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山田幸子さん:2003 Sea Gal

 
ノースウエストで活動するグループや活躍している人にフォーカスしてお届けするこのコーナー。
今回は、Seattle Seahawksのチアリーダー “Sea Gal” となった山田幸子さんをご紹介します。
▲晴れ舞台となるシーホークス・スタジアムで仲間と一緒に(左から3人目)写真提供:Seattle Seahawks

ファンへの心遣いが見えるシーホークス
Sea Galsの一員となってからは週2回、6:30 p.m.~10:00 p.m.過ぎまで、カークランドで練習をしていますが、別の日にシーホークス・スタジアムで練習したり、プロモーション活動やチャリティー・イベントに出ることもあります。

プレ・シーズン・マッチが始まりましたが、私が踊るのはホームの試合だけなので、シーズンを通しても10試合程度です。プレーオフに出場すればもちろんもっとあるけれど、それにはチームに勝ち進んでもらわないと。シーホークスに対して持っているイメージは“上品”と“ファンへの心遣いがあるチーム”。日本からホームページをよく覗いていたのですが、更新は早いし、内容も濃く、ファンを大切にしていると感じました。それが私がシーホークスに興味を持った理由のひとつでもあります。

“シアトルと言えばマリナーズ”という印象が強いのですが、先日プレ・シーズン・ゲームで実際にファンの人達が集まっているのを見て「やっぱりNFL! マリナーズまではいかないけれど、シーホークスだって人気あるんじゃない」って。あの大きなスタジアムが人で埋まるのかと思うとそれだけで緊張しちゃいますが、6万人以上の前で踊れることは、日本ではほとんどないことなのでうれしいです。NFLのチームという風格も感じます。

早く一人前のSea Galになりたい
Sea Galsはみんな良い人達で、英語がよく聞き取れない時には誰かが必ずフォローしてくれます。良いメンバーやスタッフに恵まれ「シーホークスを選んでよかった」と思う反面、今は助けられてばかりで半人前という気持ちです。新しいことを吸収して、早く一人前になりたいです。

日本では“手足が長くて小顔”が美の基準のようなところがありますが、アメリカの基準はそれだけじゃない。背の低い私にはそれが魅力のひとつでもあります。ビジュアルの良さは大切ですが、内面がステキでこそチアリーダー。どちらが欠けてもチアとは言えません。そして私達の仕事は、踊ることを通してファンと一体となってチームを応援し、高いレベルのパフォーマンスを提供することだと思っています。

オーディションに落ちたり、辛いこともたくさん経験してきましたが、その悔しさと“やりたい”という気持ちをバネにここまで来ました。“諦めずに続けること”って難しいですが、頑張っていればいつか周りの人もそれを認めてくれ、時には力を貸してくれたりもします。今の私があるのも多くの人の支えがあったからと感謝しています。

山田幸子さん
2003 Sea Gal 山田幸子さん
東京都出身。日本では世界規模のチア&ダンス団体の選抜チームや日本最高峰アメフト・リーグ『X League』のチアとして活躍。’03年5月、SeahawksのチアリーダーSea Galsのオーディションに合格し、渡米。ベルビュー在住。

【Seattle Seahawks / Sea Gals 】
『シーホークス・スタジアム』を拠点とするNFLプロ・アメフト・チームSeattle Seahawksの専属チアリーダー達がSea Gals。全28名が4組のスクワッド(チーム)を構成して、試合を盛り上げる。
Seattle Seahawks / 11220 NE 53rd St., Kirkland, WA 1-888-635-4295
ウェブサイト:www.seahawks.com