脱色力のないI や II ではダメ。?を選びましょう。L ‘Orealの「Feria」は 明るい色合いが豊富に揃っていて、黒髪向きです。感触重視という人なら、パサつかない仕上がりに重点を置いたL’Orealの「Color Spa」やClairolの「Hydrience」がいいかも。 色もちは短くても、髪に負担を掛けずに暗く染められればいいなら、レベル II が使えます。Clairolの「Natural Instinct」などがメジャー。しっかり染めるにはレベルIII の製品を選びます。ただし、暗い色を脱色して茶色にする黒髪用の設計の製品だと、白髪は茶色に染まりません。パッケージにある色見本の一番明るい髪色がどのくらい染まっているかをチェックしましょう。明るい髪色が暗く染まるものなら白髪にも色が入るということです。白髪の染まりを重視するなら、Clairolの「Nice’n Easy」が色を選びやすく、しかもお手ごろ価格。L ‘Orealの「Excellence」は、5番以上の色番なら白髪もよく染まりますし、アッシュ系や暖色系といった色合いのバラエティーも揃っています。染める前後に使う専用トリートメントまで付いた充実度もポイント。 次回は、髪を染める時のオキテとコツについてお話します。
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