第2週 頑固な汚れを落とすのに役立つおすすめグッズ料理の後にこまめに拭き取っていても、揚げ物なんかをすると油は意外に広く飛び散ります。ふと気付くと、壁や換気扇の周りに黄色っぽくねっとりした固まりが付着していることがありますよね。電子レンジの中なども、いつのまにか結構汚れてるし。油は、時間が経つとくっつき合って性質が変わり、落ちにくくなります。しかも、この変化は熱が加わると余計に起こりやすくなる。はぁ~、キッチンの宿命とも言うべき汚れですね。 こういう汚れには、さらさらした油を水になじませるだけの中性洗剤ではちょっと力不足。しっかり絡まり合った油をほぐすために、溶剤やアルカリが必要になってきます。Formula 409 Daily Kitchen Cleaner Deep CleaningとかPine-Sol All Purpose Cleaner And Disinfectantというのを試してみましょう。 「食べ物を扱うキッチンに強い洗剤は使いたくない」という方もいるかと思います。それなら、重曹(ベーキング・パウダー)を水に溶かしたものか、アンモニア水をキッチン・ペーパーに染み込ませ、湿布のように汚れに貼り付けて油汚れをゆるませてから、中性洗剤で掃除するという手もあります。ただ、専用の洗剤ほどのパワーはないような気がしますが。 洗剤以外でナナコがオススメするのは、日本でもブームになったメラミン・スポンジ。軽く湿らせて消しゴムのように汚れをこすり落とすもので、アメリカではMr. Clean Magic Eraserという名前で売られています。こすると表面処理がはがれてしまう素材や凹凸の多い場所には不向きですが、タイルの壁やホーローのレンジ周辺、カウンターの表面、キッチンに置いている冷蔵庫やトースターの外側など、たまにこれでお掃除すると、面白いほどピカピカになります。油の固まった汚れだけじゃなく、レンジの焦げ付きなんかもよく落ちます。 レンジの五徳や受け皿など、外して洗える部品の油汚れは、食器洗い機にお任せしちゃうという方法もありますね。パワーだけでお掃除するのは疲れちゃいます。笑顔をキープするために(?)、いろんな手を駆使してなるべく楽チンに済ませましょう。 次回は、アメリカのキッチンならではのお掃除について。 |
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