シアトルやポートランドで活躍する方々に人生の転機についてインタビュー
■ 広告・ビデオの制作会社マインドフル・プラネットのプロデューサーとして活躍する一方、日本人で唯一のイーレン気功の認定講師でもあるエリコさん。さまざまな顔を持つエリコさんに転機を伺いました。(2019年2月)
早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、コピーライターを経て渡米。ニューヨーク大学ジャーナリズム大学院卒。在米ジャーナリストとして活動する傍ら、HMRトラウマ解消療法などさまざまなヒーリングメソッドを習得。近著は『キラキラ輝く人になる』(ナチュラルスピリット)。Web: mindfulplanet.com/bioenergytraining.com
– 医療への失望がヒーリングへの入り口
大学卒業後、コピーライターになりました。広告賞を受賞したこともありましたが、もっと直接的な方法で自分の言いたいことを言えるようになりたかったことや、流行最先端の街への憧れもあり、ニューヨークの大学院でジャーナリズムを学ぶために渡米。渡米は転機の一つです。
それまでスピリチュアル系には興味がなかったのですが、友人の紹介で、ニューヨークのスピリチュアル系の集まりや、超能力や宇宙人を真面目に研究する学会に出向くようになり、いくつかのヒーリングを習い始めました。最初は、「離れて暮らす子どもが風邪をひいたとき、遠隔ヒーリングで治せないかな」くらいの軽い気持ちだったんです。そのうちに会う人たちから「あなたと天が金の光でつながっている」、「この会の出席者であなたの超能力が一番強い」「今、第三の目を使ったでしょ?」などとよく言われるようになりました。
卒業後、仕事としては主に『東京新聞』や『AERA』に記事を書いたり、『NHKスペシャル』や『クローズアップ現代』などのドキュメンタリー番組の取材やリサーチをしたりしていました。医療や環境問題を扱うことが多く、製薬会社で薬の副作用が隠されていく過程を知るうちに現代医療に失望。それでヒーリングや代替医療に関心が向くようになったんです。
ジャーナリストの肩書きのおかげで、著名なセラピストや研究者に会えることもありました。さまざまなヒーリングを調べ、エネルギーヒーリングや気功など、興味のあるメソッドを習い、中でもネイティブアメリカンのヒーリングや哲学は、日本で何冊か本を出しました。
– 面白くてハマったイーレン気功のすごさ
2000年代に入るとコーネル大学日本研究科の4年生と大学院生向けに上級日本語や情報研究について教鞭を執るようになり、その後、ワシントン大学から同じようなポストがあると誘われ、シアトルに来ました。ここで出会ったのがイーレン気功です。この気功を開発したソン博士は、元ワシントン大学の細胞遺伝子学者でもあり、科学的な視点も持っています。イーレン気功をすると体の機能が高まって、体調はよくなるし、免疫も強くなるんです。今までさまざまなメソッドを習得してきた私ですが「これは面白い」とのめり込み、日本人として初めてイーレン気功の講師資格を取りました。
16年にヒーラーとして開業。開業した理由の一つは尊敬する先生方から「ヒーラー体質」「才能がある」と開業をすすめられたことです。特技を生かした社会貢献のようなものでしょうか。それにジャーナリストは、社会の悪いことに焦点を当てるのが仕事で、悪いエネルギーに引き込まれてしまうんです。だから社会問題を突つくことにだんだん情熱を傾けられなくなって…。もっと良いことを強調することで社会を良くしたくなったんです。
私にできるのは、心と体に癒しが起こる状態を作ること。来た人の話を聞き、解決させたいことや状況に応じてヒーリングを行います。トラウマの解消や心の壁を壊すことはいつでもできますから、ここで良い波動のためのチューニングをして、人生の可能性を広げてほしいです。
▲ ライヤーヒーリングの様子。HMRトラウマ解消療法、エネルギーヒーリング、マントラヒーリング、気功、瞑想、呼吸法なども行います。
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