スターバックス、タリーズ、シアトルズベストなど世界的に有名なコーヒー・チェーンを生んだシアトルには、さまざまな個性を持つローカル・カフェ、コーヒーショップがたくさんある。朝早くから開いている店も多いので、朝ご飯にも。
ザイゲスト・コーヒー
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ダウンタウン・シアトルのカフェ
■アンカーヘッドコーヒー
Anchorhead Coffee
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・G6-黄①)
コールドブリューコーヒーで有名。場所はショッピング・モールのパシフィックプレイスの隣のブロック。詳細はページ下の記事へ
1600 7th Ave. #105, Seattle
URL: https://anchorheadcoffee.com
営業時間:6:30am~6:00pm 休み:なし
■フォンテ・コーヒー・ロースターカフェ
Fonté Coffee Roaster Café
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・I4-黄②)
ブレックファストやサンドイッチなどの軽食も楽しめるおしゃれなカフェ。シアトル美術館の向かいにあり、コンサート・ホールのベナロヤ・ホール、パイクプレイス・マーケットからも近い。
1321 1st Ave., Seattle TEL:206-777-6193
URL: https://www.fontecafe.com/
営業時間: 月~木7:00am~3:00pm、金~日7:00am~5:00pm 休み:なし
■カフェ・ラドロ
CAFFE Ladro
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・H7-黄③)
シアトルを代表する人気のカフェのひとつ。パシフィック・プレイスのすぐ近く。
801 Pine St., Seattle TEL:206-405-1950
URL: www.caffeladro.com
営業時間:7:00am~3:00pm
休み:なし
※ シアトル美術館隣のUnion St. & 1st Ave. やクイーンアン、キャピトル・ヒルにも店舗あり。
■ストーリービル・コーヒー
Storyville Coffee
(パイクプレイス・マーケット拡大図・黄④)
落ち着いた雰囲気の店内で評判の高いコーヒーが味わえるカフェ。オーガニック素材を使用したパンなどもおすすめ。Pike St.から八百屋脇の階段を上る。
94 Pike St. #34, Seattle TEL:206-780-5777
URL: https://storyville.com/
営業時間:月~木7:59am~3:00pm、金~日7:59am~5:00pm
休み:なし
ベルタウンのカフェ
■ムーア・コーヒー
Moore Coffee
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・G4)
築100年以上で国家歴史登録財に指定の建物に入るカフェ。こじんまりとした店内では、ワッフルなど朝食も提供している。
1930 2nd Ave., Seattle TEL:206-883-7044
URL: www.moorecoffeeshop.com
営業時間:木金7:30am~3:30pm、土8:00am~3:30pm、日8:00am~3:00pm
休み:月~水
■アップタウン・エスプレッソ Uptown Espresso
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・C8)
1984年オープンのカフェ。カップに「ホーム・オブ・ザ・ベルベッド」と書かれているとおり、ベルベットのようななめらかなミルクの泡が特徴。
2504 4th Ave., Seattle TEL:206-441-1084
URL: https://uptownespresso.com/
営業時間:毎日6:00am~5:00pm
休み:なし
キャピトル・ヒルのカフェ
■カフェ・ビータ
Caffe Vita
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・I 11-黄⑤)
手作業にこだわって焙煎するコーヒーは、深みがある濃い目の味で、通好みと評判。ベストなコーヒーを作るため、信頼関係を築いたサステイナブルなコーヒー農園から直接仕入れ、1995年からシアトルにて独自のロースターを用いて焙煎している。 多くの飲食店に豆を卸している店。ストリートカーのBroadsay & E. Pine St. 駅からすぐ。
1005 E. Pike St., Seattle TEL:206-709-4440
URL: www.caffevita.com
営業時間:毎日7:00am~7:00pm
■ビクトローラ・コーヒーロースターズ
Victrola Coffee Roasters
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・H9-黄⑥)
店併設の工場でコーヒー豆を焙煎。
310 E. Pike St., Seattle TEL:206-624-1725
URL: www.victrolacoffee.com
営業時間: 6:30am~6:00pm、土日7:00am~6:00pm
休み:なし
パイオニア・スクエアのカフェ
■チェリーストリート・コーヒーハウス
Cherry Street Coffee House
シアトルで20年以上続くカフェによる店。ペルシャ湾地域の影響を受けたスタイルの朝食、ランチメニューもある。
700 1st Ave, Seattle
URL: https://www.cherryst.com/
営業時間: 7:00am-7:00pm(土日8:00am-)
休み:なし
■カフェ・アンブリア
Caffè Umbria
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・L3-黄⑨)
オクシデンタル・スクエア付近にあるイタリア風の老舗カフェ。夏はテラス席もある。
320 Occidental Ave. S., Seattle
TEL:206-624-5847
URL: https://caffeumbria.com/
月~金7:00am~5:00pm、土7:00am~4:00pm、日8:00am~4:00pm
休み:なし
■エルム・コーヒー・ロースターズ
Elm Coffee Roasters
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・L3-黄⑩)
少量生産された世界各地の豆を店内で焙煎。内装がオシャレ。
240 2nd Ave. S., Seattle TEL:206-445-7808
URL: https://elmcoffeeroasters.com/pages/pioneersquare
月・水~土8:00am~3:00pm
休み:日火
■ザイゲスト・コーヒー
Zeitgeist Coffee
(シアトル・ダウンタウン観光マップ・L3)
かなり広くてレトロな雰囲気。アムトラックのキングストリート駅近く。
171 S. Jackson St.,Seattle TEL:206-583-0497
URL: https://www.zeitgeistcoffee.com/
営業時間: 月~土7:00am~1:00pm、日8:00am~1:00pm
休み:なし
インターナショナル・ディストリクトのカフェ
■パナマホテル・ティー&コーヒーハウス
Panama Hotel Tea & Coffee House
(シアトル・ダウンタウンマップ ・M5-黄⑪)
戦前、日本移民のホテルだった建物に入るカフェ。小説『あの日パナマホテルで』の舞台で、国宝(national treasure)に指定されており、地元日系人の歴史を感じられる場所。
607 S. Main St., Seattle TEL:206-515-4000
URL: www.panamahotelseattle.net/panama-tea-coffee
営業時間: 毎日9:00am~4:00pm
休み:なし
シアトルにあるこだわりのロースタリーによるカフェ
シアトルに最近オープンした、こだわりのロースタリーによるおすすめカフェ(4店舗)を紹介。(※ライトハウス2022年10月号特集「コーヒーに夢中。」より、価格などの情報は2022年10月時点のもの)
Hagen Coffee Roasters
エリア|クイーンアン
スカンジナビア風カフェHagenのクイーンアン店。同店の2人のQ Grader (コーヒー評価の国際資格を持つ人)が認めた上質な豆を各国から仕入れ、店内でローストしています。ラテやエスプレッソは季節によって配合を変えるオリジナルブレンド豆を使用。ポアオーバーはシングルオリジンの豆の風味が堪能できます。店内で焼くペイストリーも人気。
■Hagen Coffee Roasters
場所:800 5th Ave. N., Seattle(地図)
ウェブサイト:https://www.hagencoffeeroasters.com/
Armistice Coffee Roaster
エリア|パイクプレイス・マーケット
パイクプレイス・マーケットの近くに、昨年、3店目を出したArmistice。シアトルの有名カフェで経験を積んだオーナーのレベッカさん自らが豆をローストしています。メキシコ、ホンジュラス、ブラジルなど、数カ国の豆をブレンドしたコーヒーを味わうなら「Americano」がおすすめ。モダンな中にグリーンが映えるカフェは、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
■Armistice Coffee Roaster
場所:1914 1st Ave., Seattle(地図)
ウェブサイト:https://armisticecoffeeco.com/
Fuel Coffee & Books
エリア|モントレイク
2020年にオーナーが代わり、併せてコーヒー豆も刷新したFuel Coffee。同店でぜひ飲んでほしいのが「Kyotobot Iced Coffee」です。日本のオージ社の水出しコーヒー器(写真右端)に、プログラマーであるオーナーの夫が「Kyotobot」という水滴を管理する機械を自作して取り付け。これにより、まろやかでおいしいアイスコーヒーが常に楽しめます。
■Fuel Coffee & Books
場所:2300 24th Ave. E., Seattle(地図)
ウェブサイト:https://www.fuelcoffeeseattle.com/
Hello Em
2021年にオープンしたベトナム系カフェのHello Emでは、ロブスタ種という豆をオーナーの親戚が経営するベトナムの農園から直接仕入れ、店内で毎日ローストしています。ベトナムコーヒー「Ca Phe Sua da」をはじめ、焦がしたエッグクリームが香ばしい「Ca Phe Brulee」など、他のカフェとは一味違うコーヒーを提供。軽食にはバインミーをどうぞ。
■Hello Em
場所:1227 S Weller St., Seattle(地図)
ウェブサイト:https://www.instagram.com/hello.em_coffee
居心地のいいシアトルのカフェ
ミスター・ウエスト・カフェバー
Mr. West Cafe Bar
ダウンタウン
使い勝手が良過ぎて、ついつい長居…
▲観葉植物がそこかしこに配置され、癒されます。店内では雑貨、観葉植物やワインも販売。写真:Andrea Coen
マドロナでこじんまりとしたワインバーを経営していたヘンリーさんとソニさん夫妻が、もっと多くの人をおもてなししてみたいと、ダウンタウン・シアトルに開いたカフェ。デザイナーでもあるソニさんが考えた、どの席からも窓が見えるレイアウトのおかげで、店内は明るくて開放的な雰囲気です。コーヒーのおいしさもさることながら、ヘンリーさんが厳選したワインなどのアルコールも楽しめるのも魅力。食事も飲み物もハイクオリティかつバラエティに富んでいて、いつ誰と行っても、つい長居してしまいそうです。
■ミスター・ウエスト・カフェバー
場所:720 Olive Way, Seattle(地図)
TEL:206-900-9378
営業時間:月~金7:00am-6:00pm(土日8:00am-3:00pm)
Wi-fi:あり
ウェブサイト:https://mrwestcafebar.com/
アンカーヘッド・コーヒー
Anchorhead Coffee
ダウンタウン・シアトル
実力派ロースタリーのカフェ
▲ダークな色調の店内は、なんだかとても落ち着きます。ソファー席やPCで作業がしやすいテーブルもあり。
2013年にロースタリーとして始まったAnchorhead Coffee。コーヒーフェストのAmerica’s Best Espresso部門で優勝経験のある実力派ロースタリーが2016年にダウンタウン・シアトルで始めたカフェです。「ここではお客さんに心のバリアを解いてほしいんだ」とオーナーのジェイクさん。店内はアンティーク調の椅子やソファーが配置され、温かみのある雰囲気です。名物のコールドブリューコーヒーは、余計な苦み、雑味、酸味が無くスッキリした逸品なので、まだの人はぜひ体験してみて。
■アンカーヘッド・コーヒー
場所:1600 7th Ave. #105, Seattle(地図)
TEL:206-963-6237
営業時間:毎日6:30am-6:00pm
Wi-fi:あり
ウェブサイト:www.anchorheadcoffee.com
プリザーブ・アンド・ギャザー
Preserve and Gather
グリーンウッド
自家製ペイストリーでほっとするブランチ・タイムを
▲リビングルームをイメージさせるかわいらしい店内は、教会のベンチをリメイクした黄色い椅子がアクセントになっています。おいしそうなペイストリーがズラリと並んで、どれも頼みたくなってしまいます。
地元カフェで働くうちに意気投合した2人の女性がクラウドファンディングのKickstarterで開店資金の4分の1を調達し、2016年11月に立ち上げた店。ほぼ手製というインテリアは、女子好みのポップな色使いが特徴的です。朝食や軽いランチにぴったりのヘルシーメニューが充実し、ペイストリ―はもちろん、ジャムやピクルス、ヨーグルトまで自家製。チョコレートやキャラメルのソースも手作りで、他店とはひと味違うエスプレッソドリンクが楽しめます。
■プリザーブ・アンド・ギャザー
場所:358 NW. 85th St., Seattle(地図)
TEL:206-403-1149
営業時間:毎日8:00am-3:00pm
Wi-fi:なし
ウェブサイト:www.preserveandgather.com
サードウェーブコーヒーとは?
サードウェーブコーヒーとは、2000年以降にアメリカを中心に話題をさらったコーヒー界の流行のこと。諸説ありますが、主な特徴は
①シングルオリジン(単一品種のコーヒー豆のみを使用する)
②豆本来の個性やフルーティーさを味わえる浅煎りの豊かな酸味
③生産者とロースターの間に卸会社などを挟まないダイレクトトレード
の3点です。ちなみに、コーヒーが庶民に普及し、大量生産大量消費が始まった1970年頃までの流行はファーストウェーブ、スターバックス(1971年創業)に代表される深煎りコーヒーや、コーヒーにフレーバーを加え、コーヒーのおいしさを追求するようになった1970年〜90年代頃までの流行はセカンドウェーブと呼ばれています。さらに「ニトロコーヒー」など科学的なコーヒー抽出方法などに重点を置いたフォースウェーブの到来も囁かれており、これからの動向にますます目が離せません。
スペシャルティーコーヒーとは?
スペシャルティーコーヒーとは、全米スペシャルティーコーヒー協会(SCAA)によるコーヒーのテイスティング評価で、、SCAA 認定のコーヒーテイスターなどによって、100点満点中80点以上と評価されたコーヒーのことを指します。最適な標高、最適なケア、最適な収穫タイミングなど全ての要素が揃って完成する、風味が際立った素晴らしいコーヒーなのです。また、スペシャルティーコーヒーとして定義されるには、生産から流通までの全ての過程が追跡できるか、自然環境を尊重し、生産者に適切な労働環境と賃金を提供しているか、高品質のものには適正な対価を支払っているかなど、人と自然に対しサステナブルな方法で生産されていることも重要視されています。この特集では、生産地にこだわったおいしい豆を焙煎するロースタリーを紹介しているので、ぜひ一度その風味を試してみてください。
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